第4【経理の状況】

1.要約四半期連結財務諸表の作成方法について

  当社の要約四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(2007年内閣府令第64号)第93条の規定により、国際会計基準第34号「期中財務報告」(以下「IAS第34号」という。)に基づいて作成しております。

 

2.監査証明について

 当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第3四半期連結会計期間(2020年7月1日から2020年9月30日まで)及び第3四半期連結累計期間(2020年1月1日から2020年9月30日まで)に係る要約四半期連結財務諸表について、有限責任 あずさ監査法人による四半期レビューを受けております。

 

1【要約四半期連結財務諸表】

(1)【要約四半期連結財政状態計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

当第3四半期連結会計期間

(2020年9月30日)

前連結会計年度

(2019年12月31日)

資産

 

 

 

非流動資産

 

 

 

有形固定資産

 

75,778

74,216

のれん

 

131,777

133,554

無形資産

 

71,101

60,106

持分法で会計処理されている投資

 

14,423

13,526

その他の金融資産

 

18,463

19,511

退職給付に係る資産

 

11,876

12,299

繰延税金資産

 

29,750

22,110

その他の非流動資産

 

339

520

非流動資産合計

 

353,507

335,843

流動資産

 

 

 

棚卸資産

 

51,700

47,123

営業債権及びその他の債権

 

84,021

89,015

親会社に対する貸付金

 

285,700

その他の金融資産

 

631

389

その他の流動資産

 

6,301

5,621

現金及び現金同等物

285,000

20,762

流動資産合計

 

427,653

448,610

資産合計

 

781,160

784,453

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

当第3四半期連結会計期間

(2020年9月30日)

前連結会計年度

(2019年12月31日)

資本

 

 

 

資本金

 

26,745

26,745

資本剰余金

 

463,945

463,893

自己株式

 

(3,578)

(3,792)

利益剰余金

14

215,038

201,253

その他の資本の構成要素

 

(16,980)

(9,849)

親会社の所有者に帰属する持分合計

 

685,171

678,250

資本合計

 

685,171

678,250

負債

 

 

 

非流動負債

 

 

 

退職給付に係る負債

 

421

276

引当金

 

5,046

1,648

繰延税金負債

 

93

42

その他の金融負債

 

15,624

15,444

その他の非流動負債

 

1,185

1,263

非流動負債合計

 

22,369

18,673

流動負債

 

 

 

営業債務及びその他の債務

 

48,462

53,877

引当金

 

1,874

2,019

その他の金融負債

 

4,049

3,109

未払法人所得税

 

4,127

15,214

その他の流動負債

 

15,108

13,312

流動負債合計

 

73,620

87,530

負債合計

 

95,989

106,204

資本及び負債合計

 

781,160

784,453

 

(2)【要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書】

【要約四半期連結損益計算書】
【第3四半期連結累計期間】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 当第3四半期連結累計期間

(自 2020年1月1日

  至 2020年9月30日)

 前第3四半期連結累計期間

(自 2019年1月1日

  至 2019年9月30日)

継続事業

 

 

 

売上収益

234,004

225,457

売上原価

 

(58,639)

(57,087)

売上総利益

 

175,365

168,370

販売費及び一般管理費

(88,141)

(83,888)

研究開発費

 

(37,025)

(37,862)

持分法による投資損益

 

494

(868)

その他の収益

 

986

315

その他の費用

(8,697)

(12,342)

金融収益

 

1,405

721

金融費用

 

(205)

(996)

税引前四半期利益

 

44,183

33,450

法人所得税費用

 

(6,694)

(6,542)

継続事業からの四半期利益

 

37,489

26,908

非継続事業

 

 

 

非継続事業からの四半期利益

10,11

29,410

四半期利益

 

37,489

56,318

 

 

 

 

四半期利益の帰属

 

 

 

親会社の所有者

 

37,489

56,318

 

 

 

 

1株当たり四半期利益

 

 

 

基本的1株当たり四半期利益(円)

12

69.80

104.48

継続事業

12

69.80

49.92

非継続事業

12

54.56

 

