当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、米国や欧州諸国では引き続き緩やかに景気が回復し、中国、アジア新興国や資源国でも回復傾向が見られました。また、わが国においても、底堅い内外の需要を背景に、所得・雇用環境は引き続き堅調に推移し、円安による企業収益の改善が見られるなど、緩やかな景気回復が続きました。
当社グループにおいては、機能製品分野では、農薬関連向けが低迷し減販となったものの、東南アジア地域での販売回復などもあり増販となりました。電子・光学製品分野では、国内外での需要の拡大などもあり増販となりました。また、建材関連分野では、主力製品の販売が伸びず減販となり、エンジニアリング分野では、国内工事案件などの完工が減少し減販となりました。
このような状況のもと、当社グループの当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は37,271百万円と前年同四半期比2,873百万円(8.4%増)の増収、営業利益は2,325百万円と前年同四半期比742百万円(46.9%増)の増益、経常利益は2,524百万円と前年同四半期比787百万円(45.3%増)の増益、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,386百万円と前年同四半期比2,282百万円の増益となりました。
セグメント別の概況は、次のとおりであります。
(機能製品)
当該事業の主な取扱製品は、ファインケミカル製品、メラミン樹脂、接着製品、マーキングフィルム、ステッカー、包装用フィルムなどであります。
このうち、ファインケミカル製品は農薬関連向けや電子材料向けが低迷し、前年同四半期比減収となりました。メラミン樹脂製品は国内向け、海外向けともに順調に推移し、前年同四半期比増収となりました。接着製品は光学関連分野向けやトナー用樹脂は低調となったものの、国内を中心に建築分野や医療分野が堅調に推移し、前年同四半期比増収となりました。マーキングフィルムは国内向けが低調に推移し、前年同四半期比減収となりました。ステッカーは東南アジア地域での販売が回復し、前年同四半期比増収となりました。包装用フィルムは中国での増販により、前年同四半期比増収となりました。
以上により、当セグメントの売上高は17,084百万円と前年同四半期比453百万円(2.7%増)の増収、セグメント利益は2,278百万円と前年同四半期比167百万円(7.9%増)の増益となりました。
(電子・光学製品)
当該事業の主な取扱製品は、再帰反射シート、セラミック基板、厚膜印刷製品などであります。
このうち、再帰反射シートは欧州向けや中国向けなどの販売が好調に推移し、前年同四半期比増収となりました。セラミック基板は車載向けやデジタル家電向けなど堅調な需要による増販もあり、前年同四半期比増収となりました。
以上により、当セグメントの売上高は9,211百万円と前年同四半期比1,396百万円(17.9%増)の増収、セグメント利益は363百万円(前年同四半期は283百万円の損失)となりました。
(建材関連)
当該事業の主な取扱製品は、住宅用アルミ建材などであります。
住宅用アルミ建材は主力の手摺、笠木等の販売が低調となり、前年同四半期比減収となりました。
以上により、当セグメントの売上高は7,506百万円と前年同四半期比171百万円(2.2%減)の減収となったものの、新規受注獲得による生産増などにより、セグメント利益は454百万円と前年同四半期比24百万円(5.6%増)の増益となりました。
(エンジニアリング)
当該事業の主な事業内容は、産業プラントの設計・施工などであります。
産業プラントの設計・施工は国内向け大型工事案件の完工が減少しました。
以上により、当セグメントの売上高は3,510百万円と前年同四半期比1,530百万円(30.4%減)の減収、セグメント損失は383百万円(前年同四半期は91百万円の利益)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前期末比3,006百万円増加し、63,948百万円となりました。
このうち、流動資産は、現金及び預金や棚卸資産の増加などにより、前期末比3,050百万円増加し、33,140百万円となりました。固定資産は、投資有価証券の時価上昇による増加はあったものの、土地等不動産の売却などにより、前期末比44百万円減少し、30,808百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間末における負債は、前期末比394百万円減少し、40,041百万円となりました。
このうち、流動負債は、短期借入金の増加はあったものの、事業損失引当金の取崩や設備関係の支払債務の減少などにより、前期末比1,054百万円減少し、24,875百万円となりました。固定負債は、長期借入金の増加などにより、前期末比659百万円増加し、15,166百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間末の純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上などにより、前期末比3,400百万円増加し、23,907百万円となりました。
以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末の31.9%から3.5ポイント改善し、35.4%となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありませんが、前連結会計年度に判明した当社の連結子会社であるダイヤモンドエンジニアリング株式会社において行われていた、完成工事の原価を未成工事の原価に付替えることによる費用の繰り延べや、工事進行基準案件における売上の前倒し計上などの不適切な会計処理に係る内部統制の不備を是正するべく、引き続き再発防止策の適切な運用を通じて、財務報告に係る内部統制の不備の改善に取り組んでおります。
(再発防止策)
① 当社の対応
(ア) コンプライアンス教育の強化
(イ) 子会社管理体制の見直し
(ウ) 内部通報制度の再整備
(エ) 内部統制評価や業務監査の改善
(オ) 企業風土改革
② 当該子会社の対応
(ア) コンプライアンス教育の強化
(イ) 経営体制・組織体制の見直し
(ウ) 内部通報制度の再整備
(エ) 工事進行基準等に関する業務プロセスにおける統制の強化
(オ) 企業風土改革
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1,354百万円であります。