第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項について重要な変更はありません。
  なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 業績の状況

 

当第3四半期連結累計期間(平成28年4月1日~平成28年12月31日)のわが国経済は、政府や日銀の財政・金融緩和を背景に、雇用・所得環境は緩やかな回復基調が続きましたが、英国のEU離脱問題や米国大統領選挙の影響等により為替や株価が大きく変動する等、景気の先行きは依然として不透明な状況で推移しました。

このような情勢下、当社グループの連結業績は、売上高については、ナフサ等の原燃料価格の下落に伴う石油化学製品の価格下落や円高による輸出販売価格の下落等により、5,133億97百万円と前年同期に比べ583億48百万円(10.2%)の減収となりました。営業利益については、販売数量増に加え、原燃料安を背景とした交易条件の改善等により714億69百万円と前年同期に比べ231億83百万円(48.0%)の増益となりました。経常利益については、754億76百万円と前年同期に比べ269億47百万円(55.5%)の増益となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益については、518億48百万円と前年同期に比べ216億10百万円(71.5%)の増益となりました。

 

セグメントの業績は、次のとおりであります。

 

 

石 油 化 学 事 業

 

エチレン、キュメン等のオレフィン製品は、定修年による生産量減少に伴い、出荷が減少いたしました。また、ナフサ価格等の下落を反映して製品価格は下落いたしました。

ポリエチレン樹脂は、ナフサ価格の下落を反映して国内製品価格は下落いたしました。クロロプレンゴム及びクロロスルホン化ポリエチレンは、海外需要が堅調なことから出荷は増加しましたが、円高に伴い輸出価格は下落いたしました。

この結果、売上高は前年同期に比べ296億15百万円(20.6%)減少し1,143億80百万円となりましたが、営業利益は交易条件の改善により、前年同期に比べ35億5百万円(35.3%)増加し134億40百万円となりました。

 

ク ロ ル ・ ア ル カ リ 事 業

 

苛性ソーダの国内製品価格については緩やかに下落し、輸出価格も円高に伴い下落いたしました。塩化ビニルモノマー及び塩化ビニル樹脂は、出荷は堅調に推移しましたが、ナフサ価格の下落及び円高の影響により製品価格は下落いたしました。

セメントは、需要減退の影響により国内出荷は減少しましたが、輸出は増加いたしました。

ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)は、出荷が増加したものの円高の影響により輸出価格は下落いたしました。

この結果、売上高は前年同期に比べ206億97百万円(9.7%)減少し1,926億41百万円となりましたが、営業利益は交易条件の改善により、前年同期に比べ177億44百万円(172.3%)増加し280億43百万円となりました。

 

 

機 能 商 品 事 業

 

エチレンアミンは、円高及び海外市況の軟化により製品価格は下落いたしました。

計測関連商品は、液体クロマトグラフィー用充填剤の出荷が増加いたしました。診断関連商品は、体外診断用医薬品の出荷が増加いたしました。

ハイシリカゼオライトは、自動車排ガス触媒用途の出荷が増加いたしました。ジルコニアは、歯科材料用途の出荷が増加いたしました。

この結果、売上高は前年同期に比べ83億33百万円(6.4%)減少し1,226億76百万円となりましたが、営業利益は前年同期に比べ10億84百万円(4.3%)増加し264億57百万円となりました。

 

エ ン ジ ニ ア リ ン グ 事 業

 

水処理事業においては、国内では電力分野や電子産業向けプラントが低調だったことにより売上高は減少いたしました。海外では各地域で全般的に増収となったことにより売上高は増加いたしました。

建設子会社の売上高は減少いたしました。

この結果、売上高は前年同期に比べ9億19百万円(1.7%)増加し544億72百万円となり、営業利益は前年同期に比べ8億96百万円(112.2%)増加し16億95百万円となりました。

 

そ の 他 事 業

 

商社等その他事業会社の売上高は低調に推移いたしました。

この結果、売上高は前年同期に比べ6億20百万円(2.1%)減少し292億26百万円となり、営業利益は前年同期に比べ47百万円(2.5%)減少し18億32百万円となりました。

 

(2) 財政状態の分析

 

総資産は、受取手形及び売掛金の増加等により、前連結会計年度末に比べ223億13百万円増加し7,570億83百万円となりました。

負債は、有利子負債の減少等により、前連結会計年度末に比べ189億85百万円減少し、3,420億60百万円となりました。

 

純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等により、前連結会計年度末に比べ412億98百万円増加し、4,150億22百万円となりました。

 

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

 

当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

 

(4) 研究開発活動

 

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は約105億円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

 

(5) 主要な設備

 

前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設等のうち、当第3四半期連結累計期間に完了したものは次のとおりであります。

 

重要な設備の新設

会社名

事業所名

(所在地)

セグメント

の名称

設備の内容

完了年月

完成後の

増加能力

トーソー・アドバンスド・マテリアルズSdn.Bhd.

(マレーシア国
トレンガヌ州)

機能商品

ハイシリカ
ゼオライト
製造設備

平成28年
11月

生産能力40%増