第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前連結会計年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて、重要な変更はありません。

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間の当社グループの業績は、価格改定の浸透はあるものの、中国ロックダウンによる在庫調整や、半導体不足による自動車の減産、ウクライナ情勢による原燃料高の影響などを受け、売上高は前年同期比9.3%増の21,400百万円となりましたが、営業利益は前年同期比14.6%減の1,826百万円、経常利益は前年同期比9.9%減の2,125百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比8.1%増の1,769百万円となりました。

総資産は前連結会計年度末比2.7%増の127,230百万円となりました。

 

セグメントの業績は以下のとおりです。

なお、各セグメントの営業利益は全社費用等調整前の金額であります。

(化学)

売上高は前年同期比9.9%増の19,455百万円となりましたが、営業利益は前年同期比12.8%減の2,295百万円となりました。

 

電子材料

積層セラミックスコンデンサ向け誘電体は、中国ロックダウンの影響もあり売上が減少しましたが、前年同期に比べ高付加価値品の出荷割合が増えたため、利益は増加しました。誘電体材料も同影響を受けて出荷総量は減少しましたが、価格改定や販売製品の構成差により、売上・利益ともに増加しました。

 

酸化チタン・亜鉛製品

酸化チタンは、各用途向けが堅調に推移し、価格改定も進んだことから、前年同期に比べ出荷数量は減少しましたが、売上は増加しました。

亜鉛製品は、依然続く亜鉛建値の高騰と堅調な需要により、売上・利益ともに増加しました。

また、化粧品材料の超微粒子酸化チタン・酸化亜鉛は、前年第3四半期から市況が回復傾向にあり、売上・利益ともに増加しました。

 

樹脂添加剤

国内向け塩ビ安定剤は、住宅関連向けは低調に推移しましたが、半導体製造設備用PVC工業板用が好調であったうえ価格改定が浸透したため、売上は増加しました。

海外では、中国ロックダウンの影響や半導体不足による自動車生産台数の減少もあり、自動車ワイヤーハーネス向けなど全般に低調に推移し、売上・利益ともに減少しました。

 

衛生材料

衛生材料事業は、商社業およびインドネシア現地法人の製造業ともに、おむつ・サニタリー用品および医療用関連向けの出荷は堅調でしたが、原燃料や運賃の高騰を受け、売上・利益ともに減少しました。

 

有機化学品

チオ製品は、プラスチックレンズ向けが好調であったほか、秋口に定期修理を控える主要顧客への一部前倒し出荷もあったため、売上・利益ともに増加しました。

リン製品は、自動車関連向けが低調でしたが、価格改定により売上は増加しました。

医薬品原薬・中間体の生産受託については、主力中間体および原薬の出荷が、一部第2四半期以降に延期となった影響もあり、売上・利益ともに減少しました。

 

触 媒

水添石油樹脂向けなどで使用されるニッケル触媒は、主要顧客の新工場立ち上げ遅延により出荷が遅れておりますが、ニッケル地金の高騰と製品値上げもあり、売上は増加しました。

火力発電所やごみ焼却施設で使用される脱硝触媒は、前期から続く大型物件の一部出荷が当期も寄与し、売上・利益ともに増加しました。

 

受託加工

加工顔料は、中国ロックダウンなどの影響や在庫調整により、自動車関連や浴用剤関連が低調に推移し、焼成、混合、乾燥等の工程受託も同様に一部案件の需要が減少したため、売上・利益ともに減少しました。

(医療)

売上高は前年同期比3.4%増の1,945百万円となり、営業利益は前年同期比227.9%増の89百万円となりました。

 

医療用医薬品

バリウム造影剤は、国内需要の低調を輸出がカバーし、売上・利益ともに増加しました。

一方で、消化性潰瘍・逆流性食道炎治療薬「アルロイドG」は、販売量は堅調なものの薬価引き下げの影響を受け、売上は減少しました。

 

医療機器

内視鏡洗浄消毒器は、前年同期より販売台数が増加し、売上・利益ともに増加しました。

 

一般用医薬品・その他

かぜ薬「改源」など一般用医薬品は、コロナ禍によるマスク着用など罹患対策予防の浸透により、前年同期比で売上・利益ともに減少しました。一方、紫外線対策サプリメント「ソルプロ」シリーズなど美容医療機関向け製品は堅調に推移しました。

 

(2)財政状態の分析

(資産)

当第1四半期連結会計期間末における総資産は127,230百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,310百万円増加いたしました。

主な要因は、受取手形及び売掛金が574百万円減少したものの、現金及び預金が1,683百万円増加、商品及び製品が2,245百万円増加したことによるものです。

(負債)

当第1四半期連結会計期間末における負債合計は43,202百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,990百万円増加いたしました。

主な要因は、支払手形及び買掛金が1,210百万円増加、短期借入金が2,441百万円増加したものの、未払法人税等が1,079百万円減少、長期借入金が520百万円減少したことによるものです。

(純資産)

当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は84,028百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,320百万円増加いたしました。この結果、自己資本比率は62.9%(前連結会計年度末は63.6%)となりました。

 

 

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

(4)経営方針・経営戦略等

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

(6)研究開発活動

当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、647百万円です。

なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

3【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。