当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的流行に伴う経済活動の停滞により景気が悪化し、先行き不透明な状況が続きました。
このような状況のもと、当社グループにおきましては、長期経営ビジョン(2021年3月期〜2030年3月期)および中期経営計画(2021年3月期~2023年3月期)を策定し、企業価値の向上に向けた諸施策に全力で取り組んでおります。
①財政状態
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、受取手形及び売掛金が減少したものの、たな卸資産や建設仮勘定が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ72億4千3百万円増加し、2,177億9千9百万円となりました。
負債につきましては、賞与引当金が減少したものの、借入金が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ107億2百万円増加し、768億1千9百万円となりました。
また、純資産は前連結会計年度末に比べ34億5千9百万円減少し、1,409億8千万円となりました。この結果、当第3四半期連結会計期間末の自己資本比率は63.3%となりました。
②経営成績
当第3四半期連結累計期間は、化学品事業および商社事業において販売が減少するとともに、建設事業においてプラント建設工事が減少したものの、農業化学品事業において輸出向け販売が堅調に推移したことなどにより、売上高は930億4千9百万円(前年同期比10.1%減)、営業利益は49億4百万円(前年同期比59.9%増)、経常利益は55億4百万円(前年同期比35.0%増)となりました。
親会社株主に帰属する四半期純利益は、カセイカリおよび周辺事業の構造改革に伴う減損損失、ならびに化成品に関連する一部設備(固定資産)の減損損失を計上したことなどにより、21億4千1百万円(前年同期比24.7%減)となりました。
セグメントの業績は次のとおりです。
[化学品事業]
医薬品添加剤「NISSO HPC」が増加したものの、工業薬品や化成品の減少などにより、当累計期間の売上高は268億9百万円(前年同期比11.0%減)となりました。
[農業化学品事業]
殺虫剤「モスピラン」および除草剤「コンクルード」が増加したこと、また2020年10月より新規殺ダニ剤「ダニオーテ」の販売を開始したことなどにより、当累計期間の売上高は273億5百万円(前年同期比4.3%増)となりました。
[商社事業]
各種無機・有機薬品およびウレタン原料などの減少により、当累計期間の売上高は235億9千7百万円(前年同期比11.2%減)となりました。
[運輸倉庫事業]
倉庫業が堅調に推移したものの、運送業が減少したことにより、当累計期間の売上高は31億9百万円(前年同期比1.5%減)となりました。
[建設事業]
プラント建設工事の減少により、当累計期間の売上高は61億8千3百万円(前年同期比48.8%減)となりました。
[その他]
当累計期間の売上高は60億4千3百万円(前年同期比11.2%増)となりました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、38億5千4百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、以下の進捗がありましたので報告いたします。
[農業化学品事業]
広範囲の病害に有効な殺菌剤「イプフルフェノキン(NF-180)」のグローバルな開発が順調に推移しており、2020年7月14日に国内登録認可に至りました。今後は欧米をはじめとする海外各国での登録が予定されています。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は、締結等はありません。