第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1)業績の状況

当第1四半期連結累計期間における世界経済は、米国経済が堅調に推移したものの、中国経済の減速や英国の欧州連合(EU)離脱決定などにより先行きは不透明感が強まりました。

一方、わが国経済は、企業収益・雇用情勢の改善傾向が続きましたが、個人消費の低迷や円高・株安の進行などにより景気回復に足踏みが見られました。

当社グループの主需要先である建設・建築業界では労働力不足による建設工事の遅れ、造船業界・産業機械業界では中国をはじめとして世界的に市況の悪化が見られるなど、厳しい状況で推移しました。

このような状況のもと、当社グループは世界市場に向けた新技術・新製品の開発、また、収益確保を目指した原価低減、経営の効率化に取り組んでまいりました。

その結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は102億81百万円(前年同期比3.1%減)、営業利益は3億5百万円(同16.1%減)、経常利益は4億15百万円(同79.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億36百万円(同102.7%増)となりました。

 セグメントの業績は、次のとおりであります。

機械装置

 機械装置部門においては、4月に大阪で開催された「2016国際ウエルディングショー」に、定尺ハウジングタイプのファイバーレーザー切断機「FIBERTEC-Zシリーズ」を出展するとともに、「ウェルハンディ ミニ ストロング」や「ウェルバート」などの新型溶接台車にて高品質溶接用混合ガス「スーパーシールド」を用いた実演などを行うことにより、ガス・溶接・切断の一体販売を目的としたPRを実施し、受注につなげることができました。また、5月にKOIKEテクノセンターにて開催した「2016ステンレスプライベートフェア」に、新型のステンレス用ドリルを搭載したプラズマ切断機を出展し、多くの顧客から高い評価を得ることができました。さらに、6月に福岡で開催した「九州こいけ市」では、ポータブルNC切断機などを出展し、好評を得ることができました。

 海外においては、中国の造船所からの大型案件について受注を獲得することができました。また、アジア向けに海外現地法人にて製造したNC切断機の拡販活動を行い、多くの受注を獲得することができました。しかしながら、造船業界や建設機械・鉱山機械業界での市況の低迷により、厳しい状況で推移しました。

 生産面においては、期初に一時的に減少も見られたものの、その後回復し、生産量を確保することができました。また、生産効率の向上に向けて標準機生産体制の整備に取り組みました。さらに、ファイバーレーザー切断機やプラズマ切断機の開発を推進し、さらなる性能向上に努めました。

 その結果、売上高は44億31百万円(前年同期比3.3%減)、セグメント利益は2億47百万円(同22.1%減)となりました。

高圧ガス 

 高圧ガス部門においては、「2016国際ウエルディングショー」に溶接の高品質化・効率向上・コスト低減に寄与する「スーパーシールド」やガス現地混合システム「KSミキサー」を出展し、新規顧客獲得に向けたPRを積極的に行いました。また、ガス・溶接・切断の一体販売に向けた体制の強化を行い、切断・溶接装置の販売に伴う新規ガス獲得活動を推進しました。しかしながら、鉄鋼・建築・建機関係の低迷に伴い、酸素・窒素などの主要ガスの販売量は減少しました。

 生産面においては、ガス製造工場において安全基準の見直しや設備のメンテナンスおよび更新を行い、保安確保・安定供給・品質確保・原価低減に努めました。

 医療分野においては、営業活動の強化によりCPAP(持続陽圧呼吸器)のレンタル契約を伸ばすことができました。また、酸素濃縮器の販売については更新需要が旺盛だったことにより、昨年を上回る実績となりましたが、レンタルについては契約単価の下落により低迷しました。

 その結果、売上高は37億47百万円(前年同期比0.8%減)、セグメント利益は2億7百万円(同14.6%減)となりました。

溶接機材

 溶接機材部門においては、「2016国際ウエルディングショー」において、小型の溶接機および切断機の実演や安全保護具のPRを行うとともに、原価を大幅に低減させた新型マグネット「PLSシリーズ」を出展しました。また、輸入商材である金属補修材の営業活動の強化や取扱商材の拡充を行うとともに、「九州こいけ市」に溶接用液晶保護面および安全器商品を中心に出展し、拡販に取り組みました。

 しかしながら、主需要先である建築・鉄骨向けの各種工事の遅れや建設機械・自動車向けの需要に減少が見られたことにより販売量は低迷しました。

 その結果、売上高は19億97百万円(前年同期比9.0%減)、セグメント利益は40百万円(同27.0%減)となりました。

その他

 その他の部門においては、ヘリウム関連機器の受注を確保するとともに、設備更新需要に対応すべく積極的に営業活動を行いました。

 排ガス処理装置においては、中国でのディスプレイ工場からの引き合い増加に対応するため、現地への駐在員派遣に向けた取り組みを進めるなど営業活動の強化に努めました。

 その結果、売上高は1億5百万円(前年同期比115.9%増)、セグメント利益は0百万円(前年同期はセグメント損失14百万円)となりました。

 

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(3)研究開発活動

 当第1四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、62百万円であります。

 なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。