当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
また、前第2四半期連結会計期間において行われた企業結合に係る暫定的な会計処理が前連結会計年度末に確定しており、前第3四半期連結累計期間に関する指標については暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の重要な見直しが反映された後の金額に基づいて記載しております。
当第3四半期連結累計期間における当社グループにおける経営環境は、国内では新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策を取りながら通常の経済活動へと復帰が模索されておりましたが、当四半期の後半には再び同感染症の拡大傾向が見られるなど、予断を許さない状況にありました。自動車生産は、第2四半期の後半より前年並みに復調し、第3四半期も前年並みの生産台数となりました。一方、設備投資は、すでに着手されている案件は予定どおり進んだものの、未着手の定期修繕等については延期や見直し等が行われ、設備更新需要が低迷しました。半導体分野においては引き続き5Gやデータセンター等での半導体需要が堅調に推移しました。また、半導体製造設備の投資においても、概ね堅調に推移しました。
当社グループの事業活動においては、営業活動は主に電話、メール及びWEBを活用して行いつつ、可能な範囲で対面による営業活動も取り入れ、お客様とのコミュニケーション不足を補いました。また、本社や営業所においては、引き続き在宅勤務を推奨し、工場や倉庫においては、部外者の立ち入りを原則禁止するとともに、マスク着用、手洗いうがいの励行をはじめとした感染症予防策を講じ、事業運営を行いました。
この様な事業環境のもと、鋭意営業活動を推進しましたが、上期の落ち込みから完全に回復するには至らず、累計の売上高は前年度に比べて減収となりました。また、営業利益は、売上高の減少による影響のほか、2020年3月末の株価低迷による年金資産減少の影響を受け労務費が増加した影響もあり、減益となりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は38,051百万円(前年同期比△7.0%)となり、営業利益は1,860百万円(前年同期比△36.8%)、経常利益は1,921百万円(前年同期比△34.9%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,435百万円(前年同期比△32.5%)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
管材システム事業は、主力製品である樹脂バルブを武器に、耐食問題の解決と樹脂管材の機能性を追求した製品開発により樹脂管材市場を拡大することを基本戦略として、国内外での使用領域の拡大とお客様のお役立ちに注力した営業活動を推進しています。
国内向けの樹脂バルブ等の基幹製品は、第2四半期同様に、既に着手されているプラント工事等の大型案件については継続して取り込みができているものの、未着手の定期修繕等については延期や実施規模の見直し等が行われたため販売が低迷し、売上は前年度を下回りました。
半導体製造装置向けのダイマトリックス製品は、韓国において2021年に向けた調整局面に入ったものの、台湾や中国向けの需要が回復し、当四半期においても安定した受注を得ることができました。
海外では、米国において、半導体関連需要が少しずつ増加しているものの、景気回復の遅れなどから受注は継続して低迷し、売上は前年度を下回りました。一方、中国では、徐々に経済活動の制限が解除されたものの、米中貿易摩擦による投資の抑制などの影響を受け、本格的な需要復調には至らず、売上は前年度を下回りました。
利益面においては、売上の減少に加え、労務費の増加もあり、前年度を下回りました。
この結果、当セグメントの売上高は22,733百万円(前年同期比△5.0%)、営業利益は1,525百万円(前年同期比△24.5%)となりました。
樹脂事業の素形材用途向けの製品は、国内においてお客様の製造品質の改善につながる提案や新規の取引先様への営業活動を、海外においては今後拡大する需要に合わせた施策を推進した結果、新規のお客様との取引が増え、また新型コロナウイルス感染症により落ち込んでいた国内自動車生産が前年並みに回復したこともあり売上を伸ばしましたが、上期の落ち込みを補うまでには至りませんでした。
発泡材料製品のうち、ノンフロンシステムを用いた現場発泡断熱材製品は、施工のしやすさと施工品質を高めた原液システムと吹付施工機械を活用した営業に注力した結果、新規の取引先様も増え、売上は前年を上回りました。トンネル掘削時に用いる地盤や地山の固結材製品においては、高い固結強度や止水性が評価され採用現場が増えたものの売上は前年を下回りました。また、断熱材の吹付施工を請け負う(株)ランドウィックにおいては、工事案件が前年に比べ減少したため、受注確保に注力しました。
電子材料用途を主力製品とする高機能樹脂は、半導体の微細化に対応している国内の大手レジストメーカー向け低メタル製品が好調で、売上は前年を上回りました。海外では中国において半導体や液晶パネル向けの製品の国産化が進んだことで需要が伸び、売上は前年を上回りました。
利益面においては、上期の落ち込みから完全に回復するまでには至らず前年を下回りました。
この結果、当セグメントの売上高は11,108百万円(前年同期比△12.0%)、営業利益は423百万円(前年同期比△41.5%)となりました。
水処理・資源開発事業の水処理事業においては、民間の産業廃水処理施設の案件や上下水道施設の官庁入札案件を受注でき、受注金額は前年度を上回りましたが、新型コロナ感染拡大による工事着工の延期や工事進捗の遅延により売上は前年度を下回りました。
資源開発事業は、温泉設備工事や地熱井掘削工事において受注を確保でき、工事進捗も概ね順調であったことから、売上は前年度を上回りました。
環境薬剤事業は、民間産業廃水施設の薬剤需要の減少等により売上は前年度を下回りました。メンテナンス事業は、修繕工事の受注が持ち直しつつあるものの売上は前年度を下回りました。
利益面では、請負工事の一部で進捗遅れが出たことに加え、固定費の増加もあり、前年に比べて赤字となりました。
この結果、当セグメントの売上高は4,210百万円(前年同期比△3.8%)、営業損失は192百万円(前年同期の営業利益は52百万円)となりました。
当第3四半期連結会計期間末の総資産は66,193百万円となり、前連結会計年度末に比べ414百万円増加しました。これは主に投資有価証券の時価評価により固定資産が増加したことによるものです。負債は21,077百万円となり、前連結会計年度末に比べ461百万円減少しました。これは主に支払手形及び買掛金が減少したことによるものです。純資産は45,115百万円となり、前連結会計年度末に比べ874百万円増加しました。これは配当金の支払いはありましたが、それを上回る親会社株主に帰属する四半期純利益を計上したことによるものです。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間の研究開発活動の総額は871百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。