第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前連結会計年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて、重要な変更はありません。

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間の当社グループの業績は、電子材料分野をはじめ、全般にわたって好調に推移し、売上高は「収益認識に関する会計基準」等の適用によって前年同期比0.8%減の39,905百万円(収益認識基準適用前:47,484百万円)となりましたが、営業利益は前年同期比172.8%増の4,356百万円、経常利益は前年同期比277.2%増の4,599百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比469.8%増の3,180百万円となりました。

総資産は前連結会計年度末比1.3%増の124,547百万円となりました。

 

(化学)

売上高は「収益認識基準に関する会計基準」等の適用によって前年同期比1.4%減の35,809百万円(収益認識基準適用前:43,349百万円)となりましたが、営業利益は前年同期比122.7%増の5,101百万円となりました。

 

電子材料

積層セラミックスコンデンサ向け誘電体及び誘電体材料ともに、車載用途向けや通信機器関連向けが当期第1四半期に続き好調を維持し、前年同期比で売上・利益ともに大きく増加しました。

 

酸化チタン・亜鉛製品

酸化チタンは、グラビアインキ向けを中心に各用途が好調に推移し、価格是正も浸透し始めたことから、前年同期比で売上、利益ともに増加しました。

亜鉛製品については、亜鉛末事業からは撤退しましたが、自動車タイヤ向け酸化亜鉛が堅調に推移し、亜鉛建値が高騰していることから、前年同期比で売上・利益ともに増加しました。

また、化粧品材料の超微粒子酸化チタン・酸化亜鉛は、昨年から続く新型コロナウイルスによる外出自粛などの影響を依然受けており、前年同期と同様に低調に推移しました。

 

樹脂添加剤

国内向け塩ビ安定剤は、当期第1四半期に続き、住宅関連設備やIT関連設備用PVC工業板用途等全般

にわたり出荷が好調に推移し、対前年同期比で売上・利益ともに増加しました。

海外展開では、PVC安定剤が自動車ワイヤーハーネス向けに出荷が好調に推移したことやハイドロタルサイトは、中国の景気を反映して、安定剤用途や農業用フィルム向けに出荷が堅調であり、売上・利益ともに増加しました。

 

衛生材料

衛生材料事業は、売上は商社ビジネスに関わる「収益認識に関する会計基準」等の適用及び前年同期にありましたコロナ特需減により減少しました。利益もインドネシア現地法人の製造販売業は、おむつ・サニタリー用品関連及び医療用関連向けで堅調に推移しましたが、コロナ特需減により減少しました。

 

有機化学品

チオ製品は、プラスチックレンズ向けが好調に推移し、リン製品も、自動車分野が好調に推移したことにより、前年同期比で売上・利益ともに増加しました。

医薬品原薬・中間体の生産受託については、主力中間体及び原薬の出荷が好調に推移し、前年同期比で売上・利益ともに大きく増加しました。

 

触 媒

水添石油樹脂向けなどで使用されるニッケル触媒は、予定していた案件の納入が後ろ倒しになったこともあり、売上は減少しました。

火力発電所やごみ焼却施設で使用される脱硝触媒は、大型物件の一部出荷が当期に寄与し、売上・利益ともに増加しました。

 

受託加工

加工顔料は自動車関連や浴用剤関連など、全般的に好調に推移し、また焼成、混合、乾燥等の工程受託も好調に推移したことから、売上・利益ともに増加しました。

 

(医療)

売上高は前年同期比3.8%増の4,096百万円(収益認識基準適用前:4,135百万円)となり、営業利益は前年同期比4.0%減の233百万円となりました。

 

医療用医薬品

バリウム造影剤は、昨年度から続くコロナ禍の健診減の影響を受けつつも、海外向け輸出の伸びもあり、売上・利益ともに前年を上回りました。

消化性潰瘍・逆流性食道炎治療薬「アルロイドG」の需要は堅調に推移し、薬価引き下げの影響はあるものの、売上はやや増加しました。

 

医療機器

内視鏡洗浄消毒器は、前年同期より販売台数が回復し、売上・利益ともに増加しました。

 

一般用医薬品・その他

かぜ薬「改源」など一般用医薬品は、前期4月にはコロナ禍の特需がありましたが、その後のコロナ感染予防の徹底により風邪の流行がなく、前年同期比で売上・利益ともに減少しました。

当期6月に新発売しました体臭予防サプリメント「アプローラ」など美容医療機関向け製品は堅調に推移しました。

 

(2)財政状態の分析

当第2四半期連結会計期間末の財政状態に関しては、以下のとおりです。

(資産)

当第2四半期連結会計期間末における総資産は124,547百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,540百万円増加しました。

主な要因は、現金及び預金が828百万円増加、原材料及び貯蔵品が708百万円増加したことによるものです。

 

(負債)

当第2四半期連結会計期間末における負債合計は42,217百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,524百万円減少しました。

主な要因は、支払手形及び買掛金が987百万円増加したものの、長期借入金が744百万円減少、流動負債その他が1,771百万円減少したことによるものです。

 

(純資産)

当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は82,329百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,064百万円増加しました。この結果、自己資本比率は63.2%(前連結会計年度末は61.6%)となりました。

(3)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローに関しては、以下のとおりです。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間において、営業活動によるキャッシュ・フローの収入は5,383百万円となり、前年同期に比べ1,199百万円増加しました。これは、主に売上債権の増減額が2,486百万円減少したものの、税金等調整前四半期純利益が3,251百万円増加したこと、仕入債務の増減額が1,376百万円増加したことによるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間において、投資活動によるキャッシュ・フローの支出は3,818百万円となり、前年同期に比べ1,064百万円減少しました。これは、主に有形固定資産の取得による支出が1,280百万円減少したことによるものです。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間において、財務活動によるキャッシュ・フローの支出は1,025百万円(前年同期は1,836百万円の収入)となりました。これは、主に長期借入れによる収入が2,700百万円減少したことによるものです。

以上の結果、当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ621百万円増加し、11,774百万円となりました。

(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

(5)経営方針・経営戦略等

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。

(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

(7)研究開発活動

当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1,168百万円です。

なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

3【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。