第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用環境や個人消費の改善により緩やかな景気回復基調で推移したものの、米中貿易摩擦をはじめとした通商問題による海外経済の不確実性や為替の変動など、先行き不透明な状況が続きました。

 このような状況のもと当社グループにおきましては、「中期経営計画(2018年3月期~2020年3月期)」の主題である「事業収益力の向上」と「新規事業の創出」を推進し、さらなる企業価値の向上に取り組んでおります。

 

①財政状態

 当第2四半期連結会計期間末の総資産は、たな卸資産が増加したものの、受取手形及び売掛金が減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ102億2千3百万円減少し、2,059億8千9百万円となりました。

 負債につきましては、支払手形及び買掛金が減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ98億4千1百万円減少し、614億5千4百万円となりました。

 また、純資産は前連結会計年度末に比べ3億8千2百万円減少し、1,445億3千4百万円となりました。これは、株主資本が親会社株主に帰属する四半期純利益の計上などにより7億8千1百万円増加する一方、その他の包括利益累計額が海外子会社等に関する為替換算調整勘定が円高の進行に伴い減少したことなどにより11億1千万円減少したためであります。この結果、当第2四半期連結会計期間末の自己資本比率は68.7%となりました。

 

②経営成績

 当第2四半期連結累計期間は、農業化学品事業において研究開発費・委託試験費が増加したものの、建設事業におけるプラント建設工事の増加などにより、売上高は676億円(前年同期比2.0%増)、営業利益は20億3千万円(前年同期比9.1%増)となりました。

 経常利益は、為替レートが円高に推移した影響や、当社持分法適用関連会社Novus International, Inc.の減益などにより24億5千4百万円(前年同期比27.6%減)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は、16億8千4百万円(前年同期比31.9%減)となりました。

 セグメントの業績は次のとおりです。

 

[化学品事業]

 化学品事業におきましては、二次電池材料の販売を開始したものの、工業薬品および医薬品・工業用殺菌剤の販売が減少しました。また、原燃料価格の上昇の影響を受けました。

 この結果、当累計期間の売上高は201億5千2百万円(前年同期並み)、営業利益は12億8千7百万円(前年同期比10.0%増)となりました。

 工業薬品は、カセイソーダおよび青化ソーダが減少したことにより、減収となりました。

 化成品は、特殊イソシアネートが減少したものの、二次電池材料の販売を開始したことなどにより、増収となりました。

 機能材料は、KrFフォトレジスト材料「VPポリマー」が減少したものの、樹脂添加剤「NISSO-PB」が増加したことにより、増収となりました。

 エコケア製品は、前年並みとなりました。

 医薬品・工業用殺菌剤は、医薬品添加剤「NISSO HPC」および工業用殺菌剤の減少により、減収となりました。

 

[農業化学品事業]

 農業化学品事業におきましては、殺虫剤「モスピラン」の輸出向けの増加や、前年に買収したゾエティス・ジャパン株式会社プラントヘルス事業(殺虫剤「グリンガード」・殺菌剤「アグリマイシン」)が収益に寄与したものの、殺菌剤「トップジンM」などの輸出向けが減少しました。また、新規農薬の開発や既存製品の適用拡大に伴う研究開発費・委託試験費が増加しました。

 この結果、当累計期間の売上高は155億9千1百万円(前年同期比1.7%減)、営業損失は12億8千3百万円(前年同期は5億2千2百万円の営業損失)となりました。

 殺菌剤は、「トップジンM」の輸出向けの減少により、減収となりました。

 殺虫剤・殺ダニ剤は、殺虫剤「モスピラン」の輸出向けおよび殺虫剤「グリンガード」が増加し、増収となりました。

 除草剤は、「ナブ」の輸出向けおよび「コンクルード」が減少したことにより、減収となりました

 

[商社事業]

 ウレタン原料および無機薬品の減少により、当累計期間の売上高は177億4百万円(前年同期比4.8%減)、営業利益は3億4千4百万円(前年同期並み)となりました。

 

[運輸倉庫事業]

 倉庫業が堅調に推移したことにより、当累計期間の売上高は21億4千4百万円(前年同期並み)、営業利益は2億5千6百万円(前年同期比4.3%増)となりました。

 

[建設事業]

 プラント建設工事の増加により、当累計期間の売上高は84億3千2百万円(前年同期比50.1%増)、営業利益は8億6千2百万円(前年同期比326.2%増)となりました。

 

[その他]

 当累計期間の売上高は35億7千4百万円(前年同期比6.0%減)、営業利益は2億7千8百万円(前年同期比19.7%増)となりました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ5億6千3百万円増加し、170億9千9百万円となりました。

 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは、80億7千3百万円の収入(前年同期は92億3千万円の収入)となりました。これは主として、税金等調整前四半期純利益22億8千5百万円(非キャッシュ項目である持分法による投資利益3億8千7百万円を含む)に加え、売上債権の減少による収入143億7千7百万円などによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは、46億7千7百万円の支出(前年同期は106億7千3百万円の支出)となり

ました。これは主として有形固定資産の取得による支出によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは、25億7千3百万円の支出(前年同期は37億8千万円の支出)となりまし

た。これは主として、借入金の減少による支出や配当金の支払によるものであります。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、29億4千7百万円であります。

 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は、締結等はありません。