第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1)業績の状況

 当第3四半期連結累計期間における世界経済は、中国経済の減速や英国の欧州連合(EU)離脱問題に加えて、米国新政権の今後の政策に関する不確実性などの影響が懸念され、先行きは不透明感が強まりました。

 一方、わが国経済は、雇用情勢の改善や個人消費に持ち直しの動きがありましたが、設備投資や企業収益の改善には足踏みが見られました。

 当社グループの主需要先である建築業界では一部に需要回復の兆しが見られましたが、造船業界・産業機械業界では世界的に市況が悪化したことより厳しい状況で推移しました。

 このような状況のもと、当社グループは世界市場に向けた新技術・新製品の開発、また、収益確保を目指した原価低減、経営の効率化に取り組んでまいりましたが、その効果は限定的なものとなりました。

 その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は305億93百万円(前年同期比9.2%減)、営業利益は10億39百万円(同32.3%減)、経常利益は13億52百万円(同5.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5億99百万円(同0.1%減)となりました。

 セグメントの業績は、次のとおりであります。

機械装置

 機械装置部門においては、4月に大阪で開催された「2016国際ウエルディングショー」に、定尺ハウジングタイプのファイバーレーザー切断機「FIBERTEC-Zシリーズ」を出展するとともに、「ウェルハンディ ミニ ストロング」や「ウェルバート」などの新型溶接台車にて高品質溶接用混合ガス「スーパーシールド」を用いた実演などを行うことにより、ガス・溶接・切断の一体販売を目的としたPRを実施し、受注につなげることができました。また、5月にKOIKEテクノセンターで開催した「2016ステンレスプライベートフェア」に、新型のステンレス用ドリルを搭載したプラズマ切断機を出展するとともに、国内各地で開催した「こいけ市」にポータブルNC切断機などを出展し、好評を得ることができました。さらに、新規顧客の獲得を目的として、11月に東京で開催された「JIMTOF2016」にファイバーレーザー切断機などを出展し、多くの引き合いを得ることができました。

 海外においては、中国の造船所からの大型案件について受注を獲得するとともに、アジア向けに海外現地法人にて製造したNC切断機の拡販活動を行い、多くの受注を獲得することができました。また、ヨーロッパ規格に対応した溶接機を販売するとともに、インドで開催された「Weld India 2016」に新型NC装置を出展し、市場のニーズに合った新製品の販売を推進しました。さらに、海外グループ各社の更なる経営体質強化、既存製品のコストダウン、新製品の開発を推進しましたが、造船業界や産業機械業界での世界的な市況の低迷により厳しい状況が続きました。

 生産面においては、切断機の受注が多いことから引き続き高稼働率を維持するとともに、仕様の標準化によるコストダウンを推進しました。また、市場の様々なニーズへ対応するために、ファイバーレーザー切断機の更なる改良を行い、開発への取組を強化しました。

 その結果、売上高は125億30百万円(前年同期比18.6%減)、セグメント利益は8億3百万円(同35.0%減)となりました。

高圧ガス

 高圧ガス部門においては、「2016国際ウエルディングショー」や国内各地で開催した「こいけ市」などに溶接作業効率向上・コストダウンに寄与する溶接用混合ガスおよびガス混合装置を出展し、好評を得ることができました。また、ガス・溶接・切断の一体販売活動を積極的に実施し受注に結びつけることができました。さらに、12月に大阪の新ガス充填工場を稼働させ、関西地区における拡販活動を実施し新規顧客の獲得に努めました。しかしながら、工業ガスではオリンピック関連の解体業等への需給増加による一部の業種においての回復基調が見られるものの、依然として主力の鉄工・建機関連における需要が低迷しており、酸素の販売量は低調に推移しました。

 生産面においては、引き続きガス製造工場のリスク対策を強化して保安徹底と安全確保にむけた取組を進めるとともに、安定供給・品質確保・原価低減に努めました。

 医療分野においては、引き続き主力のディスポ吸引ライナーの売上が増加するとともに、CPAP(持続陽圧呼吸器)において堅調にレンタル契約を伸ばすことができました。一方、酸素濃縮器は販売件数を伸ばすことはできましたが、レンタル契約単価の下落により収益は低迷しました。

 その結果、売上高は117億90百万円(前年同期比2.7%増)、セグメント利益は6億49百万円(同6.9%減)となりました。

溶接機材

 溶接機材部門においては、「2016国際ウエルディングショー」に、小型の溶接機・切断機の実演や安全保護具のPRを行うとともに、新型マグネット「PLSシリーズ」を出展し、受注獲得に向けた営業活動を推進しました。また、輸入商材である金属補修材の営業活動の強化や取扱商材の拡充を行うとともに、溶接機器・マグネット・安全器を対象とした「2016年サマーセール」および「2017年初荷セール」の実施や国内各地で開催した「こいけ市」にて溶接用液晶保護面および安全器商品を出展し、拡販活動を行いました。さらに、主要商材を対象とした予実管理の徹底や販売活動を強化しました。

 しかしながら、主需要先である建築業界では一部に需要回復の兆しが見られたものの、造船業界や産業機械業界では本格的な需要回復に至らず、国内向けの安全器・マグネットや輸出向けのガス継手の出荷減少により、昨年を下回る販売量となりました。

 その結果、売上高は59億72百万円(前年同期比7.2%減)、セグメント利益は1億62百万円(同11.4%減)となりました。

その他

 その他の部門においては、ヘリウム関連機器の品質向上・原価低減に引き続き取り組むとともに、大学研究機関を中心に積極的に営業活動を行い、今年度末にヘリウム液化機1台の納入を予定しております。また、機器の保守・定期点検などについて継続的に営業活動を行っています。

 排ガス処理装置については、製品の品質・機能の向上・原価低減に取り組むとともに、台湾の代理店に駐在員としてセールスエンジニアを派遣し、大型液晶画面向けの需要に対して営業活動を実施しましたが、大型案件の受注には至りませんでした。

 その結果、売上高は2億99百万円(前年同期比18.2%減)、セグメント利益は3百万円(同62.3%減)となりました。

 

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題についての重要な変更はありません。

 

(3)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、2億51百万円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(4)主要な設備

 前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設について、当第3四半期連結累計期間に完了したものは、次のとおりであります。

 

会社名

事業所名

所在地

セグメント

の名称

設備の内容

完了年月

提出会社

大阪支店、大阪工場

大阪府東大阪市

機械装置

高圧ガス

溶接機材

事務所棟

工場棟

各種高圧ガス充塡設備

平成28年12月