 

 

 

希薄化後1株当たり四半期利益(円)

12

69.75

104.39

継続事業

12

69.75

49.88

非継続事業

12

54.51

 

【第3四半期連結会計期間】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 当第3四半期連結会計期間

(自 2020年7月1日

  至 2020年9月30日)

 前第3四半期連結会計期間

(自 2019年7月1日

  至 2019年9月30日)

継続事業

 

 

 

売上収益

 

76,185

74,041

売上原価

 

(17,688)

(18,470)

売上総利益

 

58,497

55,571

販売費及び一般管理費

 

(29,907)

(28,581)

研究開発費

 

(12,955)

(12,983)

持分法による投資損益

 

580

(413)

その他の収益

 

329

134

その他の費用

 

(3,398)

(1,879)

金融収益

 

257

238

金融費用

 

(91)

(466)

税引前四半期利益

 

13,311

11,621

法人所得税費用

 

(3,620)

(3,367)

継続事業からの四半期利益

 

9,691

8,255

非継続事業

 

 

 

非継続事業からの四半期利益

 

四半期利益

 

9,691

8,255

 

 

 

 

四半期利益の帰属

 

 

 

親会社の所有者

 

9,691

8,255

 

 

 

 

1株当たり四半期利益

 

 

 

基本的1株当たり四半期利益(円)

12

18.04

15.37

継続事業

12

18.04

15.37

 

 

 

 

希薄化後1株当たり四半期利益(円)

12

18.03

15.36

継続事業

12

18.03

15.36

 

【要約四半期連結包括利益計算書】
【第3四半期連結累計期間】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 当第3四半期連結累計期間

(自 2020年1月1日

  至 2020年9月30日)

 前第3四半期連結累計期間

(自 2019年1月1日

  至 2019年9月30日)

四半期利益

 

37,489

56,318

 

 

 

 

その他の包括利益

 

 

 

純損益に振替えられることのない項目

 

 

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

(735)

99

持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持分

 

(73)

(42)

純損益に振替えられることのない項目合計

 

(808)

57

 

 

 

 

純損益に振替えられる可能性のある項目

 

 

 

在外営業活動体の換算差額

 

(6,165)

(1,859)

持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持分

 

(87)

(56)

純損益に振替えられる可能性のある項目合計

 

(6,251)

(1,915)

その他の包括利益

 

(7,059)

(1,857)

四半期包括利益

 

30,429

54,461

 

 

 

 

四半期包括利益の帰属

 

 

 

親会社の所有者

 

30,429

54,461

 

【第3四半期連結会計期間】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 当第3四半期連結会計期間

(自 2020年7月1日

  至 2020年9月30日)

 前第3四半期連結会計期間

(自 2019年7月1日

  至 2019年9月30日)

四半期利益

 

9,691

8,255

 

 

 

 

その他の包括利益

 

 

 

純損益に振替えられることのない項目

 

 

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

(201)

(375)

持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持分

 

(0)

(0)

純損益に振替えられることのない項目合計

 

(202)

(375)

 

 

 

 

純損益に振替えられる可能性のある項目

 

 

 

在外営業活動体の換算差額

 

1,594

(1,150)

持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持分

 

(46)

5

純損益に振替えられる可能性のある項目合計

 

1,548

(1,145)

その他の包括利益

 

1,346

(1,520)

四半期包括利益

 

11,037

6,734

 

 

 

 

四半期包括利益の帰属

 

 

 

親会社の所有者

 

11,037

6,734

 

(3)【要約四半期連結持分変動計算書】

当第3四半期連結累計期間(自 2020年1月1日 至 2020年9月30日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

 

資本金

資本剰余金

自己株式

利益剰余金

その他の資本の構成要素

 

新株予約権

在外営業活動体の換算差額

2020年1月1日残高

 

26,745

463,893

(3,792)

201,253

751

(13,647)

四半期利益

 

37,489

その他の包括利益

 

(6,251)

四半期包括利益合計

 

