第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1)業績の状況

当第3四半期連結累計期間(平成29年4月1日~平成29年12月31日)における世界経済は、緩やかな回復基調が続いたものの、米国の政策動向や世界的な地政学リスクの高まりなどの懸念材料もあり、先行きについては不透明な状況が続きました。国内経済は、企業収益や雇用情勢の改善が継続するなど、緩やかな回復基調が続きました。

当社グループの売上高は、機能化学品、芳香族化学品の販売数量が増加したことに加え、メタノールの市況上昇や円安もあり、増収となりました。

営業利益は、機能化学品、芳香族化学品の販売数量増加に加え、高純度イソフタル酸、メタノール誘導品の市況上昇や円安もあり、増益となりました。

経常利益は、営業利益が増加したことに加え、為替差損益の改善などもあり、増益となりました。

親会社株主に帰属する四半期純利益は、カナダ シェールガス・LNGプロジェクトに関する投資有価証券評価損などを特別損失に計上したものの、経常利益が増加したことなどにより、増益となりました。

以上の結果、売上高4,711億円(前年同期比615億円増(15.0%増))、営業利益489億円(前年同期比165億円増(51.3%増))となりました。また、持分法利益を140億円(前年同期比4億円減(3.3%減))計上した結果、経常利益642億円(前年同期比190億円増(42.1%増))、親会社株主に帰属する四半期純利益439億円(前年同期比87億円増(24.9%増))となり、第3四半期連結累計期間として、売上高および各利益段階で過去最高値を更新いたしました。

 

事業セグメント別の業績

〔天然ガス系化学品事業〕

メタノールは、市況が低い水準であった前年同期に比べ回復し、増収となりました。

メタノール・アンモニア系化学品は、原料価格の上昇がありましたが、ネオペンチルグリコールやMMA系製品の市況が上昇したことなどから、増収増益となりました。

原油その他のエネルギー販売は、原油販売価格の上昇により、前年同期をやや上回る損益となりました。

以上の結果、売上高1,181億円(前年同期比179億円増(17.9%増))、営業利益37億円(前年同期比28億円増(336.3%増))となりました。また、海外メタノール生産会社を中心とする持分法利益を80億円計上した結果、経常利益は113億円(前年同期比22億円増(24.3%増))となりました。

 

〔芳香族化学品事業〕

特殊芳香族化学品は、メタキシレンジアミンや芳香族アルデヒドの販売数量が増加したことや円安などにより、増収増益となりました。

汎用芳香族化学品は、新興国を中心にPETボトル向けの需要が増加している高純度イソフタル酸の市況が上昇したことに加え、休止していたメタキシレン生産装置1系列の再稼働による販売数量の増加もあり、増収増益となりました。

発泡プラスチック事業は、販売数量の増加や原材料価格上昇に伴う製品価格改定により売上高は増加したものの、原燃料価格の上昇などにより前年同期並みの損益となりました。

以上の結果、売上高1,609億円(前年同期比173億円増(12.1%増))、営業利益220億円(前年同期比71億円増(48.3%増))、経常利益213億円(前年同期比71億円増(50.4%増))となりました。

 

 

〔機能化学品事業〕

無機化学品は、半導体市場の拡大に伴い、半導体向け薬液の販売数量が増加したことなどにより、増収増益となりました。

エンジニアリングプラスチックスは、ポリカーボネート、ポリアセタールおよびポリカーボネートシート・フィルムの販売数量が増加したことに加え、中国を中心に堅調な需要が続くポリカーボネートの市況上昇もあり、増収増益となりました。

以上の結果、売上高1,516億円(前年同期比242億円増(19.0%増))、営業利益223億円(前年同期比67億円増(43.0%増))となりました。また、エンジニアリングプラスチックス関連会社を中心とする持分法利益を51億円計上した結果、経常利益は280億円(前年同期比97億円増(52.9%増))となりました。

 

〔特殊機能材事業〕

電子材料は、主力の半導体パッケージ向けBT材料の販売数量がメモリー向けなどを中心に堅調に推移し、増収増益となりました。

「エージレス®」等の脱酸素剤は、輸出を中心に販売数量は増加しましたが、新工場立上げに伴う費用の増加などにより減益となりました。

以上の結果、売上高399億円(前年同期比20億円増(5.3%増))、営業利益40億円(前年同期比5億円増(15.8%増))となりました。また、持分法利益を7億円計上した結果、経常利益は52億円(前年同期比9億円増(22.6%増))となりました。

 

〔その他の事業〕

その他の事業の売上高は4億円(前年同期比0億円増(4.2%増))、営業利益は1億円(前年同期比0億円増(13.8%増))、経常利益は2億円(前年同期比0億円増(14.8%増))となりました。

 

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(3)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、14,277百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。