第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

2【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)業績の状況

当第2四半期連結累計期間の世界経済は、米国では景気の回復が続きましたが、日本や欧州では経済成長が微増にとどまりました。中国では経済成長に伸び悩みの傾向が続き、他の新興国では、景気の持ち直しの動きも見られましたが、一部に弱さが残りました。

このような状況のもと、当社グループは、継続的な業績の伸長を達成すべく、              (ⅰ)顧客との関係を深耕し、かつ顧客層を世界でさらに拡張し、                   (ⅱ)顧客に密着した製品開発、品質の向上と技術における差別化を絶えず遂行し、            (ⅲ)厳格なコスト管理を継続してまいりました。

 

その結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高は、前年同期に比べ13.4%(819億円)増加し、6,949億2千6百万円となりました。営業利益は、前年同期に比べ28.1%(342億8千5百万円)増加し、1,563億1千9百万円となり、経常利益は、前年同期に比べ35.5%(420億6百万円)増加し、1,602億1千7百万円となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期に比べ26.6%(232億8千8百万円)増加し、1,107億2千5百万円となりました。

セグメントごとの状況は以下のとおりです。

[塩ビ・化成品事業]

塩化ビニルは、米国のシンテック社が増強した生産能力を活かし北米内外へ積極的な販売に努めたことで、高水準の出荷を継続し、業績を大きく伸長させました。国内・欧州拠点ともに堅調に推移し、収益に寄与しました。

その結果、当セグメントの売上高は、前年同期に比べ18.6%(375億8千9百万円)増加し2,393億3千6百万円となり、営業利益は、前年同期に比べ34.1%(102億9千5百万円)増加し404億6千8百万円となりました。

[シリコーン事業]

シリコーンは、国内では、化粧品向けや車載向け、電子機器向けの出荷が堅調に推移しました。海外でも、欧米やアジア向けをはじめとする機能製品や、中国や東南アジア向けの汎用品が総じて好調でした。

その結果、当セグメントの売上高は、前年同期に比べ12.1%(109億円)増加し1,008億8千2百万円となり、営業利益は、前年同期に比べ20.9%(43億8百万円)増加し248億9千1百万円となりました。

[機能性化学品事業]

セルロース誘導体は、建材用製品、医薬用製品及び塗料用製品が底堅く推移しました。ポバール製品も総じて堅調な出荷を継続しました。

その結果、当セグメントの売上高は、前年同期に比べ2.7%(14億8千3百万円)増加し569億9千1百万円となり、営業利益は、前年同期に比べ8.8%(10億6千1百万円)増加し130億5千5百万円となりました。

[半導体シリコン事業]

半導体シリコンは、通信用をはじめ、民生・産業や車載用など幅広い分野の需要に支えられ、メモリデバイス向け、ロジックデバイス向けともに旺盛な出荷が続きました。

その結果、当セグメントの売上高は、前年同期に比べ19.1%(235億1千8百万円)増加し1,468億4千5百万円となり、営業利益は、前年同期に比べ59.8%(156億1千4百万円)増加し417億3千7百万円となりました。

 

 

[電子・機能材料事業]

希土類磁石は、ハイブリッド車をはじめとする自動車向けや産業機器向けの販売を大きく伸ばしました。フォトレジスト製品はKrFレジスト、ArFレジスト、多層レジスト材料のいずれも伸長し、また、マスクブランクスも堅調に推移しました。光ファイバー用プリフォームは販売を伸ばし、LED用パッケージ材料も堅調な出荷となりました。

その結果、当セグメントの売上高は、前年同期に比べ9.0%(83億7千7百万円)増加し1,016億4百万円となり、営業利益は、前年同期に比べ9.5%(26億5千8百万円)増加し304億9千5百万円となりました。

[加工・商事・技術サービス事業]

信越ポリマー社の自動車用入力デバイスや半導体ウエハー関連容器が、好調に推移しました。

その結果、当セグメントの売上高は、前年同期に比べ0.1%(3千3百万円)増加し492億6千5百万円となり、営業利益は、前年同期に比べ8.4%(4億5千万円)増加し58億6百万円となりました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は7,964億7千2百万円となり、前連結会計年度末に比べ631億6千6百万円増加しました。
 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当第2四半期連結累計期間の営業活動の結果得られた資金は1,423億2千5百万円(前年同期比7億1千6百万円減少)となりました。税金等調整前四半期純利益1,602億1千7百万円、減価償却費507億4千5百万円等により資金が増加した一方、法人税等の支払額434億6千万円等により資金が減少したことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当第2四半期連結累計期間の投資活動の結果使用した資金は538億7千9百万円(前年同期は147億6百万円の獲得)となりました。有形固定資産の取得による支出781億5千5百万円、有価証券および投資有価証券の取得による支出470億9千5百万円等により資金が減少した一方、定期預金の純減額591億5百万円等により資金が増加したことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当第2四半期連結累計期間の財務活動の結果使用した資金は228億3千1百万円(前年同期比22億5千5百万円増加)となりました。主な内訳は、配当金の支払額255億8千2百万円であります。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費は23,739百万円であります。
 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。