37,489

(6,251)

剰余金の配当

14

(23,631)

自己株式の取得

 

(9)

自己株式の処分

 

16

163

株式に基づく報酬取引

 

36

60

(144)

その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替

 

(73)

所有者との取引額合計

 

53

215

(23,703)

(144)

2020年9月30日残高

 

26,745

463,945

(3,578)

215,038

607

(19,898)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

資本合計

 

その他の資本の構成要素

合計

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

確定給付制度の再測定

合計

2020年1月1日残高

 

3,047

(9,849)

678,250

678,250

四半期利益

 

37,489

37,489

その他の包括利益

 

(735)

(73)

(7,059)

(7,059)

(7,059)

四半期包括利益合計

 

(735)

(73)

(7,059)

30,429

30,429

剰余金の配当

14

(23,631)

(23,631)

自己株式の取得

 

(9)

(9)

自己株式の処分

 

179

179

株式に基づく報酬取引

 

(144)

(48)

(48)

その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替

 

73

73

所有者との取引額合計

 

73

(72)

(23,508)

(23,508)

2020年9月30日残高

 

2,312

(16,980)

685,171

685,171

 

前第3四半期連結累計期間(自 2019年1月1日 至 2019年9月30日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

 

資本金

資本剰余金

自己株式

利益剰余金

その他の資本の構成要素

 

新株予約権

在外営業活動体の換算差額

2019年1月1日残高

 

26,745

509,161

(26,705)

151,760

787

(16,402)

会計方針の変更

 

(454)

修正再表示後の残高

 

26,745

509,161

(26,705)

151,306

787

(16,402)

四半期利益

 

56,318

その他の包括利益

 

(1,915)

四半期包括利益合計

 

56,318

(1,915)

剰余金の配当

14

(21,688)

自己株式の取得

 

(22,597)

自己株式の処分

 

(17)

263

自己株式の消却

 

(45,251)

45,251

株式に基づく報酬取引

 

(86)

その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替

 

134

所有者との取引額合計

 

(45,269)

22,917

(21,553)

(86)

2019年9月30日残高

 

26,745

463,893

(3,788)

186,070

700

(18,316)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

資本合計

 

その他の資本の構成要素

合計

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

確定給付制度の再測定

合計

2019年1月1日残高

 

4,275

(11,341)

649,621

649,621

会計方針の変更

 

(454)

(454)

修正再表示後の残高

 

4,275

(11,341)

649,166

649,166

四半期利益

 

56,318

56,318

その他の包括利益

 

99

(42)

(1,857)

(1,857)

(1,857)

四半期包括利益合計

 

99

(42)

(1,857)

54,461

54,461

剰余金の配当

14

(21,688)

(21,688)

自己株式の取得

 

(22,597)

(22,597)

自己株式の処分

 

246

246

自己株式の消却

 

株式に基づく報酬取引

 

(86)

(86)

(86)

その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替

 

(176)

42

(134)

所有者との取引額合計

 

(176)

42

(221)

(44,126)

(44,126)

2019年9月30日残高

 

4,198

(13,418)

659,501

659,501

 

(4)【要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 当第3四半期連結累計期間

(自 2020年1月1日

  至 2020年9月30日)

 前第3四半期連結累計期間

(自 2019年1月1日

  至 2019年9月30日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

継続事業からの税引前四半期利益

 

44,183

33,450

減価償却費及び償却費

 

13,768

14,516

減損損失

2,679

6,067

引当金の増減額(減少)

 

3,283

(26)

持分法による投資損益(益)

 

(494)

868

棚卸資産の増減額(増加)

 

(6,529)

(6,531)

営業債権の増減額(増加)

 

2,882

2,716

営業債務の増減額(減少)

 

250

1,604

法人所得税の支払額

 

(26,559)

(21,817)

その他

 

(1,601)

1,453

非継続事業からの営業活動キャッシュ・フロー

 

6,297

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

31,861

38,598

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

有形固定資産の取得による支出

 

(7,827)

(5,869)

無形資産の取得による支出

 

