第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1)業績の状況

 当第2四半期連結累計期間における世界経済は、米国経済が総じて堅調に推移したものの、中国経済の減速や英国の欧州連合(EU)離脱問題などにより先行きは不透明感が強まりました。

 一方、わが国経済は、雇用情勢の改善傾向が続きましたが、個人消費の停滞や円高の進行により企業収益の改善に足踏みが見られました。

 当社グループの主需要先である建設・建築業界では労働力不足による建設工事の遅れ、造船業界・産業機械業界では世界的に市況の悪化が見られるなど、厳しい状況で推移しました。

 このような状況のもと、当社グループは世界市場に向けた新技術・新製品の開発、また、収益確保を目指した原価低減、経営の効率化に取り組んでまいりましたが、その効果は限定的なものとなりました。

 その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は205億76百万円(前年同期比8.3%減)、営業利益は6億2百万円(同37.1%減)、経常利益は8億49百万円(同0.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3億33百万円(同29.5%減)となりました。

 セグメントの業績は、次のとおりであります。

機械装置

 機械装置部門においては、4月に大阪で開催された「2016国際ウエルディングショー」に、定尺ハウジングタイプのファイバーレーザー切断機「FIBERTEC-Zシリーズ」を出展するとともに、「ウェルハンディ ミニ ストロング」や「ウェルバート」などの新型溶接台車にて高品質溶接用混合ガス「スーパーシールド」を用いた実演などを行うことにより、ガス・溶接・切断の一体販売を目的としたPRを実施し、受注につなげることができました。また、5月にKOIKEテクノセンターにおいて開催した「2016ステンレスプライベートフェア」に、新型のステンレス用ドリルを搭載したプラズマ切断機を出展するとともに、国内各地で開催した「こいけ市」にポータブルNC切断機などを出展し、好評を得ることができました。さらに、器具・自動機の一括受注を目的とした利益還元セールを行い、受注活動を推進しました。

 海外においては、中国の造船所からの大型案件について受注を獲得することができました。また、アジア向けに海外現地法人にて製造したNC切断機の拡販活動を行い、多くの受注を獲得することができました。さらに、海外グループ各社の更なる経営体質強化、既存製品のコストダウン、市場のニーズに合った新製品の販売を推進しましたが、造船業界や産業機械業界での世界的な市況の低迷により厳しい状況が続きました。

 生産面においては、部品の纏め発注および計画生産の開始や仕様の標準化によるコストダウンを推進しました。また、市場の様々なニーズへ対応するために、ファイバーレーザー切断機の更なる改良や出力が300Aのプラズマ切断機の開発を推進しました。

 その結果、売上高は85億30百万円(前年同期比16.5%減)、セグメント利益は4億66百万円(同39.8%減)となりました。

高圧ガス

 高圧ガス部門においては、「2016国際ウエルディングショー」や国内各地で開催した「こいけ市」などに溶接作業効率向上・コストダウンに寄与する溶接用混合ガスやガス混合装置を出展し、好評を得ることができました。また、販売店向けの講習会を開催するとともに、引き合い先に対して積極的な営業活動を行い、新規顧客の獲得に努めました。さらに、ガス機器については大型の充填設備などの受注が増加し、売上を伸ばすことができました。しかしながら、工業用ガスでは一部の業種で回復の兆しは見られるものの、依然として鉄鋼・産業機械関連における需要が低迷しており、酸素・窒素などの主要ガスの販売量は低調に推移しました。

 生産面においては、引き続きガス製造工場の保安徹底と安全確保にむけた取組を進めるとともに、安全基準の見直しや設備のメンテナンスおよび更新を行い、安定供給・品質確保・原価低減に努めました。

 医療分野においては、主力製品であるディスポ吸引ライナーの売上を堅調に伸ばすことができました。また、営業活動の強化によりCPAP(持続陽圧呼吸器)のレンタル契約を伸ばすことができました。しかしながら、酸素濃縮器については更新需要が旺盛だったことにより、販売件数は昨年を上回る実績となりましたが、レンタル契約単価が下落したことにより、収益は低迷しました。

 その結果、売上高は78億11百万円(前年同期比2.8%増)、セグメント利益は4億42百万円(同4.1%減)となりました。

溶接機材

 溶接機材部門においては、「2016国際ウエルディングショー」において、小型の溶接機・切断機の実演や安全保護具のPRを行うとともに、新型マグネット「PLSシリーズ」を出展しました。また、輸入商材である金属補修材の営業活動の強化や取扱商材の拡充を行うとともに、溶接機器・マグネット・安全器を対象とした「サマーセール」の実施や国内各地で開催した「こいけ市」にて溶接用液晶保護面および安全器商品を出展し、拡販活動を行いました。さらに、主要商材を対象として予実管理を徹底し、販売管理体制の強化を行いました。

 しかしながら、主需要先である建設・建築業界では一部に需要回復の兆しが見られたものの、各種工事の遅れなどによる溶接機・溶接材料の需要減少や輸出向け安全器の出荷減少により、昨年を下回る販売量となりました。

 その結果、売上高は40億74百万円(前年同期比5.7%減)、セグメント利益は1億3百万円(同18.4%減)となりました。

その他

 その他の部門においては、ヘリウム関連機器の品質向上・原価低減に取り組むとともに、大学研究機関を中心に積極的に営業活動を行いましたが、ヘリウム液化機1台の受注にとどまりました。また、機器の保守・定期点検などについて継続的に営業活動を行いました。

 排ガス処理装置については、中国市場での大型液晶向けの需要に対して価格競争の激化により受注を伸ばすことができませんでしたが、今後の受注獲得を目指し、台湾の販売代理店に駐在員としてセールスエンジニアを派遣しました。

 その結果、売上高は1億60百万円(前年同期比49.2%減)、セグメント損失は6百万円(前年同期はセグメント利益21百万円)となりました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物の残高は80億22百万円で、前連結会計年度末に比べ6億56百万円の減少となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。

 営業活動によるキャッシュ・フローは14億73百万円の収入(前年同期は10億95百万円の収入)となりました。 これは主に減価償却費と売上債権の回収によるものです。

 投資活動によるキャッシュ・フローは5億27百万円の支出(前年同期は3億46百万円の支出)となりました。 これは主に有形固定資産の取得による支出があったことによるものです。

 財務活動によるキャッシュ・フローは11億33百万円の支出(前年同期は9億58百万円の支出)となりました。 これは主に長期借入金の返済による支出と配当金の支払があったことによるものです。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題についての重要な変更はありません。

(4)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、185百万円であります。

 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。