第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
  なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間(2020年4月1日から2020年9月30日)においては、世界的な新型コロナウイルス感染症の流行とその対策により深刻な景気停滞に直面しました。足元では、感染拡大抑制と経済活動の維持を両立すべく世界各国で段階的に経済活動が再開され緩やかな回復の兆しがみられますが、欧米における新型コロナウイルス感染症の再拡大、および米中貿易摩擦問題の長期化による影響も懸念され、経済の回復見通しは不透明な状況が継続しています。
 当社グループの主力事業を取り巻く環境は、無機化学事業においては、新型コロナウイルス感染症の影響により、特に自動車及び建築用途向けの酸化チタン需要が当初想定以上に落ち込み、同用途向けを中心に酸化チタンは販売減となり、また高機能・高付加価値製品についても、自動車関連向けなどが販売減となりました。一方、有機化学事業においては、農作物栽培への同影響が限定的に留まり、主力の農薬の販売は海外向けが順調に推移しました。
 この結果、当第2四半期連結累計期間の連結業績は、売上高487億円(前年同期比32億円減)、営業利益2億円(前年同期比24億円減)、経常利益2千万円(前年同期比18億円減)、特別損失に2020年10月9日発表のバイオ医薬品HVJ-E開発事業からの撤退による損失7億円を計上し親会社株主に帰属する四半期純損失11億円(前年同期は4億円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。

 

事業の種類別セグメントの状況は次のとおりであります。

 

(無機化学事業)

酸化チタンは、新型コロナウイルス感染症の拡大により、国内外ともに自動車及び建築関連を中心に販売が大幅に減少し、売上高は168億円(前年同期比34億円減)となりました。
 機能材料は、5G関連の電子部品向け材料の販売は堅調に推移したものの、自動車関連の需要が大幅に減少し、売上高は48億円(前年同期比7億円減)となりました。
 損益面では、酸化チタンの販売数量の減少とこれに伴う操業調整による固定費負担増に加えて、原料チタン鉱石価格の高止まりなどにより、販売、原価の両面から収益を圧迫しました。
 この結果、無機化学事業の売上高は216億円(前年同期比42億円減)、営業利益は2億円(前年同期比24億円減)となりました。
 

(有機化学事業)

農薬の国内販売は、かんしょの作付け減少による影響などで前年同期をやや下回りました。
 海外販売は、欧州で流通在庫の改善に加えて新型コロナウイルス感染症による供給不安から製品の早期確保の動きがあり、殺菌剤を中心に前年同期を上回るペースで販売が推移しました。また欧州での適用作物の拡大などにより需要が旺盛な殺虫剤は引き続き堅調に推移しました。

農薬以外では、動物薬の売上高が前年同期をやや上回りました。
  この結果、有機化学事業の売上高は251億円(前年同期比7億円増)、営業利益は11億円(前年同期並み)となりました。
 

(その他の事業)

売上高は19億円(前年同期比2億円増)、営業利益は1億円(前年同期並み)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて81億円減少し1,642億円となりました。流動資産は71億円減少し1,032億円となりました。これは現金及び預金が33億円、受取手形及び売掛金が12億円、たな卸資産が11億円、その他流動資産が12億円減少したことなどによるものです。固定資産は、10億円減少し610億円となりました。これは、有形固定資産が11億円減少したことなどによるものです。

負債については、前連結会計年度末に比べて60億円減少し896億円となりました。これは、支払手形及び買掛金が23億円、長短借入金・社債が43億円減少したことなどによるものです。

純資産については、前連結会計年度末と比べて21億円減少し745億円となりました。これは、利益剰余金や為替換算調整勘定が減少したことなどによるものです。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて33億円減少し、当第2四半期連結会計期間末における残高は175億円となりました。

当第2四半期連結累計期間における各活動のキャッシュ・フローのうち主なものは、次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純損失が11億円(前年同期は14億円の税金等調整前四半期純利益)となり、減価償却費及びその他の償却費の調整、売上債権の減少、たな卸資産の減少などが仕入債務の減少などを上回り、43億円の収入(前年同期比18億円の収入減)となりました。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得などで20億円の支出(前年同期比1億円の支出減)となりました。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払や借入金の返済を進めるなどで56億円の支出(前年同期比17億円の支出増)となりました。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は4,417百万円であります。

なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。