当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて、重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間の当社グループの業績は、概ね10月以降回復基調にあるものの、第2四半期までの新型コロナウイルス感染症拡大に伴う経済活動の低下により、住宅着工数や自動車生産台数が低迷した影響が大きく、売上高は前年同期比5.3%減の62,600百万円、営業利益は前年同期比0.4%増の3,136百万円、経常利益は前年同期比17.7%減の2,716百万円となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は投資有価証券売却益計上等により前年同期比15.7%増の2,311百万円となりました。
なお、総資産は前連結会計年度末比3.6%増の126,067百万円となりました。
(化学)
売上高は前年同期比5.0%減の56,203百万円となり、営業利益は前年同期比2.8%減の4,007百万円となりました。
電子材料
積層セラミックスコンデンサ向け誘電体(チタン酸バリウム)および誘電体材料(高純度炭酸バリウム)は、一部車載向けが10月以降に回復するとともに、5G基地局やリモートワークによるパソコン等通信機器向けは堅調に推移し、売上は増加しました。しかし、当年度の販売計画を大きく下回ったことにより、単位当たりの減価償却負担が増加し、利益は減少しました。
酸化チタン・亜鉛製品
酸化チタンは、食品包装に使用されるグラビアインキ向けは堅調に推移しましたが、建材や繊維向けは低調に推移し、売上は減少しました。
亜鉛製品は、8月以降亜鉛建値が上昇基調に転じ、自動車生産回復によりタイヤ向け酸化亜鉛が増加しているものの、第2四半期までの落ち込みをカバーできず、売上・利益ともに減少しました。
また、化粧品材料の超微粒子酸化チタン・酸化亜鉛は、海外の都市封鎖や外出自粛により、化粧品や日焼け止めの需要が落ち込み、売上・利益ともに減少しました。
樹脂添加剤
PVC安定剤の国内向けは、IT関連設備用PVC工業板用途が回復基調にあるものの、住宅設備向けなど全般にわたり低調に推移し、売上・利益ともに減少しました。
一方、海外向けは、自動車ワイヤーハーネス向けの販売が戻り始め、またタイにおいて渇水対策の予算が充てられたことによる灌漑用パイプ需要の高まり、ベトナムにおいてはローカル顧客への拡販により、売上・利益ともに増加しました。
衛生材料
新型コロナ感染防止対策による不織布需要の高まり等の影響を受けて海外および輸入商材販売が堅調に推移するとともに、インドネシアのフィルム工場において増産と品質の安定化により生産性が改善したため、売上・利益ともに増加しました。
有機化学品
チオ製品は、コンクリート混和剤向けの輸出は増加しましたが、プラスチックレンズ向けが新型コロナの影響もあり減少しました。また、リン製品は、自動車および各種部品製造に使用される潤滑油添加剤向けが9月以降回復するも、8月までの落ち込みが大きく、売上・利益ともに減少しました。
医薬品原薬・中間体の生産受託については、主力中間体の受託数量が増加するとともに、複数の原薬が堅調に推移し、売上・利益ともに伸ばしました。
触 媒
主に水添石油樹脂に使用されるニッケル触媒は、主要顧客での安定生産が継続したことで堅調な出荷となりました。
火力発電所やごみ焼却施設で使用される脱硝触媒は、国内向けの取替等でまとまった出荷があり、売上・利益ともに増加しました。
受託加工
加工顔料は、浴用剤向けが好調に推移し、10月以降自動車向けの回復が見られるものの、第2四半期までの落ち込みをカバーできず、売上・利益ともに減少しました。
焼成、混合、乾燥等の工程受託は、一つの大型案件が終了したことと新規案件の稼働遅れが影響し、売上・利益ともに減少しました。
(医療)
売上高は前年同期比7.8%減の6,397百万円となり、営業利益は前年同期比25.5%減の515百万円となりました。
医療用医薬品
バリウム造影剤は、国内向けは5月を底に回復の動きはあるものの、コロナ禍の健診施設の休業等の影響が大きく、また輸出も一時的に落ち込み、売上・利益ともに減少しました。
消化性潰瘍・逆流性食道炎治療薬「アルロイドG」は、新型コロナの影響は大きくはなかったものの、薬価引き下げの影響を受け、売上・利益ともに減少しました。
医療機器
内視鏡洗浄消毒器は、感染症対策もあって10月以降販売台数が回復傾向にあるものの、第2四半期までの内視鏡検査・手術数の減少、病院へのセールス訪問自粛等が響き、売上・利益ともに減少しました。
しかし、昨年発売の粘膜下注入材「リフタルK」および注入材用穿刺針「リフテインニードル」の売上が一部寄与しました。
一般用医薬品・その他
かぜ薬「改源」など一般用医薬品は、コロナ禍での一時的な需要が5月以降鈍化し、また感染対策の徹底による風邪の罹患者減少の影響を受け、伸び悩みました。
一方、紫外線対策サプリメント「ソルプロ」シリーズなど美容医療機関向け製品は堅調に推移しました。
(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産は126,067百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,418百万円増加いたしました。これは主として有形固定資産が4,090百万円増加したことによるものです。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は42,355百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,198百万円増加いたしました。これは主として長期借入金が2,596百万円増加したことによるものです。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は83,712百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,219百万円増加いたしました。この結果、自己資本比率は63.8%(前連結会計年度末は64.4%)となりました。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1,829百万円です。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。