(19,728)

(13,218)

持分法で会計処理されている投資の取得による支出

 

(500)

(1,000)

貸付金の回収による収入

 

24,288

親会社に対する貸付金の純増減額(増加)

 

285,700

(102,100)

その他

 

1,030

(1,171)

非継続事業からの投資活動キャッシュ・フロー

11

103,200

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

258,676

4,131

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

リース負債の返済による支出

 

(2,372)

(2,284)

自己株式の取得による支出

 

(9)

(22,597)

配当金の支払額

 

(23,631)

(21,688)

その他

 

97

(8)

非継続事業からの財務活動キャッシュ・フロー

 

(19)

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

(25,914)

(46,596)

現金及び現金同等物に係る換算差額

 

(386)

56

現金及び現金同等物の増減額(減少)

 

264,237

(3,812)

現金及び現金同等物の期首残高

20,762

15,867

現金及び現金同等物の四半期末残高

285,000

12,055

 

【要約四半期連結財務諸表注記】

1.報告企業

 協和キリン株式会社(以下「当社」という。)は日本の会社法に基づき設立された株式会社であり、日本に所在しております。また、当社及び子会社(以下「当社グループ」という。)の最終的な親会社はキリンホールディングス株式会社であります。なお、当社の登記されている本社の住所は、東京都千代田区であります。当社グループの要約四半期連結財務諸表は、2020年月30日を期末日とし、当社及びその子会社並びに関連会社及び共同支配企業に対する持分により構成されております。

 当社グループは、医療用医薬品等の研究、開発、製造及び販売を行っております。

 

2.作成の基礎

(1)IFRSに準拠している旨

 当社グループは、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(2007年内閣府令第64号)第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たしていることから、同第93条の規定を適用しております。

 当社グループの要約四半期連結財務諸表は、IAS第34号に準拠して作成しております。

 本要約四半期連結財務諸表には年次の連結財務諸表で要求されるすべての情報が含まれていないため、前連結会計年度に係る連結財務諸表と併せて利用されるべきものであります。

 

(2)要約四半期連結財務諸表の承認

 当社グループの要約四半期連結財務諸表は、2020年10月30日開催の取締役会において公表の承認がなされております。

 

(3)測定の基礎

 当社グループの要約四半期連結財務諸表は、公正価値で測定されている特定の金融商品等を除き、取得原価を基礎として作成しております。

 

(4)機能通貨及び表示通貨

 当社グループの要約四半期連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、百万円未満を四捨五入しております。

 

(5)会計上の判断、見積り及び仮定

 IFRSに準拠した要約四半期連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の金額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定を行うことが要求されております。実際の業績は、これらの見積りとは異なる場合があります。

 見積り及びその基礎となる仮定は、継続して見直されます。会計上の見積りの見直しによる影響は、見積りを見直した会計期間及びそれ以降の将来の会計期間において認識されます。

 経営者が行った要約四半期連結財務諸表の金額に重要な影響を与える判断及び見積りは、原則として前連結会計年度に係る連結財務諸表と同様であります。

 

(6)表示方法の変更

(要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書)

 前第3四半期連結累計期間において、「営業活動によるキャッシュ・フロー」の「その他」に含めておりました「引当金の増減額(減少)」は、金額的重要性が増したため、当第3四半期連結累計期間より独立掲記しております。また、前第3四半期連結累計期間において、独立掲記しておりました「投資活動によるキャッシュ・フロー」の「有形固定資産の売却による収入」は、金額的重要性が乏しくなったため、当第3四半期連結累計期間においては「その他」に含めて表示しております。この表示方法の変更を反映させるため、前第3四半期連結累計期間の要約四半期連結財務諸表の組替えを行っております。

 この結果、前第3四半期連結累計期間の要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書において、「営業活動によるキャッシュ・フロー」の「その他」に表示していた(26)百万円は、「引当金の増減額(減少)」(26)百万円として、また、「投資活動によるキャッシュ・フロー」の「有形固定資産の売却による収入」に表示していた20百万円は、「その他」20百万円として、組替えております。

