第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

なお、第1四半期連結累計期間より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、「四半期純利益」を「親会社株主に帰属する四半期純利益」としております。

 

(1)業績の状況

 当第3四半期連結累計期間における世界経済は、米国経済や欧州経済が堅調に推移したことなどにより緩やかな回復が見られたものの、中国経済の減速や原油安などから先行きは不透明な状況で推移しました。

 一方、わが国経済は、個人消費の持ち直しに依然として足踏みが見られるものの、政府の経済政策などを背景とした企業収益や雇用情勢の改善により、景気は緩やかな回復が続きました。

 当社グループの主需要先である産業機械業界では受注の減少、建設・建築業界では住宅着工戸数に一服感がありましたが、造船業界では手持ち工事量に増加が見られました。

 このような状況のもと、当社グループは世界市場に向けた新技術・新製品の開発、また、収益確保を目指した原価低減、経営の効率化に取り組んでまいりました。

 その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は336億77百万円(前年同期比3.4%増)、営業利益は15億34百万円(同67.1%増)、経常利益は12億82百万円(同21.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5億99百万円(同30.2%増)となりました。

 セグメントの業績は、次のとおりであります。

機械装置

 機械装置部門においては、4月にKOIKEテクノセンターにて開催した2015年KOIKEプライベートフェアに、定尺サイズの厚板高速加工が可能なファイバーレーザー切断機「FIBERTEC-Zシリーズ」や新型プラズマ切断装置「SUPER-400PRO-Ⅱ」、高速穴開け加工が可能な新型ドリル「センターミスト式ドリルユニット」を搭載したNC切断機などの新製品を展示し、好評を得ることができました。また、全国で器具標準品(手動ガス切断機・溶断用圧力調整器等)の拡販セール「20%アップキャンペーン」を行うとともに、新型溶接台車「ウェルハンディミニストロング」や「ウェルバート」の実演販売活動を開始し、受注が増加しました。さらに、新規にロスナイシステムの納入が完了するなど顧客のシステム化への対応も進めました。

 海外においては、中国で開催された北京エッセンショーに、ナビゲーションシステム搭載のCNC切断機を出展するとともに、造船業界向けのセミナーを開催し、多くの来訪者を集めることができました。また、アジアの当社代理店の営業員への販売トレーニングを実施するとともに、タイやインドネシアの展示会に小型CNC切断機などを出展し、積極的な営業活動を行いました。さらに、国際協力機構(JICA)からの要請によるブラジルの職業訓練校講師への鋼材切断技術に関する研修をKOIKEテクノセンターにて実施し、国家プロジェクトへの貢献ができました。

 生産面においては、収益向上のため、生産原価の予実管理を強化し目標原価の遵守を徹底しました。また、CO2レーザー切断機およびファイバーレーザー切断機の好調な納入を背景にNC切断機は高い生産量を維持するとともに、新開発の溶接台車を生産開始しました。

 その結果、売上高は153億93百万円(前年同期比8.0%増)、セグメント利益は12億36百万円(同66.4%増)となりました。

高圧ガス

 高圧ガス部門においては、2015年KOIKEプライベートフェアを機に、切断・溶接装置販売に伴う多くの新規ガス獲得に繋げることができましたが、工業用ガスは、鉄鋼関連を中心に酸素・窒素・アセチレン・ヘリウムの需要の落ち込みを受け、販売量は低調に推移しました。なお、新分野への取り組みとして、「2015国際次世代農業EXPO」において農作物への成長促進に効果がある「グリーンガス」を出展し、好評を得ることができました。

 生産面においては、保安確保・安定供給を第一に取り組むとともに、CE大型化による輸送効率向上や新電力会社への移行などにより原価低減に努めました。

 医療分野においては、HOSPEX Japan 2015(医療福祉設備展)に、手術用映像システムと「クロモフェアF」(LED無影灯)を合わせて出展し、好評を得ることができました。酸素濃縮器においては、新製品「KM5 5touch」(酸素濃縮器/タッチパネル・静音・軽量)のレンタル件数および販売の増加により、売上を伸ばすことができました。また、「ジャスミン」(睡眠時無呼吸症候群治療装置)は、製品改良により評価が高まり、順調に契約を伸ばしました。

 その結果、売上高は114億86百万円(前年同期比2.4%減)、セグメント利益は6億98百万円(同7.4%増)となりました。

溶接機材

 溶接機材部門においては、当社の主需要先である建築・鉄骨向けの各種工事に一服感があったものの、溶接機・溶接材料の需要が堅調に推移したため、昨年を上回る販売量となりました。

 溶接機器においては、2015年KOIKEプライベートフェアにて、今後の需要増加が見込まれる水素ガスに主眼を置き、水素ガスに対応するホースを初めて出展し、販売を開始するとともに、水素ガス用逆火防止器の受注活動にも努めました。また、安全器・ホース・マグネットの拡販を目的とした「サマーセール」の実施や「こいけ市」をはじめとした各種展示会での溶接機・関連商材の実演PR、溶接機材の物流網を活用した拡販を行い、成果を得ることができました。さらに、大手ユーザーから大型溶接ロボットの新規受注を獲得するとともに、個人向け一般市場への小型の溶接機・プラズマ切断機の販売増加を図るため、JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2015への出展や首都圏のホームセンターでの実演を行い、多くの来場者を集めることができました。

 その結果、売上高は64億32百万円(前年同期比3.0%増)、セグメント利益は1億83百万円(同19.8%増)となりました。

その他

 その他の部門においては、ガス機器の品質向上・原価低減への取組、積極的な営業活動を行い、大学研究機関へ今年度末にヘリウム液化機2台の納入が予定されております。

 排ガス処理装置については、中国経済の減速に伴う設備投資計画延期などにより、十分な成果を得ることはできませんでしたが、SEMI規格を取得するとともに、新製品2機種を台湾の顧客に販売し、好評を得ることができました。

 その結果、売上高は3億65百万円(前年同期比26.0%増)、セグメント利益は8百万円(前年同期はセグメント損失23百万円)となりました。

 

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題についての重要な変更はありません。

 

(3)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、2億6百万円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。