第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当第2四半期連結累計期間における世界経済は、米国では雇用・所得環境の改善や底堅い個人消費を背景に景気回復が続き、欧州諸国でも回復傾向で推移しているほか、中国、アジア新興国や資源国でも持ち直しの動きが続きました。一方、わが国では、米中間の通商問題長期化や原油価格上昇の懸念はあるものの、企業収益や輸出環境は引き続き堅調に推移しており、緩やかな景気回復が続きました。

 当社グループにおいては、電子・機能製品やフィルム・シート製品の販売は総じて好調を維持しているものの、建材関連やエンジニアリングは減販となりました。

 このような状況のもと、当社グループの当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は24,237百万円と前年同四半期比303百万円(1.2%減)の減収の一方、営業利益は1,516百万円と前年同四半期比203百万円(15.5%増)の増益、経常利益は1,777百万円と前年同四半期比303百万円(20.6%増)の増益、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,491百万円と前年同四半期比82百万円(5.9%増)の増益となりました。

 

 セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。

 なお、第1四半期連結会計期間より、従来の「機能製品」「電子・光学製品」「建材関連」及び「エンジニアリング」を「電子・機能製品」「フィルム・シート製品」「建材関連」及び「エンジニアリング」に報告セグメントを変更しております。

 この変更に伴い、以下の前年同四半期比については、変更後の報告セグメントに基づき組替えたうえで比較しております。

 

(電子・機能製品)

 当該事業の主な取扱製品は、ファインケミカル製品、メラミン樹脂、接着製品、セラミック基板などであります。

 このうち、ファインケミカル製品は医薬関連向けが低迷し、前年同四半期比減収となりました。メラミン樹脂製品は海外向けが振るわず、前年同四半期比減収となりました。接着製品は建築分野向けやトナー用樹脂は低調となったものの、光学関連分野向けが好調に推移し、前年同四半期比増収となりました。セラミック基板は車載関連向けが伸長し、前年同四半期比増収となりました。

 以上により、当セグメントの売上高は9,741百万円と前年同四半期比197百万円(2.1%増)の増収、セグメント利益は1,001百万円と前年同四半期比58百万円(6.2%増)の増益となりました。

 

(フィルム・シート製品)

 当該事業の主な取扱製品は、マーキングフィルム、ステッカー、再帰反射シートなどであります。

 このうち、マーキングフィルムは国内向けの販売が低調となり、前年同四半期比減収となりました。ステッカーは東南アジア地域などでの販売が伸長し、前年同四半期比増収となりました。再帰反射シートは中国での販売が好調に推移し、前年同四半期比増収となりました。

 以上により、当セグメントの売上高は7,897百万円と前年同期比505百万円(6.8%増)の増収、セグメント利益は633百万円と前年同四半期比13百万円(2.1%増)の増益となりました。

 

(建材関連)

 当該事業の主な取扱製品は、住宅用アルミ建材などであります。

 住宅用アルミ建材は主力の手摺、笠木等の販売が低迷し、前年同四半期比減収となりました。

 以上により、当セグメントの売上高は4,770百万円と前年同四半期比207百万円(4.2%減)の減収、セグメント利益は115百万円と前年同四半期比205百万円(64.1%減)の減益となりました。

 

(エンジニアリング)

 当該事業の主な事業内容は、産業プラントの設計・施工などであります。

 産業プラントの設計・施工は国内向け工事案件の完工が減少しました。

 以上により、当セグメントの売上高は2,198百万円と前年同四半期比563百万円(20.4%減)の減収となったものの、追加工事などのコスト減少により、7百万円のセグメント利益(前年同四半期は296百万円のセグメント損失)となりました。

 

(2)財政状態の分析

(資産の部)

 当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前期末比1,826百万円増加し、63,814百万円となりました。

 このうち、流動資産は、受取手形及び売掛金の減少はあったものの、現金及び預金や棚卸資産の増加などにより、前期末比1,902百万円増加し、33,471百万円となりました。固定資産は、投資有価証券の時価上昇などによる増加はあったものの、有形固定資産の減価償却による減少などにより、前期末比75百万円減少し、30,342百万円となりました。

(負債の部)

 当第2四半期連結会計期間末における負債は、前期末比736百万円増加し、38,398百万円となりました。

 このうち、流動負債は、短期借入金の減少や事業損失引当金の取崩などにより、前期末比982百万円減少し、22,600百万円となりました。固定負債は、長期借入金の増加などにより、前期末比1,719百万円増加し、15,798百万円となりました。

(純資産の部)

 当第2四半期連結会計期間末の純資産は、円高に伴う為替換算調整勘定の減少はあったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上などにより、前期末比1,089百万円増加し、25,415百万円となりました。

 以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末の37.2%から0.6ポイント改善し、37.8%となりました。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは2,729百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは261百万円の支出となり、フリー・キャッシュ・フロー(営業活動と投資活動による各キャッシュ・フローの合計)は2,467百万円の収入となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは408百万円の収入となりました。この結果、現金及び現金同等物の四半期末残高は前連結会計年度末比2,735百万円増加して7,134百万円となりました。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 運転収支の改善や法人税等の支払額の減少などにより、前年同四半期比1,189百万円収入が増加しました。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 設備投資による有形固定資産の取得の減少などにより、前年同四半期比574百万円支出が減少しました。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 短期借入金を返済したことなどにより、前年同四半期比935百万円収入が減少しました。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は980百万円であります。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。