第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績の状況

 当第2四半期連結累計期間における国内経済は、企業収益は底堅く、雇用や所得情勢も緩やかな改善傾向が続くなか、年初からの円高傾向の継続もあり、踊り場を脱しておらず横ばいで推移しています。また、海外においては、米国経済の緩やかな回復基調が続くものの、欧州では先行きの不透明感が拭えず、中国をはじめとする新興国や、資源国の景気の減速懸念など、予断を許さない状況にあります。このような事業環境の中、当社グループでは、国内需要の取り込みや海外での販路拡大などに努めておりますが、内外需の低迷や円高の影響を受け、販売が伸び悩みました。

 その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は18,906百万円(前年同期比△9.5%)となり、営業利益は580百万円(前年同期比△16.4%)、経常利益は204百万円(前年同期比△74.8%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は84百万円(前年同期比△86.6%)となりました。

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

①管材システム事業

 主力の配管材料は、国内においては、企業の設備投資鈍化の影響があるなか、更新需要などを確実に取込み主力のバルブ製品を中心とした販売は堅調に推移しましたが、パイプなどの汎用品販売は苦戦しました。海外は、米国において物件は多くあるものの、進捗の遅れがあり販売が落ち込みました。一方、中国においては、引き続き液晶・半導体投資が継続していることから堅調に推移しました。全体では、前年に配管工事の大型物件完工があった影響で、販売が大きく減少しました。

 利益面においては、全体として販売が伸び悩んだことにより、前年を下回る結果となりました。

 その結果、当セグメントの売上高は10,925百万円(前年同期比△10.1%)、営業利益は778百万円(前年同期比△17.4%)となりました。

 

②樹脂事業

 主力の素形材用途向け製品は、国内において自動車向け主要顧客の熊本地震による被災及び生産調整等の影響は和らいだものの、完全に回復するまでには至らず、販売は伸び悩みました。海外において旭有機材樹脂(南通)有限公司が中国の景気減速による当地同業他社との競争激化により中国国内向け販売は低迷しましたが、日本との生産体制を見直したこと等により海外向け販売量を伸ばしました。また、インドのアサヒモディマテリアルズPvt.,Ltd.が安定的な商業生産体制に移行したことで、販売を大きく伸ばしました。

 建材や半導体・液晶パネルを主要市場とする機能樹脂は、前年まで好調に推移していたトンネル掘削時に用いる固結材「AGSR®」が主要工事の延期等により、販売は伸び悩みました。電子材料用途については、台湾を始めとした東アジア市場において、半導体並びに液晶用途が低調に推移したため、中国生産品を含め販売は前年を下回りました。

 利益面においては、全体として販売が伸び悩んだことによる影響を受けたものの、人材の効率的配置や生産面での合理化によるコストダウンに努めたことで前年を大きく上回りましたが、営業損失を解消するには至りませんでした。

 その結果、当セグメントの売上高は5,773百万円(前年同期比△12.0%)、営業損失は25百万円(前年同期の営業損失は278百万円)となりました。

 

③水処理・資源開発事業

受注については、水処理事業は官需、民需ともに好調に推移したこと、資源開発事業においても地熱開発は好調に推移し、温泉設備も大型工事の受注をしたことにより、受注残は前年を大幅に上回る結果となりました。

売上高については、新規スタートした環境薬剤事業が堅調に推移し、また、資源開発事業及びメンテナンス維持管理事業についても堅調に推移したことにより、前年対比で増収を確保しました。しかしながら、水処理事業においては、前年度末に完成引渡しが集中したことから、期首の受注残が大幅に減少した状態でスタートしたことにより、水処理事業の売上高は前年対比で大幅な減収となりました。その結果、全体の売上高は、微増収に留まりました。

利益面では、水処理事業において工事人員を増強したこと、新規事業である環境薬剤事業の人員を配置したことなど先行的に固定費が増加したことにより、増収ではありますが前年を大幅に下回る減益となりました。

 その結果、当セグメントの売上高は2,208百万円(前年同期比+1.4%)、営業損失は146百万円(前年同期の営業損失は9百万円)となりました。

 

(2)財政状態の分析

 当第2四半期連結会計期間末の資産は50,357百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,846百万円減少しました。これは主に受取手形及び売掛金などの流動資産が減少したことによるものです。負債は13,496百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,565百万円減少しました。これは主に支払手形及び買掛金、短期借入金などの流動負債が減少したことによるものです。純資産は36,861百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,280百万円減少しました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益がありましたが、配当金の支払い、為替換算調整勘定の減少によるものです。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ727百万円減少し、6,783百万円となりました。

 営業活動により獲得した資金は、仕入債務の減少などによる資金減よりも、税金等調整前四半期純利益や減価償却費、売上債権の減少などによる資金増が上回ったため、1,106百万円(前年同期は938百万円の資金獲得)となりました。

 投資活動により使用した資金は、有形及び無形固定資産の取得による支出があったため、974百万円(前年同期は302百万円の資金使用)となりました。

 財務活動により使用した資金は、借入金の返済による資金減や配当金の支払いによる資金減により、595百万円(前年同期は1,103百万円の資金使用)となりました。

 

(4)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間の研究開発活動の総額は644百万円であります。

 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。