文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当第2四半期累計期間におけるわが国の経済は、政府による経済政策や日本銀行の金融緩和策を受けて、緩やかながら景気回復の動きがみられましたものの、中国を始めとするアジア新興国経済の減速や欧州の金融不安など、依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。
このような情勢のもとで、当社は、3カ年の新中期事業計画に基づき、基盤事業の再構築、コア事業の収益拡大及び新規事業の強化を通じて、持続的な成長に向けた収益基盤の強化に取り組んでまいりました。
その結果、既存製品及び新製品の拡販により、当第2四半期累計期間の売上高は、前年同期を上回る3,182百万円(前年同期比5.2%増)となりました。
一方、損益面につきましては、諸経費の増加はありましたものの、売上高の増加及び設備稼働率の上昇などにより、営業利益は73百万円(前年同期比134.3%増)、経常利益は58百万円(前年同期比203.7%増)となりました。また、特別損失として、固定資産除却損を計上いたしましたので、四半期純利益は52百万円(前年同期比413.3%増)となりました。
セグメント別の概況は、次のとおりであります。
(酸化チタン)
酸化チタンにつきましては、需要の低迷により既存製品の出荷数量が減少いたしました。高付加価値品の超微粒子酸化チタンにつきましては、UVカット化粧品向けの出荷が好調に推移し、出荷数量が増加いたしました。新規事業のチタン酸リチウムにつきましては、当初の予想は下回るものの、対前年同期比で出荷数量が大幅に増加いたしました。
以上の結果、当セグメントの売上高は2,199百万円(前年同期比7.5%増)となり、売上高の増加、超微粒子酸化チタン及びチタン酸リチウムの設備稼働率の上昇などにより、営業利益は61百万円(前年同期は営業損失5百万円)となりました。
(酸化鉄)
酸化鉄につきましては、鋭意、拡販に注力いたしました結果、トナー向けの出荷は好調に推移いたしましたが、フェライト向けの出荷が減少し、出荷数量は前年同期並に留まりました。
以上の結果、当セグメントの売上高は961百万円(前年同期比0.4%増)となりましたが、設備稼働率の低下及び諸経費の増加などにより、営業利益は5百万円(前年同期比81.3%減)となりました。
(2)財政状態の分析
資産につきましては、現金及び預金、機械及び装置、投資有価証券などの減少があったものの、受取手形及び売掛金、商品及び製品、建物などの増加から、当第2四半期会計期間末12,079百万円と前事業年度末に比べて338百万円増加いたしました。
負債につきましては、長期借入金などの減少があったものの、支払手形及び買掛金などの増加から、当第2四半期会計期間末6,592百万円と前事業年度末に比べて369百万円増加いたしました。
純資産につきましては、その他有価証券評価差額金の減少などから、当第2四半期会計期間末5,486百万円と前事業年度末に比べて30百万円減少いたしました。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期累計期間におきましては、税引前四半期純利益、減価償却費、仕入債務の増加、長期借入れによる収入などの資金増がありましたものの、売上債権の増加、たな卸資産の増加、有形固定資産の取得による支出、長期借入金の返済による支出、配当金の支払いなどの資金減によりまして、前事業年度末に比べて32百万円減少(前年同四半期累計期間は126百万円増加)しており、資金の残高は489百万円となりました。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期累計期間における研究開発費の金額は112百万円であります。
なお、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。