当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的流行に伴う経済活動の停滞により景気が悪化し、先行き不透明な状況が続きました。
このような状況のもと、当社グループにおきましては、長期経営ビジョン(2021年3月期〜2030年3月期)および中期経営計画(2021年3月期~2023年3月期)を策定し、企業価値の向上に向けた諸施策に全力で取り組んでおります。
①財政状態
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、たな卸資産が増加したものの、受取手形及び売掛金が減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ38億1千7百万円減少し、2,067億3千8百万円となりました。
負債につきましては、支払手形及び買掛金が減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ8億5千4百万円減少し、652億6千1百万円となりました。
また、純資産は前連結会計年度末に比べ29億6千2百万円減少し、1,414億7千7百万円となりました。この結果、当第2四半期連結会計期間末の自己資本比率は66.9%となりました。
②経営成績
当第2四半期連結累計期間は、化学品事業および商社事業において販売が減少するとともに、建設事業においてプラント建設工事が減少したものの、農業化学品事業において輸出向け販売が伸長したことなどにより、売上高は616億1千4百万円(前年同期比8.9%減)、営業利益は33億6千1百万円(前年同期比65.5%増)、経常利益は37億2千1百万円(前年同期比51.6%増)となりました。
親会社株主に帰属する四半期純利益は、「カセイカリおよび周辺事業の構造改革実施」(2020年8月4日開示)による影響を、関連する製造設備(固定資産)の減損損失として計上したことにより、21億2千3百万円(前年同期比26.1%増)となりました。
セグメントの業績は次のとおりです。
[化学品事業]
工業薬品や化成品の減少により、当累計期間の売上高は176億8百万円(前年同期比12.6%減)、営業利益は9億6千3百万円(前年同期比25.2%減)となりました。
工業薬品は、カセイソーダが減少したことにより、減収となりました。
化成品は、二次電池材料や特殊イソシアネートが減少したことにより、減収となりました。
機能材料は、KrFフォトレジスト材料「VPポリマー」が増加したものの、樹脂添加剤「NISSO-PB」が減少したことにより、前年並みとなりました。
エコケア製品は、水処理剤「日曹ハイクロン」が減少したことにより、減収となりました。
医薬品・工業用殺菌剤は、医薬品添加剤「NISSO HPC」の増加により、増収となりました。
[農業化学品事業]
殺虫剤「モスピラン」の輸出向けが伸長しました。また、新規農薬の開発に伴う研究開発費・委託試験費が減少しました。
この結果、当累計期間の売上高は180億4千4百万円(前年同期比15.7%増)、営業利益は5億9千2百万円(前年同期は12億8千3百万円の営業損失)となりました。
殺菌剤は、「トリフミン」および「トップジンM」の輸出向けの増加や、「ベフラン」の増加により、増収となりました。
殺虫剤・殺ダニ剤は、殺虫剤「モスピラン」の輸出向けが伸長し、増収となりました。
除草剤は、「コンクルード」が増加したことにより、増収となりました。
[商社事業]
各種無機・有機薬品およびウレタン原料などの減少により、当累計期間の売上高は151億1千5百万円(前年同期比14.6%減)、営業利益は3億4千5百万円(前年同期並み)となりました。
[運輸倉庫事業]
運送業は減少したものの、倉庫業が堅調に推移したことにより、当累計期間の売上高は21億4千5百万円(前年同期並み)、営業利益は3億5千5百万円(前年同期比38.4%増)となりました。
[建設事業]
プラント建設工事の減少により、当累計期間の売上高は47億9千6百万円(前年同期比43.1%減)、営業利益は6億1千6百万円(前年同期比28.5%減)となりました。
[その他]
当累計期間の売上高は39億3百万円(前年同期比9.2%増)、営業利益は2億9千9百万円(前年同期比7.5%増)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ12億2千4百万円減少し、159億7千5百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、76億2千万円の収入(前年同期は80億7千3百万円の収入)となりました。これは主として、税金等調整前四半期純利益22億3千2百万円(非キャッシュ項目である持分法による投資利益2億4千6百万円を含む)に加え、売上債権の減少による収入96億5千万円などによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、69億6千2百万円の支出(前年同期は46億7千7百万円の支出)となり
ました。これは主として有形固定資産や投資有価証券の取得による支出によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、18億9千1百万円の支出(前年同期は25億7千3百万円の支出)となりました。これは主として、自己株式の取得や配当金の支払などによるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、24億9千3百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、以下の進捗がありましたので報告いたします。
[農業化学品事業]
広範囲の病害に有効な殺菌剤「イプフルフェノキン(NF-180)」のグローバルな開発が順調に推移しており、2020年7月14日に国内登録認可に至りました。今後は欧米をはじめとする海外各国での登録が予定されています。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は、締結等はありません。