第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が継続する中、経済活動が再開され政府の各種政策により持ち直しの動きが見られ始めましたが、景気は依然として極めて厳しい状況となっております。

世界経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により世界同時不況に陥っており、全世界的にマイナス成長が予測される中、貿易摩擦に端を発した米中対立がより広範囲で長期化しており、欧州では新型コロナウイルス感染症の再拡大に伴う行動制限措置が発令され始めているなど、先行きは非常に不透明な状況が続いております。

このような経済環境の下、当社グループは積極的な販売活動を展開いたしましたが、全世界的な景気悪化の影響を受け、当第2四半期連結累計期間の売上高は84,030百万円と前年同期比23.3%の減少となりました

損益面につきましては、経営全般にわたる業務の効率化・合理化施策を推進してまいりましたが、経常損失は1,008百万円(前年同期は3,968百万円の経常利益)となり、親会社株主に帰属する四半期純損失は1,990百万円(前年同期は2,577百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました

 

セグメント別の概況

(ガラス事業)

建築用ガラスにつきましては、建築需要の減少に加えて、一部の産業用途向けの販売の減少、および米国建築用加工ガラス事業からの撤退により、売上高は前年同期を大幅に下回りました

自動車用ガラスにつきましては、国内は、足元では回復基調にあるものの、新型コロナウイルス感染症の影響により、各自動車メーカーの生産減の影響を受け、前年同期を大幅に下回り、海外も新型コロナウイルス感染症の影響により、売上高は前年同期を大幅に下回りました。

ガラス繊維につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、特に自動車分野を主用途とする短繊維の販売が減少し、売上高は前年同期を下回りました

以上、ガラス事業の売上高は48,995百万円(前年同期比33.2%減)となり、損益につきましては3,464百万円の営業損失(前年同期比3,858百万円の悪化)となりました

 

(化成品事業)

化学品につきましては、主力のハイドロフルオロオレフィン製品が、次世代溶剤の販売は順調に推移したものの、断熱用発泡剤が新型コロナウイルス感染症の影響を受け、出荷量が大きく減少したことから、売上高は前年同期を下回りました

ファインケミカルにつきましては、医療関連製品の販売は世界的に不急の手術が先送り傾向にあることから、低調に推移したものの、半導体メモリ市場の回復により、半導体用途の特殊ガス関連製品の出荷が増加し、農薬関連製品、リチウムイオン電池用電解液製品の販売も好調に推移したため、売上高は前年同期を上回りました

肥料につきましては、一部製品の需要が減少したことにより、売上高は前年同期を下回りました

以上、化成品事業の売上高は35,035百万円(前年同期比3.3%減)となり、損益につきましては2,732百万円の営業利益(前年同期比549百万円の減少)となりました。

 

(2)財政状態

当第2四半期連結会計期間末の総資産は前連結会計年度末に比べ、売上債権が13,128百万円、有形固定資産が減価償却等により3,778百万円それぞれ減少する一方、新型コロナウイルス感染症拡大による影響に備えた借入の実行などで現金及び預金が10,102百万円、株価の上昇などで投資有価証券が7,062百万円それぞれ増加したことなどにより、210百万円増加し296,637百万円となりました。

負債は仕入債務が3,684百万円減少する一方、借入の増加などで有利子負債が6,235百万円増加したことなどにより、142百万円増加し132,230百万円となりました。

純資産は利益剰余金が3,508百万円、為替換算調整勘定が1,438百万円それぞれ減少する一方、株価の上昇によりその他有価証券評価差額金が4,621百万円増加したことなどにより、67百万円増加し164,407百万円となりました。また、自己資本比率は54.3%となりました。

 

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末に比べ、10,226百万円増加し、35,235百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動による資金収支は、減価償却費6,380百万円、運転資金の増減(売上債権、たな卸資産、仕入債務の増減合計額)による収入6,415百万円などにより、10,106百万円の収入(前期は9,933百万円の収入)となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動による資金収支は、有形固定資産の取得による支出3,595百万円などにより、4,215百万円の支出(前期は4,074百万円の支出)となりました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動による資金収支は、借入金等による収入6,442百万円、配当の支払による支出1,517百万円などにより、4,675百万円の収入(前期は6,139百万円の支出)となりました。

 

(4)経営方針、経営環境及び対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針及び対処すべき課題について重要な変更はありません。

 当社グループを取り巻く経営環境については、わが国経済は新型コロナウイルス感染症の影響が継続する中、経済活動が再開され政府の各種政策により持ち直しの動きが見られ始めましたが、景気は依然として極めて厳しい状況となっております。また世界経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により世界同時不況に陥っており、全世界的にマイナス成長が予測される中、貿易摩擦に端を発した米中対立がより広範囲で長期化しており、欧州では新型コロナウイルス感染症の再拡大に伴う行動制限措置が発令され始めているなど、先行きは非常に不透明な状況が続いております。

 このような環境の下、当社グループの業績は大きく影響を受けており、主に、各国の自動車メーカーの生産調整による国内外の自動車ガラス事業及び国内ガラス繊維事業に影響が生じております。

 今後の見通しにつきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の懸念はあるものの、再度の緊急事態宣言の発出などによる社会的制限には至らず経済活動は停止しないながら、経済の回復も緩やかなものにとどまると想定しております。

 

(5)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、2,843百万円であります。

なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。