文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当第3四半期累計期間におけるわが国の経済は、政府による経済政策や日本銀行の金融緩和策を受けて、緩やかながら景気回復の動きがみられましたものの、中国を始めとするアジア新興国経済の減速や英国のEU離脱問題など、依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。
このような情勢のもとで、当社は、3カ年の新中期事業計画に基づき、基盤事業の再構築、コア事業の収益拡大及び新規事業の強化を通じて、持続的な成長に向けた収益基盤の強化に取り組んでまいりました。
その結果、超微粒子酸化チタンの新製品及び既存製品の出荷数量は順調に増加いたしましたものの、チタン酸リチウムの出荷数量が大幅に減少いたしましたので、当第3四半期累計期間の売上高は、4,590百万円(前年同期比2.5%減)となりました。
一方、損益面につきましては、売上高の減少、設備稼働率の低下及び諸経費の増加などにより、営業損失は44百万円(前年同期は営業利益102百万円)、経常損失は53百万円(前年同期は経常利益85百万円)、四半期純損失は61百万円(前年同期は四半期純利益77百万円)となりました。
セグメント別の概況は、次のとおりであります。
(酸化チタン)
酸化チタンにつきましては、一部ユーザーへの輸出が好調に推移したことにより、出荷数量が増加いたしました。コア事業の超微粒子酸化チタンにつきましては、トナー外添剤向け新製品の需要増加及びUVカット化粧品向け新製品の採用決定により、出荷数量が増加いたしました。新規事業のチタン酸リチウムにつきましては、電気自動車向け製品の需要が低迷し、出荷数量が大幅に減少いたしました。
以上の結果、当セグメントの売上高は3,300百万円(前年同期比0.6%増)となりましたものの、チタン酸リチウムの売上高の減少、酸化チタン及びチタン酸リチウムの設備稼働率の低下並びに諸経費の増加などにより、営業損失は10百万円(前年同期は営業利益90百万円)となりました。
(酸化鉄)
酸化鉄につきましては、化粧品向け新製品の出荷数量は増加いたしましたものの、トナー向け製品の出荷数量は、市況の低迷により、減少いたしました。
以上の結果、当セグメントの売上高は1,252百万円(前年同期比10.3%減)となり、売上高の減少及び設備稼働率の低下などにより、営業損失は46百万円(前年同期は営業利益1百万円)となりました。
(2) 財政状態の分析
資産につきましては、仕掛品、機械及び装置などの減少があったものの、受取手形及び売掛金、原材料及び貯蔵品、投資有価証券などの増加から、当第3四半期会計期間末11,619百万円と前事業年度末に比べて248百万円増加いたしました。
負債につきましては、短期借入金、長期借入金などの減少があったものの、支払手形及び買掛金などの増加から、当第3四半期会計期間末6,164百万円と前事業年度末に比べて260百万円増加いたしました。
純資産につきましては、その他有価証券評価差額金の増加があったものの、四半期純損失の計上による利益剰余金などの減少から、当第3四半期会計期間末5,455百万円と前事業年度末に比べて11百万円減少いたしました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期累計期間における研究開発費の金額は219百万円であります。
なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。