第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項について重要な変更はありません。
  なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 財政状態の状況

 

総資産は、現金及び預金の増加等により、前連結会計年度末に比べ599億円増加し9,465億円となりました。

負債は、短期借入金の増加等により、前連結会計年度末に比べ476億円増加し3,245億円となりました。

純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等により、前連結会計年度末に比べ123億円増加し6,220億円となりました。

 

(2) 経営成績の状況

 

 当第3四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年12月31日)のわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により経済・社会活動が制限され、内外需要が急速に冷え込みました。夏以降徐々に経済活動が上向く動きが見られましたが、昨年末から全国各地で再び感染者が急増する等、景気の見通しは引き続き不透明な状況となりました。世界経済においても、欧州を中心に感染力の高い変異種が確認される等、新型コロナウイルス感染症の猛威が依然として衰えを見せず、世界各国の社会・経済に甚大な被害をもたらしており、景気低迷の長期化が懸念される状況となっております。

 このような情勢下、当社グループの連結業績については、売上高は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う世界的な需要収縮とそれによるナフサや海外製品市況の下落の影響で、5,166億円と前年同期に比べ751億円(12.7%)の減収となりました。営業利益は、販売量の減少や原料価格下落による製品受払差の悪化により、506億円と前年同期に比べ152億円(23.1%)の減益となりました。経常利益は、受取保険金の減少により512億円と前年同期に比べ189億円(26.9%)の減益となり、親会社株主に帰属する四半期純利益については、345億円と前年同期に比べ117億円(25.4%)の減益となりました。

 

セグメント別の業績は、次のとおりであります。

 

石 油 化 学 事 業

 

 プロピレン及びキュメンは、主に定修年による生産量の減少に伴い出荷が減少いたしました。また、ナフサ等の原燃料価格及び海外製品市況の下落により、製品価格が下落いたしました。

 ポリエチレン樹脂は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による需要減少に伴い、国内輸出ともに出荷が減少いたしました。また、ナフサ価格の下落を反映して製品価格が下落いたしました。クロロプレンゴムは、ほぼ前年同期並みの出荷となりました。

 この結果、売上高は、前年同期に比べ341億円(27.2%)減少し910億円となり、営業利益は、製品の出荷減少に加え、オレフィン製品での販売価格の下落が原燃料安の影響を上回ったことによる交易条件の悪化やナフサ等原料価格下落による製品受払差の悪化により、前年同期に比べ63億円(68.2%)減少し29億円となりました。

 

 

ク ロ ル ・ ア ル カ リ 事 業

 

 苛性ソーダは、ほぼ前年同期並みの出荷となりましたが、海外市況の下落を反映し製品価格が下落いたしました。塩化ビニルモノマーは、生産量の増加に伴い出荷が増加し、また、海外市況の下落を反映し製品価格が下落いたしました。塩化ビニル樹脂は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による需要減少に伴い、国内輸出ともに出荷が減少いたしました。

 セメントは、国内輸出ともに需要が低調に推移し出荷が減少いたしました。

 ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による需要減少に伴い、国内輸出ともに出荷が減少いたしました。また、海外市況の下落を反映し製品価格が下落いたしました。

 この結果、売上高は前年同期に比べ330億円(14.7%)減少し1,907億円となり、営業利益は、ウレタン原料や塩ビ樹脂の出荷減やナフサ等原料価格下落による製品受払差の悪化により、前年同期に比べ13億円(5.9%)減少し205億円となりました。

 

機 能 商 品 事 業

 

 エチレンアミンは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による需要減少に伴い、国内輸出ともに出荷が減少いたしました。

 計測関連商品は、欧米向けを中心に液体クロマトグラフィー用充填剤の出荷が増加いたしました。診断関連商品は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による需要減少に伴い、欧米及び中国向けで体外診断用医薬品の出荷が減少いたしました。

 ハイシリカゼオライトは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による需要減少に伴い、自動車排ガス触媒用途を中心に出荷が減少いたしました。ジルコニアは、装飾品用途での出荷が増加いたしました。石英ガラスは、堅調な半導体市場に支えられ出荷が増加いたしました。電解二酸化マンガンは、国内輸出とも乾電池用途を中心に出荷が増加いたしました。

 この結果、売上高は、前年同期に比べ67億円(4.8%)減少し1,328億円となり、営業利益は、新型コロナウイルス感染症拡大による販売数量減少の影響等により、前年同期に比べ50億円(21.6%)減少し180億円となりました。

 

エ ン ジ ニ ア リ ン グ 事 業

 

 水処理事業は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で一般産業分野を中心に設備投資の抑制・延期の動きがありましたが、電子産業分野において海外の半導体関連案件が伸長したことやメンテナンス等のソリューションサービスが好調に推移したことにより、売上高は増加いたしました。

 建設子会社の売上高は増加いたしました。

 この結果、売上高は、前年同期に比べ14億円(1.9%)増加し726億円となりましたが、営業利益は、水処理事業の電子産業分野において比較的採算性の良い案件が前年に集中したことの反動等により、前年同期に比べ30億円(30.3%)減少し69億円となりました。

 

 

そ の 他 事 業

 

 商社等その他事業会社の売上高は減少いたしました。

 この結果、売上高は前年同期に比べ28億円(8.7%)減少し295億円となりましたが、営業利益は前年同期に比べ3億円(14.8%)増加し23億円となりました。

 

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

 

当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

 

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は約143億円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。