第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績の状況

 当第2四半期連結累計期間における、我が国の経済は、緩やかな回復が継続しました。企業の設備投資は、生産の持ち直しや企業の収益改善、IT投資の拡大を背景に堅調に推移しました。輸出は、中国・韓国を始めとするアジア地域で電子産業分野の設備投資が拡大していることなどから、堅調に推移しました。

 また、米国においても良好な雇用環境や消費者マインドの改善を背景に、底堅い設備投資が継続し、輸出は回復基調にあります。

このような事業環境の中、当社グループでは、中期計画の目標達成に向けて、サプライチェーン改革によるコスト構造の改善や、国内需要の取り込み活動の活発化、海外での販路拡大を推進しました

 その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は21,503百万円(前年同期比+13.7%)となり、営業利益は1,153百万円(前年同期比+98.6%)、経常利益は1,287百万円(前年同期比+529.5%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は976百万円(前年同期比+1061.5%)となりました。

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

①管材システム事業

 主力の配管材料は、国内においては、企業の設備投資が底堅く推移する中、主力のバルブ・パイプ・継手などの基幹製品を中心として売上は堅調に推移しました。海外は、米国において、原油価格の高止まりを受けシェールガス向けのアクチュエータ販売が増加し、物件受注も堅調に推移したことから売上が増加しました。一方、東アジアにおいては、引き続き活発な電子産業向け投資が継続していることから、バルブ製品やダイマトリックス製品の売上が堅調に推移しました。

 利益面においては、売上高が伸びたことやバルブなどの付加価値の高い製品の販売の寄与により対前年で増加しました。

 その結果、当セグメントの売上高は11,908百万円(前年同期比+9.0%)、営業利益は900百万円(前年同期比+15.8%)となりました。

 

②樹脂事業

 主力の素形材用途向け製品は、国内において主要顧客である自動車向けを筆頭に、期初より継続して販売が堅調に推移したことで、売上高は前年を大きく上回りました。海外においても中国の旭有機材樹脂(南通)有限公司およびインドのアサヒモディマテリアルズPvt.,Ltd.が当地の旺盛な需要を取り込み、売上を伸ばしました。

 建材用途をはじめとした発泡材料は、トンネル掘削時に用いる固結材「AGSR®」が延期されていた主要工事の再開や使用現場の地質に起因する需要量の増加に伴い、売上を大きく伸ばしました。

 電子材料用途を主力製品とする高機能樹脂は、東アジア市場において、半導体並びに液晶用途の販売が引き続き堅調に推移したため、売上高は前年を上回りました。

 利益面においては、全体として売上が続伸したことに加え、原材料価格の高騰に備えた生産体制の効率化などの各種コストダウン施策や、サプライチェーン改革の効果が奏功し前年を大きく上回りました。

 その結果、当セグメントの売上高は7,216百万円(前年同期比+25.0%)、営業利益は536百万円(前年同期の営業損失は25百万円)となりました。

 

③水処理・資源開発事業

売上面では、期首受注残を豊富に抱えてのスタートとなりましたが、水処理事業については、大型官庁工事の工期見直しにより進捗が遅れたことから、対前年で減収となりました。その一方で、資源開発事業については、期首受注残の大型案件の工事進捗が予定どおり進んだため、対前年で増収となりました。また、メンテナンス維持管理事業は、修繕工事の受注が好調だったことから対前年で増収となり、環境薬剤事業についても堅調に推移しました。

利益面では、水処理事業および資源開発事業ともに、低収益工事案件の売上を中心に計上されたことにより収益率が低下したこと、継続的な人員強化を図っていることにより労務費が増加したことで、対前年を下回る結果となりました。

 その結果、当セグメントの売上高は2,378百万円(前年同期比+7.7%)、営業損失は251百万円(前年同期の営業損失は146百万円)となりました。

 

(2)財政状態の分析

 当第2四半期連結会計期間末の資産は55,570百万円となり、前連結会計年度末に比べ531百万円増加しました。これは主に現金及び預金やたな卸資産などの流動資産が増加したことによるものです。負債は16,129百万円となり、前連結会計年度末に比べ5百万円減少しました。これは主に支払手形及び買掛金などの負債が減少したことによるものです。純資産は39,442百万円となり、前連結会計年度末に比べ535百万円増加しました。これは配当金の支払いはありましたが、それを上回る親会社株主に帰属する四半期純利益を計上したことによるものです。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ456百万円増加し、7,548百万円となりました。

 営業活動により獲得した資金は税金等調整前四半期純利益や減価償却費、売上債権の減少などによる資金増により、1,644百万円(前年同期は1,106百万円の資金獲得)となりました。

 投資活動により使用した資金は、有形及び無形固定資産の取得による支出があったため、975百万円(前年同期は974百万円の資金使用)となりました。

 財務活動により使用した資金は、借入金の返済による資金減や配当金の支払いによる資金減により、244百万円(前年同期は595百万円の資金使用)となりました。

 

(4)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間の研究開発活動の総額は551百万円であります。

 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。