 

3.重要な会計方針

 本要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、前連結会計年度に係る連結財務諸表において適用した会計方針と同一であります。

 なお、当第四半期連結累計期間の法人所得税費用は、見積年次実効税率を基に算定しております。

 

4.事業セグメント

 前連結会計年度において「バイオケミカル事業」を非継続に分類しており、当社グループは「医薬事業」の単一セグメントとなったため、報告セグメント別の記載は省略しております。

 非継続事業の詳細については、注記「10.非継続事業」に記載しております。

 

5.現金及び現金同等物

現金及び現金同等物の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

当第3四半期連結会計期間

(2020年9月30日)

前連結会計年度

2019年12月31日)

現金及び預金

36,980

20,701

貸付期間が3か月以内の親会社に対する貸付金

248,019

62

合計

285,000

20,762

 

6.減損損失

当第3四半期連結累計期間(自 2020年1月1日 至 2020年9月30日)

 当第3四半期連結累計期間に認識した減損損失2,679百万円は、主に仕掛中の研究開発に関する開発状況の変化等により回収可能価額を見直したことによるもので、帳簿価額を回収可能価額まで切り下げております。なお、回収可能価額は使用価値に基づいており、その価値をゼロとしております。

 

前第3四半期連結累計期間(自 2019年1月1日 至 2019年9月30日)

 前第3四半期連結累計期間に6,067百万円の減損損失を認識しており、その内訳は有形固定資産の減損損失1,426百万円、無形資産の減損損失4,641百万円であります

 有形固定資産の減損損失は、主に製品の製造移管契約に係る製造の用に供していない未稼働の使用権資産について、当該契約締結先の義務の履行が不能となる見込みであり、当該製品の製造が開始される可能性が極めて低くなったため、帳簿価額を回収可能価額まで減額したものであります。当該使用権資産については、製造移管契約に基づき構築された設備を資金生成単位としております。また、回収可能価額は使用価値に基づいており、その価値をゼロとしております。

 無形資産の減損損失は、海外における一部製品の販売権について、収益性の低下により帳簿価額を回収可能価額(税引前割引率6.7%~11.0%を用いた使用価値)まで減額したものであります。当該販売権等の製品に係る無形資産については、製品ごとの個別資産を資金生成単位とし、回収可能価額は税引前割引率を用いた使用価値を基礎に算定しております。

 

7.収益

 当社グループは、顧客に対して製商品の販売及び技術の導出を行っております。

 顧客との契約から生じる収益の分解は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

当第3四半期連結累計期間

(自 2020年1月1日

至 2020年9月30日)

前第3四半期連結累計期間

(自 2019年1月1日

至 2019年9月30日)

主な地理的市場

日本

124,826

140,602

米州

50,861

32,763

欧州

35,386

31,683

アジア

22,793

20,343

その他

138

67

合計

234,004

225,457

財又はサービス

製商品

221,457

213,799

技術収入

12,547

11,659

合計

234,004

225,457

(注)顧客との契約から生じる収益は、外部顧客への売上収益で表示しております。

 

8.販売費及び一般管理費

 販売費及び一般管理費の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

当第3四半期連結累計期間

(自 2020年1月1日

至 2020年9月30日)

前第3四半期連結累計期間

(自 2019年1月1日

至 2019年9月30日)

従業員給付費用

35,507

34,582

販売促進費

20,956

15,755

減価償却費及び償却費

7,587

8,579

その他

24,091

24,972

合計

88,141

83,888

 

9.その他の費用

 その他の費用の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

当第3四半期連結累計期間

(自 2020年1月1日

至 2020年9月30日)

前第3四半期連結累計期間

(自 2019年1月1日

至 2019年9月30日)

補償損失引当金繰入額(注1)

3,400

減損損失(注2)

2,679

6,067

事業構造改善費用(注3)

