当社グループでは、経営計画「Denka100」の3つの新成長戦略である、「生産体制の最適化」「徹底したコストの総点検」「新たな成長ドライバーへの経営資源集中と次世代製品開発への取組み」に従って、多くの具体的施策を「攻め」の姿勢で着実に実行に移しており、当期は、全体で211億96百万円の設備投資を実施いたしました。
エラストマー・機能樹脂部門では、当社青海工場や千葉工場などで、39億88百万円の設備投資を実施いたしました。
インフラ・無機材料部門では、当社青海工場や大牟田工場などで、62億44百万円の設備投資を実施いたしました。
電子・先端プロダクツ部門では、当社大牟田工場や伊勢崎工場などで、36億87百万円の設備投資を実施いたしました。
生活・環境プロダクツ部門では、当社やデンカ生研株式会社などで、72億29百万円の設備投資を実施いたしました。
当連結会計年度中に完成した主要な設備工事といたしましては、国内では、当社千葉工場での超高純度アセチレンブラック製造設備工事や、デンカ生研株式会社での鏡田工場新製造棟の竣工などがあり、海外では、中国・大連での高速鉄道向けパワーモジュール用高信頼性放熱プレート“アルシンク”の製造工場建設や、ベトナムでの塩化ビニル製粘着テープ“ビニテープ”および電子部品搬送用部材“デンカサーモフィルム”の製造工場建設などがあります。また、建設中の設備工事といたしましては、当社青海工場での新規水力発電所の建設などがあります。
このほか、さらなる成長に向けた戦略投資として複数のM&Aを実施いたしました。エラストマー・機能樹脂部門では、米国において、平成27年10月31日付で、E. I. du Pont de Nemours and Companyからのクロロプレンゴム事業の譲り受けが完了し、11月1日より事業を開始いたしました。インフラ・無機材料部門では、マレーシアの建材メーカーPOSCO Venture Sdn. Bhd. への出資比率を、平成27年4月にこれまでの29%から90%へ高め、子会社化いたしました。(同社は平成27年6月9日付で社名をDenka Infrastructure Malaysia Sdn. Bhd. に変更。)
また、生活・環境プロダクツ部門の健康・医薬分野では、ドイツにおいて、平成27年8月20日付で、Nomad Bioscience GmbHより、バイオ医薬品研究開発企業であるIcon Genetics GmbHの株式の51%を取得いたしました。
平成28年3月31日現在
事業所名 | セグメント | 設備の内容 | 建物及び | 機械装置 | 土地 注4 | その他 | 帳簿価額 | 従業員数 | |
面積 | 簿価 | ||||||||
青海工場 | エラストマー・機能樹脂 | 無機・有機化学製品・医薬品生産設備 | 22,840 | 28,948 | 6,737 (1,771 ) 注3 | 6,736 | 4,519 | 63,045 | 838 |
大牟田工場 | エラストマー・機能樹脂 | 無機・有機化学製品・電子機能材料生産設備 | 7,264 | 8,384 | 882 | 7,348 | 923 | 23,921 | 525 |
千葉工場 | エラストマー・機能樹脂 | 有機化学製品・樹脂加工製品生産設備 | 5,555 | 7,766 | 703 | 21,946 | 1,000 | 36,268 | 400 |
渋川工場 | 電子・先端プロダクツ | 電子機能材料製品生産設備 | 2,133 | 1,979 | 188 | 4,787 | 61 | 8,962 | 151 |
大船工場 | 生活・環境プロダクツ | 樹脂加工製品生産設備 | 999 | 989 | 47 | 3,183 | 134 | 5,307 | 101 |
伊勢崎工場 | 電子・先端プロダクツ | 電子機能材料・樹脂加工製品生産設備・研究開発設備 | 2,593 | 4,802 | 91 | 3,071 | 651 | 11,119 | 213 |
イノベーション | 全社(共通) | 研究開発設備 | 2,141 | 150 | 33 | 4,499 | 631 | 7,423 | 133 |
本社 | エラストマー・機能樹脂 | 管理・販売業務用設備および福利厚生施設 | 480 | 484 | 3 | 378 | 484 | 1,827 | 451 |
支店・その他 | エラストマー・機能樹脂 | 管理・販売業務用設備および福利厚生施設 | 749 | 465 | 128 (8) | 3,456 | 48 | 4,721 | 162 |
(注) 1.「その他帳簿価額」は、工具、器具及び備品および建設仮勘定の合計であります。なお、金額には消費税等は含まれておりません。
2.上記中の( )内は、賃借中のものであります。
3.年間賃借料は190百万円であります。
