当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
また、前第2四半期連結会計期間において行われた企業結合に係る暫定的な会計処理が前連結会計年度末に確定しており、前第2四半期連結累計期間に関する指標については暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の重要な見直しが反映された後の金額に基づいて記載しております。
当第2四半期連結累計期間における当社グループにおける経営環境は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けた人の移動を含む活動自粛が解除され、経済活動が通常に戻る途上にありました。自動車の生産調整は復調の兆しが出てきましたが、例年並みに戻るまでには至りませんでした。また、設備投資は、すでに着手している案件は予定通り進んだものの、今後行う定期修繕等については、延期や規模の見直しにより需要に陰りが出始めました。一方で、半導体分野においては引き続き5Gやデータセンター等での半導体需要が堅調に推移するとともに、半導体製造設備への投資も新型コロナウイルス感染症の影響を受けずに推移しました。
当社グループの事業活動においては、営業は主に電話、メール、及びWEBで行いましたが、対面での営業も徐々に取り入れ、お客様とのコミュニケーション不足を補いました。また、本社や営業所においては、在宅勤務を推奨し、工場や倉庫においては、部外者の立ち入りを原則禁止するとともにマスク着用、手洗いうがいの励行をはじめとして感染者を出さない予防策を講じて事業運営を行いました。
この様な事業環境のもと、鋭意営業活動を推進しましたが、需要の減退をカバーするには至らず、売上は前年度に比べて減収となりました。また営業利益については、売上の減少による利益の減少と株価低迷による年金資産減少の影響を受け労務費が増加したこともあり、減益となりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は23,870百万円(前年同期比△9.8%)となり、営業利益は812百万円(前年同期比△53.3%)、経常利益は798百万円(前年同期比△53.1%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は616百万円(前年同期比△52.4%)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
管材システム事業は、主力製品である樹脂バルブを武器に、耐食問題の解決と樹脂管材の機能性を追求した製品開発により、樹脂管材市場を拡大することを基本戦略として、国内外での使用領域の拡大とお客様のお役立ちに注力した営業活動を推進しています。
国内向けの樹脂バルブ等の基幹製品は、第1四半期に続き、すでに着手しているプラント工事等の大型案件は継続して取り込みはできているものの、期中に予定されていた修繕等の工事については延期や規模の見直し等があり、売上は前年度を下回りました。
半導体製造装置向けのダイマトリックス製品は、米中貿易摩擦の影響が顕在化しつつあり、今後の設備投資継続が不安視されているものの、当四半期においては引き続き安定した受注が出来ました。
海外では、米国において、インフラ整備等の受注が堅調に推移しており、また、半導体関連需要が少しずつ増加しているものの、鉱山等の資源向け需要の減少をカバーできず、売上は前年度を下回りました。一方、中国では、徐々に経済活動の制限が解除されたものの、米中貿易摩擦による投資の抑制などの影響を受け、本格的な需要復調には至らず、売上は前年度を下回りました。
利益面においては、売上の減少に加え、労務費の増加もあり、前年度を下回りました。
この結果、当セグメントの売上高は14,647百万円(前年同期比△8.1%)、営業利益は846百万円(前年同期比△33.3%)となりました。
主力の素形材用途向けの製品は、国内においてお客様の製造品質の改善につながる提案や新規の取引先様への営業活動を、海外においては今後拡大する需要に合わせた設備投資を行うなどの施策を進めてまいりましたが、新型コロナウイルス感染症による自動車生産の落ち込みが回復せず、売上は前年度を下回りました。
発泡材料製品のうち、ノンフロンシステムを用いた現場発泡断熱材製品は、施工のしやすさと施工品質を高めた原液システムと吹付施工機械を活用した営業に注力した結果、新規の取引先様も増え、売上を伸ばしました。トンネル掘削時に用いる地盤や地山の固結材製品においても、引き続き高い固結強度や止水性が求められる高付加価値製品の需要が増え、売上は堅調に推移しました。また、 断熱材の吹付施工を請け負う(株)ランドウィックにおいても、工事受注が堅調に推移しました。
電子材料用途を主力製品とする高機能樹脂は、半導体の微細化に対応している国内の大手レジストメーカー向け低メタル製品が好調で、売上を伸ばしました。海外では中国や台湾での中小型液晶パネル向けの製品需要が堅調に推移しました。
利益面においては、素形材用途の売上減少の影響で前年を下回りましたが、黒字を確保しました。
この結果、当セグメントの売上高は6,856百万円(前年同期比△14.6%)、営業利益は173百万円(前年同期比△58.3%)となりました。
水処理・資源開発事業の水処理事業においては、民間の産業廃水処理施設の案件や上下水道施設の官庁入札案件の受注を確保することができましたが、新型コロナウイルス感染症により工事着工の延期や工事進捗の遅延が生じ、売上は前年度を下回りました。
資源開発事業は、温泉設備工事や地熱井掘削工事において受注を確保できたことから、売上は前年度を上回りました。
環境薬剤事業は、新型コロナウイルス感染症により活動は制限されたものの、前年度並みの売上になりました。メンテナンス事業は、オフィス・観光施設の廃水設備稼働の低下や工事案件の見送りにより、売上は前年度を下回りました。
利益面では、請負工事の一部で進捗遅れが出たことに加え、固定費の増加もあり、前年に比べて赤字が増加しました。
この結果、当セグメントの売上高は2,367百万円(前年同期比△4.4%)、営業損失は280百万円(前年同期の営業損失は65百万円)となりました。
当第2四半期連結会計期間末の総資産は63,685百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,094百万円減少しました。これは主に現金及び預金や受取手形及び売掛金などの流動資産が減少したことによるものです。負債は19,117百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,421百万円減少しました。これは主に支払手形及び買掛金や電子記録債務が減少したことによるものです。純資産は44,568百万円となり、前連結会計年度末に比べ327百万円増加しました。これは配当金の支払いはありましたが、それを上回る親会社株主に帰属する四半期純利益を計上したことによるものです。
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ769百万円減少し、9,463百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により獲得した資金は税金等調整前四半期純利益や減価償却費、売上債権の減少などによる資金増により、1,841百万円(前年同期は2,072百万円の資金獲得)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は、有形及び無形固定資産の取得による支出があったため、1,438百万円(前年同期は2,449百万円の資金使用)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は、借入金の返済や配当金の支払いによる資金減により、1,083百万円(前年同期は919百万円の資金獲得)となりました。
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
当第2四半期連結累計期間の研究開発活動の総額は571百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。