第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、本四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在していません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 令和2年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首より適用しており、従来の方法に比べて、当第3四半期連結累計期間の売上高及び売上原価がそれぞれ21億51百万円減少しております。詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、長期化する新型コロナウイルス感染症の影響により、社会・経済活動が制限されるなか、一部改善の動きが見られたものの、未だ収束が見通せない、先行き不透明な状況で推移いたしました。

このような状況のもと、当第3四半期連結累計期間の売上高は605億31百万円(前年同期比8.3%増加)、営業利益は37億14百万円(前年同期比20.2%増加)、経常利益は42億39百万円(前年同期比21.0%増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益は30億80百万円(前年同期比29.8%増加)となりました。

当第3四半期連結累計期間における、セグメントの業績は、次のとおりであります。

 

① ガス事業

ガス事業を取り巻く環境は、自動車、化学、半導体、食品など仕向け先全般において需要が緩やかに回復し、持ち直しの動きがみられました。

このような事業環境のなか、当事業ではシリンダーガスビジネスの持続的な成長や収益の改善を目指し、生産・販売体制の見直しを行ない、地域に密着した営業に努めてまいりました。

『溶解アセチレン』は、現場関係及び造船業界向け需要が減少したものの、自動車関連向け需要が回復し、売上高は前年同期並みとなりました。

『その他工業ガス等』は、酸素が新規及びスポット需要の獲得、窒素が半導体及び食品向け需要の回復、アルゴンが新規獲得及び需要の回復、炭酸ガスがプラントメーカーの出荷量増加及びドライアイス向け需要の回復、冷媒ガスが自動車向け新規獲得、また、LPガス等の石油系ガスが入札案件獲得と輸入価格の上昇に伴う販売価格の上昇によりそれぞれ増加し、売上高は前年同期を上回りました。

『溶接溶断関連機器』は、新規獲得や設備工事、工作機械等の受注が回復し、売上高は前年同期を上回りました。

『容器』は、消火設備装置向け容器及び一般工業用向け容器が減少し、売上高は前年同期を下回りました。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は443億38百万円(前年同期比7.6%増加)、営業収入は2億77百万円(前年同期比4.2%増加)、営業利益は32億77百万円(前年同期比14.0%増加)となりました。

 

 

② 化成品事業

化成品事業を取り巻く環境は、ナフサ価格の上昇による原材料の高騰や供給不足が続く厳しい状況で推移しました。

このような事業環境のなか、新しい技術の開発に注力し、環境にやさしい製品や付加価値の高い製品づくりに努めてまいりました。

『接着剤』は、ペガールが新製品の開発により、紙用接着剤及び粘着用が増加し、また、需要先の業況回復により塗料用、建築用、繊維用の需要が増加、シアノンが欧米向けに医療用・工業用高付加価値品、南米・韓国向けにコンシューマー用の需要が増加、ペガロックが国内、海外向けの需要が増加し、売上高は前年同期を上回りました。

『塗料』は、建築用塗料が高機能品の「ウォ-ルバリアシリーズ」や「ビーズコートシリーズ」の伸長、また、エアゾール製品は需要が回復し売上高は前年同期を上回りました。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は139億63百万円(前年同期比10.1%増加)、営業収入は0百万円(前年同期比0.0%で増減なし)、営業利益は13億22百万円(前年同期比15.7%増加)となりました。

 

③ その他事業

その他事業は、LSIカード関連及び食品添加物の需要が増加し前年同期を上回り、売上高は22億28百万円(前年同期比10.9%増加)、営業利益は21百万円(前年同期は47百万円の営業損失)となりました。

 

       (各事業別の売上高、営業収入および営業利益)

                                            (単位:百万円) 

事業区分

売 上 高

営 業 収 入

営 業 利 益

金 額

前年同期比(%)

金 額

前年同期比(%)

金 額

前年同期比(%)

 ガス事業

44,338

107.6

277

104.2

3,277

114.0

 化成品事業

13,963

110.1

0

100.0

1,322

115.7

 その他事業

2,228

110.9

21

 合計

60,531

108.3

277

104.2

4,620

116.4

 

(注)各事業別営業利益合計46億20百万円と四半期連結損益計算書「営業利益」37億14百万円の差額9億6百万円は、各事業に帰属しない一般管理費であります。

 

当第3四半期連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末と比べて48億16百万円増加して972億26百万円となりました。

資産は、主として投資有価証券の時価が値下がりと株式売却により減少したものの現金及び預金、売上債権、有形固定資産が増加したことにより前連結会計年度末と比べて48億16百万円増加しました。

負債は、主として仕入債務などが増加したことにより前連結会計年度末と比べて27億74百万円増加しました。

純資産は、主として利益剰余金の増加により前連結会計年度末に比べて20億41百万円増加しました。

 

(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。

 

(3) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費は3億27百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

   当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。