文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものである。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用情勢に改善の動きがあり、為替は前半の円高への動きから円安へと反転し、景気は緩やかな回復基調となった。一方、原燃料価格の値上がり、また中国をはじめとするアジア新興国の景気減速による海外経済の下振れリスクが懸念されるなど、依然として先行き不透明な状況で推移した。
このような状況のもと、当社グループにおいては、引き続き、基幹製品の拡販、高品質・高付加価値製品の販売強化に努めるとともに、経営の効率化に一層注力した。
しかしながら、当第3四半期連結累計期間の売上高は61,978百万円と前年同期に比べ4.0%の減収、営業利益は3,296百万円と前年同期に比べ4.3%の減益、経常利益は2,861百万円と前年同期に比べ14.8%の減益、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,587百万円と前年同期に比べ12.9%の減益となった。
セグメントの業績は、以下のとおりである。
(化学)
当社においては、誘電体材料は車載向けや海外向けが堅調に推移し、樹脂添加剤も積極的な海外展開により売上を伸ばした。酸化チタンは拡販が実り数量を増やし、亜鉛製品も売上が回復した。IT関連向け高機能バリウム製品は、液晶ディスプレイ向けが材料変更の影響を受けて振るわなかったものの、誘電体向けは好調に推移した。
連結子会社においては、SC有機化学株式会社のチオ製品はプラスチックレンズ向けが好調に推移した。レジノカラー工業株式会社は、自動車向け着色剤が堅調に推移したが、機能性インキはOA機器向けが受注減となった。また、株式会社片山製薬所は、医薬品原薬・中間体向け製品が受託先の生産計画変動により出荷が減少し、大崎工業株式会社は電極材料向け製品が原料であるニッケル建値の値下がりの影響を受けた。堺商事株式会社は、衛生材料が顧客の生産拠点再編の影響により落ち込んだ。
この結果、当セグメントの売上高は53,511百万円と前年同期に比べ4.1%の減収となったが、営業利益は4,486百万円と前年同期に比べ8.7%の増益となった。
(医療)
カイゲンファーマ株式会社では医療機器が新製品の販売などもあり堅調に推移した。しかし、X線バリウム造影剤が薬価引き下げの影響を受け、消化性潰瘍・逆流性食道炎治療薬「アルロイドG」は主にジェネリック医薬品(後発医薬品)使用促進策の強化の影響を受けて低調に推移した。
また、同社のヘルスケア関連製品は、受託品は前年同期並みに推移したが、かぜ薬「改源」やその他のOTC(一般用)医薬品が低調に推移した。
この結果、当セグメントの売上高は7,515百万円と前年同期に比べ3.4%の減収となり、営業利益は207百万円と前年同期に比べ59.7%の減益となった。
(その他)
路面標示・道路標識の設置工事などを行うラインファルト工業株式会社において、首都圏を中心に積極的な営業活動を展開したが、当セグメントの売上高は950百万円と前年同期に比べ1.2%の減収となり、本社および支店建物の修繕等により営業費が増加し、営業損失は7百万円(前年同期営業利益5百万円)となった。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はない。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、2,309百万円である。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はない。