第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

2【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な締結等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1)業績の状況

当第2四半期連結累計期間(平成28年4月1日~平成28年9月30日)における世界経済は、米国の回復基調がみられたものの、中国をはじめとした新興国経済の減速懸念など先行きについては不透明な状況が続きました。国内経済は、円高の進行があったものの、雇用情勢の改善が継続し、緩やかな回復基調が続きました。

当社グループの売上高は、円高やメタノール市況の下落などにより、減収となりました。

営業利益は、円高の影響がありましたが、エンジニアリングプラスチックスを中心に原燃料安等による採算改善があったことなどから、増益となりました。

経常利益は、海外メタノール生産会社の持分法利益は減少しましたが、営業利益の増加に加え、エンジニアリングプラスチックス関連会社の持分法利益が増加したこともあり、増益となりました。

親会社株主に帰属する四半期純利益は、投資有価証券売却益の減少がありましたが、経常利益が増加したことにより、前年同期並みとなりました。

以上の結果、売上高2,679億円(前年同期比323億円減(10.8%減))、営業利益192億円(前年同期比39億円増(25.7%増))、持分法利益75億円(前年同期比5億円減(7.4%減))、経常利益246億円(前年同期比34億円増(16.5%増))、親会社株主に帰属する四半期純利益185億円(前年同期比0億円減(0.0%減))となりました。

 

 

事業セグメント別の業績

[天然ガス系化学品事業]

メタノールは、市況下落などにより減収減益となりました。

メタノール・アンモニア系化学品は、原料価格の下落があったものの、製品市況の下落や円高などにより、減収減益となりました。

原油その他のエネルギー販売は、原油価格下落の影響により、減収減益となりました。

以上の結果、売上高654億円(前年同期比221億円減(25.3%減))、営業利益3億円(前年同期比17億円減(82.4%減))となりました。また、海外メタノール生産会社を中心とする持分法利益を40億円計上した結果、経常利益は39億円(前年同期比38億円減(49.6%減))となりました。

 

[芳香族化学品事業]

特殊芳香族化学品は、円高により減収減益となりました。

汎用芳香族化学品は、高純度テレフタル酸の販売終了に加え、製品市況下落や円高により売上高は減少しましたが、原燃料安による採算改善などにより、増益となりました。

発泡プラスチック事業は、円高の影響はありましたが、原材料安や付加価値の高い製品の販売が好調であったこともあり、増益となりました。

以上の結果、売上高944億円(前年同期比94億円減(9.1%減))、営業利益90億円(前年同期比12億円増(16.6%増))、経常利益85億円(前年同期比14億円増(19.9%増))となりました。

 

 

[機能化学品事業]

無機化学品は、円高や液晶・半導体向け薬液の販売数量が減少したこともあり、減収減益となりました。

エンジニアリングプラスチックスは、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリカーボネートシート・フィルムともに、原燃料価格の下落等により採算が改善したことなどから、増益となりました。

以上の結果、売上高828億円(前年同期比8億円増(1.0%増))、営業利益96億円(前年同期比39億円増(70.2%増))となりました。また、エンジニアリングプラスチックス関連会社を中心とする持分法利益を27億円計上した結果、経常利益は114億円(前年同期比56億円増(96.4%増))となりました。

 

[特殊機能材事業]

電子材料は、主力の半導体パッケージ向けBT材料の販売数量が増加したことなどから、増収増益となりました。

「エージレス®」等の脱酸素剤は、国内食品用途は前年同期並みで推移したものの、円高により、前年同期をやや下回る損益となりました。

以上の結果、売上高248億円(前年同期比15億円減(5.8%減))、営業利益20億円(前年同期比9億円増(87.2%増))となりました。また、第1四半期連結会計期間に新たに持分法適用関連会社とした2社の持分法利益を6億円計上した結果、経常利益は27億円(前年同期比18億円増(217.2%増))となりました。

 

[その他の事業]

その他の事業の売上高は3億円(前年同期比0億円減(6.3%減))、営業利益は0億円(前年同期比0億円増(8.8%増))、経常利益は0億円(前年同期比0億円増(57.7%増))となりました。

 

 

  (2)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前年同期比で11億円増加し、632億円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当第2四半期連結累計期間は、前年同期比で176億円収入が増加し、462億円の収入となりました。これは、仕入債務が増加したことや、たな卸資産が減少したことなどによります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当第2四半期連結累計期間は、前年同期比で2億円支出が減少し、155億円の支出となりました。これは、投資有価証券売却による収入が減少したことや、貸付による支出が減少したことなどによります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当第2四半期連結累計期間は、前年同期比で139億円支出が増加し、380億円の支出となりました。これは、短期借入金が減少したことなどによります。

 

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

 

(4)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、9,627百万円であります。
 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。