当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
(1)経営成績
当第3四半期連結累計期間の世界経済は、全般的に成長は鈍化し続けており、引き続き各所で調整が見られました。
このような状況のもと、当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)は、継続的な業績伸長のため、予断をもってあたることなく、常に変化に迅速に対応してまいりました。また、顧客との関係を深耕し、かつ顧客層を拡張し、顧客に密着した製品開発、品質の向上と技術における差別化を推し進めました。加えて、的確な納期対応と厳格なコスト管理を継続し、顧客と市場に応えるための投資を適宜に行ってまいりました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は、前年同期に比べ2.7%(328億3千1百万円)減少し、1兆1,740億1千1百万円となりました。営業利益は、前年同期に比べ1.8%(58億8千7百万円)減少し、3,187億3千5百万円となり、経常利益は、前年同期に比べ0.3%(8億2千8百万円)増加し、3,302億3千1百万円となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期に比べ1.9%(47億9百万円)増加し、2,468億3千6百万円となりました。
セグメントごとの状況は以下のとおりです。
[塩ビ・化成品事業]
塩ビ・化成品は、米国のシンテック社において、塩化ビニル、か性ソーダともに高水準の出荷を継続しましたが、市況の影響を受けました。欧州拠点も市況の影響を受けたものの、底堅い出荷を継続しました。国内拠点は堅調に推移しました。
その結果、当セグメントの売上高は、前年同期に比べ6.6%(265億3千8百万円)減少し、3,728億1千2百万円となり、営業利益は、前年同期に比べ15.1%(136億8千5百万円)減少し、772億3千9百万円となりました。
[シリコーン事業]
シリコーンは、機能製品を中心に拡販を進めましたが、汎用製品の価格下落の影響を受けました。
その結果、当セグメントの売上高は、前年同期に比べ0.9%(15億7千7百万円)減少し、1,721億2千1百万円となり、営業利益は、前年同期に比べ2.7%(12億3千4百万円)増加し、470億7千2百万円となりました。
[機能性化学品事業]
セルロース誘導体は、医薬用製品は底堅く推移しましたが、建材用製品は一部顧客での販売が振るいませんでした。フェロモン製品は堅調な出荷となりました。ポバール製品は市況の影響を受けました。
その結果、当セグメントの売上高は、前年同期に比べ5.3%(48億4千6百万円)減少し、874億5千6百万円となり、営業利益は、前年同期に比べ1.9%(4億8百万円)増加し、213億9千2百万円となりました。
[半導体シリコン事業]
半導体シリコンは、半導体デバイス市場の調整局面の中、価格と出荷水準の維持に努めました。
その結果、当セグメントの売上高は、前年同期に比べ3.6%(101億9千5百万円)増加し、2,958億7百万円となり、営業利益は、前年同期に比べ7.9%(81億9千1百万円)増加し、1,121億4千8百万円となりました。
[電子・機能材料事業]
希土類磁石は、産業機器向けが引き続き需要鈍化の影響を受けました。自動車向けも期後半より減速感が見られましたが、環境対応車向けを中心に堅調な出荷を維持しました。フォトレジスト製品は、ArFレジストやEUVレジストなど総じて好調に推移しました。マスクブランクスは、先端品を中心に販売を伸ばし好調でした。光ファイバー用プリフォームは、市況悪化の影響を受けて厳しい状況となりました。
その結果、当セグメントの売上高は、前年同期に比べ2.8%(47億6千9百万円)減少し、1,679億1千6百万円となり、営業利益は、前年同期に比べ2.0%(10億3千2百万円)減少し、514億5千5百万円となりました。
[加工・商事・技術サービス事業]
信越ポリマー社の半導体ウエハー関連容器が半導体デバイス市場関連投資の減速の影響を受けました。
その結果、当セグメントの売上高は、前年同期に比べ6.4%(52億9千5百万円)減少し、778億9千7百万円となり、営業利益は、前年同期に比べ5.2%(5億4千9百万円)増加し、110億5千3百万円となりました。
(2)財政状態
当第3四半期連結会計期間末(以下「当四半期末」という。)の総資産は、前連結会計年度末(以下「前期末」という。)に比べて655億8千2百万円増加し、3兆1,042億9千9百万円となりました。主に有形固定資産並びに受取手形及び売掛金が増加したことによるものです。
当四半期末負債合計額は、法人税等の支払いなどにより、前期末に比べ421億1千6百万円減少し、4,640億4千5百万円となりました。
当四半期末純資産は、前期末に比べ1,076億9千8百万円増加し、2兆6,402億5千4百万円となりました。これは、円高に伴い為替換算調整勘定が減少したものの、親会社株主に帰属する四半期純利益などにより株主資本が増加したことによります。
その結果、自己資本比率は、前期末に比べ1.7ポイント増加し、82.8%となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループ(当社及び連結子会社)の研究開発費は36,210百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。