当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間のわが国経済は、新型コロナウィルス感染症の影響により経済活動が制限され、個人消費や輸出が急速に減少しました。また、世界経済も、感染症の世界的な流行により景気が大きく下振れし、極めて厳しい状況となりました。
このような経済環境のもと、当社グループは、企業理念“The Denka Value”を実現すべく、3つの成長ビジョン「スペシャリティーの融合体」「持続的成長」「健全な成長」を掲げ、2018年度より5か年の経営計画「Denka Value-Up」における2つの成長戦略「事業ポートフォリオの変革」と「革新的プロセスの導入」を推進し、業容の拡大と収益性向上に注力いたしました。
当第1四半期連結累計期間の業績は、一部の電子・先端プロダクツ製品で販売数量が増加したものの、全体的には世界的な景気後退による需要減のため販売数量が減少したほか、原材料価格の下落に応じた販売価格の見直しもあり、売上高は762億33百万円と前年同期に比べ146億51百万円(16.1%)の減収となりました。利益面では、営業利益は44億2百万円(前年同期比23億45百万円減、34.8%減益)、経常利益は50億11百万円(前年同期比13億56百万円減、21.3%減益)、親会社株主に帰属する四半期純利益は41億90百万円(前年同期比8億28百万円減、16.5%減益)となりました。
<エラストマー・機能樹脂部門>
クロロプレンゴムの販売は、感染症拡大の影響を大きく受け自動車産業を中心に全般的に生産活動が停滞したことから、前年を下回りました。また、スチレンモノマーやデンカシンガポール社のポリスチレン樹脂およびMS樹脂の販売は、原材料価格の下落に応じた販売価格の見直しを行ったことから減収となりました。
この結果、当セグメントの売上高は271億26百万円(前年同期比122億62百万円減(31.1%減))、営業利益は12億87百万円(前年同期比25億23百万円減(66.2%減))となりました。
<インフラ・ソーシャルソリューション部門>
特殊混和材や農業・土木用途向けのコルゲート管の販売は概ね堅調となりましたが、セメントや肥料、耐火物・鉄鋼用材料は前年を下回りました。
この結果、当セグメントの売上高は117億6百万円(前年同期比11億77百万円減(9.1%減))、営業利益は1億71百万円(前年同期比83百万円減(32.9%減))となりました。
<電子・先端プロダクツ部門>
球状アルミナはxEV関連を中心に販売数量が増加し、電子部品・半導体関連分野向け機能フィルムや球状溶融シリカフィラーは、5G関連やデータセンターの世界的な需要の拡大により堅調に推移しました。また、高純度導電性カーボンブラックや高信頼性放熱プレート“アルシンク”、LED用サイアロン蛍光体“アロンブライト”は概ね前年並となりましたが、金属アルミ基板ヒットプレートなどの自動車産業用製品の販売は前年を下回りました。
この結果、当セグメントの売上高は155億54百万円(前年同期比46百万円増(0.3%増))、営業利益は28億13百万円(前年同期比2億15百万円増(8.3%増))となりました。
<生活・環境プロダクツ部門>
食品包材用シートおよびその加工品の販売は、テイクアウト需要の増加により堅調に推移しましたが、プラスチック雨どいおよび合繊かつら用原糸“トヨカロン”、工業用テープの販売は前年を下回りました。
この結果、当セグメントの売上高は78億51百万円(前年同期比9億77百万円減(11.1%減))、営業利益は81百万円(前年同期は営業損失1億84百万円)となりました。
<ライフイノベーション部門>
試薬の販売は、感染症の影響で健康診断の実施を控える動きがあったことなどから、前年を下回りました。なお、感染症の患者を対象とした抗インフルエンザウイルス薬「アビガンⓇ錠」の原料であるマロン酸ジエチルの出荷を行いました。
この結果、当セグメントの売上高は52億74百万円(前年同期比1億38百万円増(2.7%増))、営業利益は30百万円(前年同期比48百万円減(61.6%減))となりました。
<その他部門>
YKアクロス株式会社等の商社は取扱量が前年を下回りました。
この結果、売上高は87億20百万円(前年同期比4億18百万円減(4.6%減))、営業損失は46百万円(前年同期は1億81百万円の営業利益)となりました。
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ18億20百万円増加の5,032億69百万円となりました。流動資産は、売上債権の減少などにより前連結会計年度末に比べ6億30百万円減少の1,978億22百万円となりました。固定資産は、投資有価証券の評価額の増加などにより前連結会計年度末に比べ24億51百万円増加の3,054億47百万円となりました。
負債は、有利子負債の増加などにより前連結会計年度末に比べ19億61百万円増加の2,493億95百万円となりました。
非支配株主持分を含めた純資産は前連結会計年度末に比べ1億40百万円減少して2,538億73百万円となりました。
以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末の50.0%から49.8%となりました。
(2) 経営方針・経営戦略等
2020年6月19日に提出した前事業年度の有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載した内容から重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、38億13百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 従業員数
①連結会社の状況
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数に著しい増減はありません。
②提出会社の状況
2020年4月1日付で連結子会社であったデンカ生研株式会社を吸収合併したことにより、当第1四半期連結累計期間において、「ライフイノベーション」セグメントの従業員数が784名増加しております。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。