文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、所得環境や雇用情勢に改善が見られ、個人消費に持ち直しの動きが見られるなど緩やかな回復基調で推移いたしました。しかしながら、英国のEU離脱問題に伴う欧州情勢への不安に加え、米国新政権による政策への不安懸念など、先行き不透明な状況で推移いたしました。
このような環境の下、当第3四半期連結累計期間の売上高は478億61百万円(前年同期比15.7%減)となり、営業利益は24億67百万円(同4.9%増)、経常利益は26億81百万円(同15.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は17億39百万円(同39.7%増)となりました。
各セグメントの業績は次のとおりであります。なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分等を変更しており、当第3四半期連結累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。
① コーティング
プラスチック用コーティング材(『レクラック』・『フジハード』など)を取扱うコーティング部門におきましては、主力の自動車向け市場においては、国内市場における需要は、前年同期と比べ横這いで推移いたしましたが、海外市場においては、米国の連結子会社であるレッドスポット社における業績が、為替相場の影響を受けるなど減収となりました。
この結果、売上高は175億71百万円(同9.2%減)となり、営業利益は15億24百万円(同4.3%増)となりました。
② 塗料
建築用塗料を取扱う塗料部門におきましては、リフォーム向け市場の需要が堅調であったものの、新築向け市場における施工棟数の伸び悩みなどにより、売上高は減少いたしました。
この結果、売上高は97億10百万円(同4.1%減)となり、営業利益は5億67百万円(同9.2%減)となりました。
③ 電子材料
導電性ペースト材(『ドータイト』など)を取扱う電子材料部門におきましては、海外向け市場において、アジアを中心とする現地メーカーとの価格競争の激化などにより苦戦が続いており、売上高は減少いたしました。
この結果、売上高は23億1百万円(同12.4%減)となり、営業利益は84百万円(同20.3%増)となりました。
④ 化成品
トナー用レジンや樹脂ベース(『アクリベース』)などを取扱う化成品部門におきましては、粘着剤分野における需要が堅調であったものの、トナー用レジンの需要の減少などがあり、売上高は前年同期と比べ、横這いで推移いたしました。
この結果、売上高は27億35百万円(同0.0%減)となり、営業利益は1億85百万円(同74.2%増)となりました。
⑤ 合成樹脂
子会社藤光樹脂株式会社などが取扱うアクリル樹脂の原材料・加工品の販売におきましては、海外市場における液晶テレビ用途の関連製品が技術革新などに伴って、需要が大幅に減少したことなどから、売上高は前年同期を大きく下回りました。
この結果、売上高は156億8百万円(同29.0%減)となり、営業利益は1億6百万円(同18.7%増)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対応すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、18億76百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。