第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 当社は、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用環境や企業収益の改善により緩やかな景気回復基調で推移したものの、米中貿易摩擦をはじめとした通商問題による海外経済の不確実性や為替の変動など、先行き不透明な状況が続きました。

このような状況のもと当社グループにおきましては、「中期経営計画(2018年3月期~2020年3月期)」の主題である「事業収益力の向上」と「新規事業の創出」を推進し、さらなる企業価値の向上に取り組んでおります。

 

 ①財政状態

 当第3四半期連結会計期間末の総資産は、ゾエティス・ジャパン株式会社プラントヘルス事業の買収により無形

固定資産が増加する一方で、現金及び預金や受取手形及び売掛金が減少したことなどにより、前連結会計年度末に

比べ81億4千4百万円減少し、2,113億1千3百万円となりました。

 負債につきましては、借入金が減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ53億3千2百万円減少し、693

億2千3百万円となりました。

 また、純資産は前連結会計年度末に比べ28億1千1百万円減少し、1,419億8千9百万円となりました。この結

果、当第3四半期連結会計期間末の自己資本比率は65.8%となりました。

 

 ②経営成績

 当第3四半期連結累計期間は、化学品事業において価格改定を実施したものの、原燃料価格の上昇の影響を受けたこと、また農業化学品事業において、原材料調達の遅れなどに伴う生産の遅れにより、第4四半期への販売ずれ込みが発生したことなどにより、売上高は1,010億6千2百万円(前年同期比2.7%増)、営業利益は19億3千6百万円(前年同期比40.7%減)となりました。

 経常利益は、当社持分法適用関連会社Novus International, Inc.の減益などにより、39億6百万円(前年同期比27.0%減)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は、28億7千5百万円(前年同期比16.5%減)となりました。

 セグメントの業績は次のとおりです。

 

[化学品事業]

カセイソーダ・感熱紙用顕色剤および医薬品添加剤「NISSO HPC」が堅調に推移したことにより、当累計期間の売上高は313億2千6百万円(前年同期比6.3%増)となりました。

[農業化学品事業]

殺菌剤「パンチョ」・除草剤「ナブ」の輸出向けが堅調に推移したものの、原材料調達の遅れなどに伴う生産の遅れにより、殺虫剤「モスピラン」の輸出向け販売が第4四半期へ大幅にずれ込んだことなどにより、当累計期間の売上高は247億3百万円(前年同期比5.1%減)となりました。

[商社事業]

各種無機・有機薬品が堅調に推移したことにより、当累計期間の売上高は277億5千8百万円(前年同期比8.0%増)となりました。

[運輸倉庫事業]

運送業および倉庫業が堅調に推移したことにより、当累計期間の売上高は32億1千2百万円(前年同期比4.9%増)となりました。

[建設事業]

プラント建設工事の減少により、当累計期間の売上高は83億4千2百万円(前年同期比1.9%減)となりました。

[その他]

当累計期間の売上高は57億1千9百万円(前年同期比2.2%増)となりました。

 

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

  当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

(3)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、44億6千2百万円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当社は、2018年10月8日に、持分法適用会社である力菱ファインケミカル有限会社(以下「力菱」)の持分譲渡契

約を締結し、当社出資持分の全てを上海群力化工有限公司に譲渡いたしました。

 

1. 持分譲渡の理由

 当社は2012年の出資を機に、力菱を、農薬関連製品をはじめとするファインケミカル製品の製造拠点と位置づけ、

競争力のある安定した供給体制構築を目指してまいりましたが、生産体制の再構築を含む競争力強化に向けた取り組

みの中で、力菱の当社出資持分は上海群力化工有限公司に譲渡するのが望ましいと判断いたしました。

 

2. 異動した持分法適用関連会社の概要

 (1)名称        力菱ファインケミカル有限会社(中国名:常熟力菱精細化工有限公司)

 (2)事業内容      農薬中間体・原体、その他ファインケミカル中間体の製造

 (3)当社持分比率    19.5%

 

3. 譲渡先の名称

 上海群力化工有限公司

 

4. 譲渡の内容

 (1)譲渡価額      101.99万米国ドル

 (2)譲渡に伴う損失   88百万円

 (3)譲渡後の持分比率  0%