(当社米国子会社に対する訴訟の件)
当社米国子会社であるDenka Performance Elastomer LLC(当社出資比率70%。以下「DPE」)は、2018年以降、米国DuPont社およびその関係会社(以下総称して「DuPont」)とともに、米国ルイジアナ州第40地区地方裁判所において複数(19件)の訴訟の提起を受け、現在係属中です。
これらの訴訟において、原告ら(累計7,218名)は、米国ルイジアナ州所在のクロロプレンゴム製造工場(1969年にDuPontが操業を開始し、2015年11月にDPEがDuPontから取得)から排出されたクロロプレンモノマーによって身体的、財産的、精神的損害を被っているとして、DPEおよびDuPontに対して、原告一人当たり5万ドルを超えない範囲での損害賠償を請求しております。
DPEは、引き続き原告らの主張内容を精査したうえで、適切に対処してゆく所存です。
なお、DPEは、法令上のクロロプレンモノマーの排出基準を遵守して操業しているほか、同物質の大幅な排出削減(2019年において2014年比で85%の削減)を実施いたしました。加えて、DPEは、米国環境保護庁による同物質に対する毒性評価の見直しを同庁に求め、DPEが提出した生理学的薬物動態(PBPK)モデルと呼ばれる最新の科学的知見に基づく評価手法等を用いた毒性評価の見直しについて同庁と協議を進めております。その他、現時点で同社の操業において本件訴訟およびこれに関連する訴訟による特段の影響は生じておりません。