2,077

5,072

その他

541

1,203

合計

8,697

12,342

(注)1.当社は、2019年2月5日に、当社グループのバイオケミカル事業を担う連結子会社であった協和発酵バイオ(株)の株式の95%を、2019年4月24日付でキリンホールディングス(株)に譲渡する契約を締結しました。2020年4月17日に、当社は、キリンホールディングス(株)から、当該株式譲渡に係る契約に基づき、協和発酵バイオ(株)において生じた法令違反等に起因する表明保証違反及び特別補償事由の発生を理由とする補償請求を受けております。キリンホールディングス(株)と協議中ではありますが、補償請求に関して発生する支出に備えるため、合理的な見積もりに基づく引当金を計上しております。なお、補償額の確定金額は、引当計上した金額と異なる可能性があります。

2.減損損失については、注記「6.減損損失」をご参照ください。

3.事業構造改善費用は、グローバル・スペシャリティファーマへの変革を目的として実施した事業構造改善に係る費用であります。

 

10.非継続事業

当社グループのバイオケミカル事業を担う連結子会社であった協和発酵バイオ(株)の株式の95%を、2019年4月24日にキリンホールディングス(株)に譲渡したため、前連結会計年度よりバイオケミカル事業を非継続事業に分類しております。

非継続事業に係る損益は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

当第3四半期連結累計期間

(自 2020年1月1日

至 2020年9月30日)

前第3四半期連結累計期間

(自 2019年1月1日

至 2019年9月30日)

非継続事業の損益

 

 

売上収益

18,128

売上原価

(11,312)

売上総利益

6,816

販売費及び一般管理費

(4,823)

研究開発費

(680)

持分法による投資損益

(0)

その他の収益(注2)

43,959

その他の費用(注3)

(2,070)

金融収益

5

金融費用

(14)

税引前四半期利益

43,193

法人所得税費用(注4)

(13,783)

非継続事業からの四半期利益

29,410

(注)1継続事業と非継続事業との間の取引は、今後の取引の継続性を勘案し、事業間の売上収益及びそれらに起因する費用について、非継続事業の業績から消去しております。

2.前第3四半期連結累計期間の「その他の収益」には、協和発酵バイオ(株)の株式をキリンホールディングス(株)に売却したことによる子会社株式売却益43,839百万円が含まれております。なお、詳細は注記「11.子会社株式の譲渡」をご参照ください。

3.前四半期連結累計期間の「その他の費用」には、業務改善費用(品質保証業務の改善計画に基づくコンサルタント費用等)1,788百万円が含まれております。

4.前第四半期連結累計期間の「法人所得税費用」には、協和発酵バイオ(株)の株式譲渡に係る税金費用14,128百万円が含まれております。なお、子会社株式売却益の計上に伴い増加した試験研究費の税額控除による税金費用への影響額(1,877百万円)は、継続事業の「法人所得税費用」に含めて表示しております。

 

11.子会社株式の譲渡

当第3四半期連結累計期間(自 2020年1月1日 至 2020年9月30日)

該当事項はありません。

 

前第3四半期連結累計期間(自 2019年1月1日 至 2019年9月30日)

(1)取引の概要

 当社は、経営資源の集中による株主価値の最大化を図るため、2019年4月24日に、当社グループのバイオケミカル事業を担う連結子会社であった協和発酵バイオ(株)の株式の95%をキリンホールディングス(株)に譲渡しました。この結果、当社グループの同社に対する所有持分は100%から5%へ減少し、同社に対する支配を喪失しております。

 

(2)受取対価、支配の喪失を伴う資産及び負債

(単位:百万円)

 

 

前第3四半期連結累計期間

受取対価

110,700

協和発酵バイオ(株)残存持分の公正価値(注1)

5,729

支配喪失時の資産・負債の内訳

 

のれん

7,251

その他の非流動資産

54,537

現金及び現金同等物

3,617

その他の流動資産

60,842

非流動負債

(3,808)

流動負債

(50,880)

在外営業活動体の換算差額

904

売却に伴う付随費用

(126)

子会社株式売却益(注2)

