第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて、重要な変更はありません。

2【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものです。

(1)業績の状況

当第3四半期連結累計期間の当社グループの売上高は、国内ならびに中国および東南アジア諸国の堅調な景気に支えられ、前年同期比5.5%増の65,386百万円となりました。

利益面では、鉱石価格が上昇しましたが、高品質・高付加価値製品の販売強化に努めるとともに事業全般に亘るコストダウンを図ったため、営業利益は前年同期比8.2%増の3,567百万円、経常利益は前年同期比21.0%増の3,462百万円となりました。しかし、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比27.7%減の1,147百万円となりました。

最終減益となった理由は、経営資源を集中して資本効率の向上と事業の拡大を図るため子会社2社の株式を譲渡したこと、将来の事業用地確保を目的として整備費用を計上したこと、また、資産効率化と財務体質強化のため投資有価証券の売却・土地建物等の減損を行ったことによります。

 

セグメントの業績は以下のとおりです。

 

(化学)

電子材料は、車載や産業機器向けに誘電体および誘電体材料が堅調に推移しました。

酸化チタンは、全般に亘り出荷は堅調に推移しましたが、鉱石価格上昇によるコスト増を補えず利益は減少しました。亜鉛製品は、出荷数量が減少したものの、亜鉛建値の上昇を受けて販売単価が高値で推移しました。

樹脂添加剤は、東南アジアを主とした海外向けを中心に塩ビ安定剤やハイドロタルサイトが好調に推移しました。

衛生材料は、衛生部材(フィルム・不織布)の売上は堅調に推移したものの、顧客ニーズの高度化により歩留りが低下して利益は減少しました。

有機化学品は、チオ製品がコンクリート混和剤向けの輸出増大により売上が回復しましたが、医薬品中間体が大口顧客の生産調整の影響を受けて売上、利益ともに減少しました。

触媒は、石油樹脂の水素添加などに使用するニッケル触媒が足元で出荷が好調に推移するとともに、脱硝触媒が大型ごみ焼却炉向けに輸出が大幅に増加しました。

また、受託ビジネスも堅調に推移しました。

この結果、当セグメントの売上高は前年同期比7.1%増の57,322百万円となり、営業利益は前年同期比4.4%増の4,684百万円となりました。

(医療)

X線バリウム造影剤は輸出の増加により堅調に推移し、「グルカゴン」(消化管蠕動運動抑制作用)、「レボシス」(人工骨充填剤)、「ソルプロ」(日焼け止めの飲み薬)も順調に売上を伸ばしました。

一方、消化性潰瘍・逆流性食道炎治療薬「アルロイドG」はジェネリック品の勢いが弱まり前年同期並みに推移しましたが、原料の値上がりの影響を受けました。また、医療機器は、メンテナンス契約等の獲得は順調だったものの、機器本体の拡販が進まず伸び悩みました。かぜ薬「改源」やその他のOTC(一般用)医薬品は低調に推移しました。

この結果、当セグメントの売上高は前年同期比1.7%減の7,390百万円となりましたが、コストダウンの徹底により新製品の治験費用を吸収し、営業利益は前年同期比51.1%増の312百万円となりました。

(その他)

路面標示・道路標識の設置工事などを行うラインファルト工業㈱が連結子会社から除外となったため、第2四半期までの売上高674百万円、営業利益16百万円を計上しております。

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(3)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、2,450百万円です。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。