当第1四半期連結累計期間において、有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項について重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
総資産は、現金及び預金の増加等により、前連結会計年度末に比べ250億円増加し9,116億円となりました。
負債は、短期借入金の増加等により、前連結会計年度末に比べ403億円増加し3,173億円となりました。
純資産は、配当金の支払等により、前連結会計年度末に比べ153億円減少し5,944億円となりました。
当第1四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年6月30日)のわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により経済・社会活動が制限され、個人消費や輸出の急速な減少、雇用情勢に加えて設備投資も弱含みとなるなど、景気は急速に悪化しました。世界経済についても、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により急激に景気は後退しており、その収束時期が想定できない中、世界的な景気低迷の長期化が懸念されております。
このような情勢下、当社グループの連結業績については、売上高は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う世界的な需要収縮とそれによるナフサや海外製品市況の急落の影響を受け、1,565億円と前年同期に比べ363億円(18.8%)の減収となりました。営業損益は、販売量の減少及び販売価格の下落が原燃料安の影響を上回ったことでの交易条件の悪化に加え、定修による生産量の減少や固定費増加等の影響を大きく受ける期間でもあることから、9億円の損失と前年同期に比べ171億円の減益となりました。経常損益は、為替差損の縮小はあったものの5億円の損失と前年同期に比べ159億円の減益となり、親会社株主に帰属する四半期純損益については、20億円の損失と前年同期に比べ111億円の減益となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
石 油 化 学 事 業
エチレン、プロピレン等のオレフィン製品は、定修による生産量の減少に加え、キュメンを中心に新型コロナウイルス感染症拡大の影響による需要減少に伴い出荷が減少いたしました。また、ナフサ等の原燃料価格及び海外製品市況の下落により、製品価格が下落いたしました。
ポリエチレン樹脂は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による需要減少に伴い、国内輸出ともに出荷が減少いたしました。また、ナフサ価格の下落を反映して製品価格は下落いたしました。クロロプレンゴムは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による需要減少に伴い、アジア向けを中心に輸出が減少いたしました。
この結果、売上高は、前年同期に比べ188億円(44.6%)減少し234億円となり、営業損益は、幅広い製品の出荷減少に加え、オレフィン製品を中心に販売価格の下落が原燃料安の影響を上回ったことによる交易条件の悪化やナフサ等原料価格下落による製品受払差の悪化により、前年同期に比べ60億円減少し31億円の損失となりました。
ク ロ ル ・ ア ル カ リ 事 業
苛性ソーダは、生産量の増加に伴い輸出を中心に出荷が増加いたしました。また、海外市況の下落を反映し製品価格が下落いたしました。塩化ビニルモノマーは、生産量の増加に伴い出荷が増加いたしました。塩化ビニル樹脂は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による需要減少に伴い、国内輸出ともに出荷が減少いたしました。また、ナフサ価格及び海外市況の下落を反映し、塩ビ製品の製品価格は下落いたしました。
セメントは、内需が低調に推移し出荷が減少いたしました。
ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による生産量の減少や需要不振に伴い、国内輸出ともに出荷が減少いたしました。また、海外市況の下落を反映し製品価格が下落いたしました。ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)系硬化剤は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による需要減少に伴い、国内輸出ともに出荷が減少いたしました。
この結果、売上高は前年同期に比べ147億円(20.3%)減少し575億円となり、営業損益は、ウレタン原料や塩ビ樹脂の出荷減の他、販売価格の下落が原燃料安の影響を上回ったことによる交易条件の悪化により、前年同期に比べ84億円減少し49億円の損失となりました。
機 能 商 品 事 業
エチレンアミンは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による需要減少に伴い、国内輸出ともに出荷が減少いたしました。
計測関連商品は、欧米向けを中心に液体クロマトグラフィー用充填剤の出荷が増加いたしました。診断関連商品は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による需要減少に伴い、欧米及び中国向けで体外診断用医薬品の出荷が減少いたしました。
ハイシリカゼオライトは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による需要減少に伴い、自動車排ガス触媒用途を中心に出荷が減少いたしました。ジルコニアは、装飾品用途での出荷が増加いたしました。石英ガラスは、堅調な半導体市場に支えられおおむね前年同期並みの出荷となりました。電解二酸化マンガンは、乾電池用途を中心に輸出が減少いたしました。
この結果、売上高は、前年同期に比べ19億円(4.2%)減少し447億円となり、営業利益は、主に新型コロナウイルス感染症拡大による販売数量減少の影響により、前年同期に比べ20億円(28.5%)減少し49億円となりました。
エ ン ジ ニ ア リ ン グ 事 業
水処理事業は、電子産業分野において一部のメンテナンス工事で実施時期の延期がみられたほか、半導体関連の大型プロジェクトの工事進捗が本格化していないことなどから、大型案件の売上計上があった前年同期と比較して、売上高が減少いたしました。
建設子会社の売上高は増加いたしました。
この結果、売上高は、前年同期に比べ0億円(0.1%)減少し210億円となり、営業利益は、水処理事業において受注環境等の影響で利益率が低下したこと等により、前年同期に比べ7億円(31.1%)減少し16億円となりました。
そ の 他 事 業
商社等その他事業会社の売上高は減少いたしました。
この結果、売上高は前年同期に比べ8億円(7.6%)減少し100億円となり、営業利益は前年同期に比べ0億円(3.0%)減少し6億円となりました。
当第1四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は約48億円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。