43,839

(注)1.協和発酵バイオ(株)に対する残存持分の公正価値は、公正価値ヒエラルキーにおいてレベル3に分類されております。

2.子会社株式売却益43,839百万円には、協和発酵バイオ(株)に対する残存持分を支配喪失日現在の公正価値で再評価したことによる利益2,105百万円が含まれております。これらは、要約四半期連結損益計算書の「非継続事業からの四半期利益」に含まれております。

 

(3)子会社株式の譲渡に伴う現金及び現金同等物の変動

(単位:百万円)

 

 

前第3四半期連結累計期間

受取対価

110,700

うち未収入金

(1,857)

現金による受取対価

108,843

売却に伴う付随費用

(126)

支配喪失時に保有していた現金及び現金同等物

(3,617)

子会社株式の譲渡に伴う現金及び現金同等物の変動額

105,100

(注)子会社株式の譲渡に伴う現金及び現金同等物の変動額は、要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書の「非継続事業からの投資活動キャッシュ・フロー」に含まれております。

 

12.1株当たり四半期利益

 基本的1株当たり四半期利益及び希薄化後1株当たり四半期利益は、以下のとおりであります。

 

当第3四半期連結累計期間

(自 2020年1月1日

至 2020年9月30日)

前第3四半期連結累計期間

(自 2019年1月1日

至 2019年9月30日)

親会社の普通株主に帰属する四半期利益

 

 

親会社の所有者に帰属する四半期利益(百万円)

37,489

56,318

親会社の普通株主に帰属しない四半期利益(百万円)

1株当たり四半期利益の計算に使用する四半期利益(百万円)

37,489

56,318

継続事業

37,489

26,908

非継続事業

29,410

期中平均普通株式数(株)

537,089,478

539,020,972

普通株式増加数

 

 

新株予約権(株)

377,888

476,730

希薄化後の期中平均普通株式数(株)

537,467,366

539,497,702

1株当たり四半期利益

 

 

基本的1株当たり四半期利益(円)

69.80

104.48

継続事業

69.80

49.92

非継続事業

54.56

 

 

 

希薄化後1株当たり四半期利益(円)

69.75

104.39

継続事業

69.75

49.88

非継続事業

54.51

 

 

 

当第3四半期連結会計期間

(自 2020年7月1日

至 2020年9月30日)

前第3四半期連結会計期間

(自 2019年7月1日

至 2019年9月30日)

親会社の普通株主に帰属する四半期利益

 

 

親会社の所有者に帰属する四半期利益(百万円)

9,691

8,255

親会社の普通株主に帰属しない四半期利益(百万円)

1株当たり四半期利益の計算に使用する四半期利益(百万円)

9,691

8,255

継続事業

9,691

8,255

非継続事業

期中平均普通株式数(株)

537,169,845

536,948,950

普通株式増加数

 

 

新株予約権(株)

309,560

437,483

希薄化後の期中平均普通株式数(株)

537,479,405

537,386,433

1株当たり四半期利益

 

 

基本的1株当たり四半期利益(円)

18.04

15,37

継続事業

18.04

15.37

 

 

 

希薄化後1株当たり四半期利益(円)

18.03

15.36

継続事業

18.03

15.36

 

13.金融商品

 金融商品の公正価値の算定方法は、以下のとおりであります。

 

(営業債権及びその他の債権、現金及び現金同等物、親会社に対する貸付金、営業債務及びその他の債務)

 短期間で決済されるため、公正価値は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。

 

(純損益を通じて公正価値で測定するその他の金融資産、その他の包括利益を通じて公正価値で測定するその他の金融資産、純損益を通じて公正価値で測定するその他の金融負債)

 資本性金融商品(上場株式)の公正価値については、期末日の市場価格によって算定しております。資本性金融商品(非上場株式)の公正価値については、類似会社の市場価格に基づく評価技法等を用いて算定しております。算定にあたっては、評価倍率等の観察可能でないインプットを利用しており、必要に応じて一定の非流動性ディスカウントを加味しております。

 デリバティブは、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産又は金融負債として、取引先金融機関から

