文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当第3四半期累計期間におけるわが国の経済は、政府による経済政策や日本銀行の金融緩和策を受けて、緩やかながら景気回復の動きがみられましたものの、中国を始めとするアジア新興国経済の減速など、依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。
このような情勢のもとで、当社は、3カ年の新中期事業計画に基づき、基盤事業の再構築、コア事業の収益拡大及び新規事業の強化を通じて、持続的な成長に向けた収益基盤の強化に取り組んでまいりました。
その結果、新製品の拡販などにより、当第3四半期累計期間の売上高は、前年同期を上回る4,709百万円(前年同期比2.8%増)となりました。
一方、損益面につきましては、諸経費の増加はありましたものの、売上高の増加、設備稼働率の上昇及び原燃料価格の下落などにより、営業利益は102百万円(前年同期比100.1%増)、経常利益は85百万円(前年同期比132.8%増)となりました。また、特別損失として、固定資産除却損を計上いたしましたので、四半期純利益は77百万円(前年同期比260.3%増)となりました。
セグメント別の概況は、次のとおりであります。
(酸化チタン)
酸化チタンにつきましては、需要の低迷により既存製品の出荷数量が減少いたしました。高付加価値品の超微粒子酸化チタンにつきましては、UVカット化粧品向けの出荷が好調に推移し、出荷数量が増加いたしました。新規事業のチタン酸リチウムにつきましては、対前年同期比で出荷数量が大幅に増加いたしました。
以上の結果、当セグメントの売上高は3,279百万円(前年同期比4.8%増)となり、売上高の増加、超微粒子酸化チタン及びチタン酸リチウムの設備稼働率の上昇などにより、営業利益は90百万円(前年同期比197.5%増)となりました。
(酸化鉄)
酸化鉄につきましては、塗料向けの出荷は需要の回復により好調に推移いたしましたが、フェライト向け及びトナー向けの出荷が減少し、出荷数量が減少いたしました。
以上の結果、当セグメントの売上高は1,396百万円(前年同期比1.7%減)となり、設備稼働率の低下及び諸経費の増加などにより、営業利益は1百万円(前年同期比84.9%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
資産につきましては、現金及び預金、機械及び装置などの減少があったものの、受取手形及び売掛金、商品及び製品などの増加から、当第3四半期会計期間末11,925百万円と前事業年度末に比べて184百万円増加いたしました。
負債につきましては、長期借入金などの減少があったものの、支払手形及び買掛金などの増加から、当第3四半期会計期間末6,353百万円と前事業年度末に比べて130百万円増加いたしました。
純資産につきましては、その他有価証券評価差額金の増加などから、当第3四半期会計期間末5,571百万円と前事業年度末に比べて54百万円増加いたしました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期累計期間における研究開発費の金額は173百万円であります。
なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。