(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府および日銀による経済・金融政策を背景に企業収益や雇用環境の改善が見られ、景気は緩やかな回復基調にあるものの、米国の新政権への移行や英国のEU離脱問題、中国をはじめとする新興国経済の景気減速等、依然として先行きは不透明な状況となっています。
このような環境のもと、当社グループは国内外の情報通信産業を中心に、顧客のニーズに基づいた多種多様なフッ化物製品の供給を行うとともに、特殊貨物輸送で培った独自のノウハウに基づいた化学品の物流を担う事業展開を行ってきました。
当第3四半期連結累計期間の売上高は218億87百万円(前年同期比6.3%増)となり、電池部門の販売が増加したことにより売上高が増加しました。
利益面におきましては、主要原材料購入価格が低下したことや電池部門の販売増加により、営業利益は34億59百万円(同343.8%増)となりました。原材料購入に充てる外貨の調達において取り組んでいるデリバティブ取引に関し、デリバティブ評価益およびそれを上回る為替差損を計上しましたが、営業利益の増加を受けて、経常利益は33億91百万円(同281.2%増)となりました。また、前第1四半期連結累計期間に北九州工場の建設に伴う補助金収入を特別利益に計上していましたが、営業利益の増加を受けて、親会社株主に帰属する四半期純利益は23億54百万円(同172.6%増)となりました。
セグメントの業績は次のとおりです。
①高純度薬品
高純度薬品事業につきましては、主力の半導体液晶部門において海外売上高の減少等により前期を下回ったものの、電池部門において市況の回復に伴い販売が増加した結果、売上高は186億48百万円(前年同期比8.2%増)となりました。利益面については、電池部門の販売増加に加え、主要原材料購入価格が低下したため、営業利益は34億60百万円(同396.7%増)となりました。
②運輸
運輸事業につきましては、運送関連等の取扱量が前年同期を下回った結果、売上高は30億88百万円(前年同期比2.7%減)となりました。一方、利益面については、新倉庫建設に伴い前期に発生していた賃借料が減少したこと等により、営業利益は5億53百万円(同3.5%増)となりました。
③メディカル
メディカル事業につきましては、前期に引続き臨床試験等の先行投資費用が発生した結果、営業損失が5億85百万円(前年同期は4億69百万円の営業損失)となりました。
④その他
その他事業につきましては、エネルギーマネジメント事業とムーンライト事業の撤退により、売上高は1億50百万円(前年同期比13.9%減)となりました。一方、利益面については、営業利益は20百万円(同295.8%増)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費は、9億60百万円です。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。