4.土地の再評価に関する法律(平成10年3月31日公布法律第34号)に基づき、事業用の土地の再評価をおこなっております。なお、土地の再評価の概要等については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結貸借対照表関係)」に記載のとおりであります。
平成28年3月31日現在
会社名 | 事業所名 | セグメント | 設備の内容 | 建物及び | 機械装置 | 土地 | その他 | 帳簿価額 | 従業員数 | |
面積 | 簿価 | |||||||||
デナールシラン㈱ | 工場 | 電子・先端プロダクツ | 電子機能材料生産設備 | 550 | 1,894 | (13) | - | 9 | 2,454 | - |
デンカポリマー㈱ | 佐倉工場 | 生活・環境プロダクツ | 樹脂加工製品 | 110 | 214 | 11 | 673 | 14 | 1,011 | 54 |
五井工場 | 生活・環境プロダクツ | 樹脂加工製品 | 50 | 314 | 7 | 527 | 85 | 976 | 118 | |
香取工場 | 生活・環境プロダクツ | 樹脂加工製品 | 88 | 238 | (55) | - | 33 | 359 | 72 | |
デンカ生研㈱ | 新潟工場・鏡田工場 | 生活・環境プロダクツ | 医薬品生産設備 | 5,775 | 4,503 | 88 | 1,113 | 618 | 12,011 | 532 |
(注) 1.「その他帳簿価額」は、工具、器具及び備品、建設仮勘定およびリース資産の合計であります。なお、金額には消費税等は含まれておりません。
2.上記中の( )内は、提出会社より賃借中のものであります。
平成28年3月31日現在
会社名 | 事業所名 | セグメント | 設備の内容 | 建物及び | 機械装置 | 土地 | その他 | 帳簿価額 | 従業員数 | |
面積 | 簿価 | |||||||||
デンカシンガポールP.L | ポリスチレン工場、アセチレンブラック工場 | エラストマ | 有機化学製品生産設備 | 2,991 | 8,763 | (116) 注3 | - | 247 | 12,001 | 103 |
デンカパフォーマンスエラストマーLLC | クロロプレン工場(アメリカ ルイジアナ州) | エラストマ | 有機化学製品生産設備 | 688 | 2,615 | (151) 注4 | - | 580 | 3,885 | 246 |
デンカアドバンテックP.L | 溶融シリカ工場 | 電子・先端プロダクツ | 電子機能材料生産設備 | 776 | 1,205 | (24) 注5 | - | 5 | 1,987 | 61 |
トヨカロン工場 | 生活・環境プロダクツ | 樹脂加工製品生産設備 | 2,428 | 1,581 | (21) 注6 | - | 84 | 4,094 | 41 | |
デンカアドバンスドマテリアルズベトナムC.L | 工業用テープ工場、機能性テープ工場 | 電子・先端プロダクツ生活・環境プロダクツ | 電子機能材料生産設備 | 761 | 1,501 | (31) 注7 | - | 906 | 3,168 | 79 |
(注) 1.「その他帳簿価額」は、工具、器具及び備品および建設仮勘定の合計であります。なお、金額には消費税等は含まれておりません。
2.上記中の( )内は、賃借中のものであります。
3.年間賃借料は173百万円であります。
4.年間賃借料は1百万円であります。
5.年間賃借料は34百万円であります。
6.年間賃借料は26百万円であります。
7.年間賃借料は7百万円であります。
当社グループの設備投資については、経営資源の重点的かつ効率的な投入を念頭に策定しております。設備計画は原則的に連結会社が個別に策定しておりますが、重要な計画に関しては当社を中心に調整を図っております。
なお、当社グループは、多種多様な事業を国内外でおこなっており、内容が多岐に渡るため、セグメントごとの数値を開示する方法によっております。
当連結会計年度後1年間の設備投資計画(新設・拡充)は280億円であり、セグメントごとの内訳は次のとおりです。
セグメントの名称 | 平成28年3月末計画金額 | 設備等の主な内容・目的 | 資金調達方法 |
エラストマー・機能樹脂 | 6,000 | 有機製品製造設備拡充工事他 | 主に自己資金 |
インフラ・無機材料 | 8,000 | 無機製品製造設備拡充工事他 | 主に自己資金 |
電子・先端プロダクツ | 7,000 | 電子材料製品製造設備拡充工事他 | 主に自己資金 |
生活・環境プロダクツ | 7,000 | 合成樹脂製品製造設備、医薬品製造設備拡充工事他 | 主に自己資金 |
合計 | 28,000 |
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(注) 1.金額には、消費税等は含まれておりません。
2.経常的な設備の更新のための売却・除却を除き、重要な設備の売却・除却の計画はありません。