提示された価格等に基づいて算定しております。

 

 公正価値で測定される金融商品について、測定に用いたインプットの観察可能性及び重要性に応じた公正価値測定額を、レベル1からレベル3まで分類しております。公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、各四半期の期末日で発生したものとして認識しております。

 

レベル1:活発な市場における同一の資産又は負債の市場価格

レベル2:レベル1以外の、観察可能な価格を直接又は間接的に使用して算出された公正価値

レベル3:観察不能なインプットを含む評価技法から算出された公正価値

 

当第3四半期連結会計期間(2020年9月30日)

(単位:百万円)

 

 

公正価値

レベル1

レベル2

レベル3

合計

資産

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

デリバティブ金融資産

31

202

233

その他の金融資産

169

169

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

上場株式

8,148

8,148

非上場株式及び出資金

7,340

7,340

負債

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 

 

 

 

デリバティブ金融負債

(312)

(530)

(841)

(注)当第3四半期連結累計期間において、公正価値ヒエラルキーのレベル1、2の間の振替はありません。

 

前連結会計年度(2019年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

公正価値

レベル1

レベル2

レベル3

合計

資産

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

デリバティブ金融資産

7

109

116

その他の金融資産

157

157

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

上場株式

9,338

9,338

非上場株式及び出資金

7,071

7,071

負債

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 

 

 

 

デリバティブ金融負債

(238)

(421)

(659)

(注)前連結会計年度において、公正価値ヒエラルキーのレベル1、2及び3の間の重要な振替はありません。

 

レベル3に分類された金融資産の期首から四半期末までの変動は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

当第四半期連結累計期間

(自 2020年1月1日

至 2020年9月30日)

前第四半期連結累計期間

(自 2019年1月1日

至 2019年9月30日)

期首残高

7,180

3,694

純損益(注1)

93

その他の包括利益(注2)

114

343

購入

206

売却

(20)

(1)

連結の範囲の変更に伴う増加(注3)

5,729

連結の範囲の変更に伴う減少

(1,914)

その他

(32)

(15)

四半期末残高

7,542

7,836

(注)1.純損益に含まれている利得及び損失は、決算日時点の純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものであります。これらの利得及び損失は、要約四半期連結損益計算書の「金融収益」に含まれております。

2.その他の包括利益に含まれている利得及び損失は、決算日時点のその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものであります。これらの利得及び損失は、要約四半期連結包括利益計算書の「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産」に含まれております。

3.詳細は注記「11.子会社株式の譲渡」をご参照ください。

4.レベル3に分類された金融資産については、適切な権限者に承認された公正価値測定の評価方針及び手続に従い、担当部署が対象資産の評価方法を決定し、公正価値を測定しております。公正価値の測定結果については適切な責任者が承認しております。

 

14.配当

当第3四半期連結累計期間(自 2020年1月1日 至 2020年9月30日)

(決議)

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり配当額

(円)

基準日

効力発生日

2020年3月19日

定時株主総会

普通株式

11,813

22.00

2019年12月31日

2020年3月23日

2020年7月30日

取締役会

普通株式

11,818

22.00

2020年6月30日

2020年9月1日

 

前第3四半期連結累計期間(自 2019年1月1日 至 2019年9月30日)

(決議)

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり配当額

(円)

基準日

効力発生日

2019年3月20日

定時株主総会

普通株式

10,949

20.00

2018年12月31日

2019年3月22日

2019年8月1日

取締役会

普通株式

10,739

20.00

2019年6月30日

2019年9月2日

 

15.後発事象

該当事項はありません。

 

2【その他】

2020年7月30日開催の取締役会において、第98期中間配当の実施に関し、次のとおり決議しました。

 (イ)中間配当による配当金の総額         11,818百万円

 (ロ)1株当たりの金額              22円00銭

 (ハ)支払請求の効力発生日及び支払開始日     2020年9月1日

 

(注)2020年6月30日最終の株主名簿に記録された株主又は登録株式質権者に対し、支払いを行っております。