第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて、重要な変更はありません。

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間の当社グループの業績は、一部で中国経済の減速の影響を受けましたものの、売上は注力事業の電子材料、化粧品材料、触媒等が伸びるなど、堅調に推移しました。営業利益は、原燃料価格の上昇や創業100周年記念事業にかかる費用計上により僅かながら減益となりましたが、経常利益については、休止工場にかかる固定費など営業外費用が減少し増益となりました。

この結果、売上高は前年同期比3.4%増の67,611百万円、営業利益は前年同期比0.5%減の3,548百万円、経常利益は前年同期比7.4%増の3,718百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比140.6%増の2,759百万円となりました。

なお、総資産は前連結会計年度末比2.8%増の120,760百万円となりました。

 

セグメントの経営成績は以下のとおりです。

 

(化学)

電子材料は、10月以降中国経済減速等による生産調整の影響を受けましたが、前年同期比では売上を伸ばしました。

酸化チタンは、繊維向けなどが堅調に推移しましたが、原料鉱石および燃料価格上昇の影響を受けました。化粧品向け微粒子酸化チタンや微粒子酸化亜鉛は好調に推移しましたが、酸化亜鉛の工業用途向けについては亜鉛建値下落の影響を受けました。

樹脂添加剤は、国内向けが自然災害による顧客の生産調整や工事の遅れにより、低調に推移しました。一方、東南アジアを主とした海外向けについては、堅調に推移する中で昨年8月に子会社化したSIAM STABILIZERS AND CHEMICALS CO., LTD.も加わり、国内の減少をカバーしました。

衛生材料は、衛生部材(フィルム・不織布)の売上が堅調に推移するとともに、生産性も向上し収益が改善しました。

有機化学品は、チオ製品が中国向けを主とした輸出が減少しましたが、プラスチックレンズ向け等国内向けは堅調に推移し、また医薬品中間体は10月以降に計画されていた出荷が始まり業績が回復しました。

触媒は、脱硝触媒が中国でのごみ焼却炉向けに堅調に推移するとともに、石油樹脂の水素添加などに使用するニッケル触媒も拡販の実現により売上を大幅に伸ばしました。

また、受託ビジネスも堅調に推移しました。

この結果、当セグメントの売上高は前年同期比6.2%増の60,902百万円となり、営業利益は前年同期比2.5%増の4,802百万円となりました。

(医療)

X線バリウム造影剤は、アジアへの輸出を伸ばしましたが、国内向けは減少が続きました。

消化性潰瘍・逆流性食道炎治療薬「アルロイドG」は、ジェネリック品の販売中止を受けて売上が回復しましたが、薬価引き下げや原料値上がりの影響を受けました。

医療機器は、機器本体の販売台数が増加し、またメンテナンス契約等の獲得もあり、堅調に推移しました。

美容整形外科向けに販売した日焼け止め対策サプリ「ソルプロプリュスホワイト」は好調に推移しました。

また、かぜ薬「改源」などのOTC医薬品は低調に推移しました。

この結果、当セグメントの売上高は前年同期比9.2%減の6,709百万円となりましたが、新製品の治験終了による委託外注費の減少などにより、営業利益は前年同期比59.2%増の498百万円となりました。

 

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(3)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、2,238百万円です。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。