文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、政府や日銀による金融対策や外需回復に伴う輸出の増加などを背景に企業の収益が改善されるなど、緩やかな回復基調で推移いたしました。海外におきましては、米国経済が引き続き好調を維持しておりますが、米国政権の政策動向や朝鮮半島における情勢不安などへの懸念もあり、先行き不透明な状況で推移いたしました。
このような環境の下、当第3四半期連結累計期間の売上高は434億97百万円(前年同期比9.1%減)となり、営業利益は20億16百万円(同18.3%減)、経常利益は22億15百万円(同17.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は15億62百万円(同10.2%減)となりました。
① コーティング
プラスチック用コーティング材(『レクラック』・『フジハード』など)を取扱うコーティング部門におきましては、主力の自動車向け分野において、国内市場では前年同期並みに推移いたしましたが、海外においては、北米や東南アジア市場における需要が拡大し、売上高は増加いたしました。
この結果、売上高は182億80百万円(同4.0%増)となり、営業利益は14億37百万円(同5.7%減)となりました。
② 塗料
建築用塗料を取扱う塗料部門におきましては、リフォーム向け市場における需要が底堅く推移するなど、売上高は前年同期と比べほぼ横這いとなりました。
この結果、売上高は97億47百万円(同0.4%増)となり、営業利益は6億60百万円(同16.4%増)となりました。
③ 電子材料
導電性ペースト材(『ドータイト』)などを取扱う電子材料部門におきましては、海外市場における価格競争の激化などにより売上高は減少いたしましたが、新製品の寄与もあり営業利益は増加いたしました。
この結果、売上高は22億30百万円(同3.1%減)となり、営業利益は87百万円(同3.0%増)となりました。
④ 化成品
『アクリベース』の商品名で販売する樹脂ベースやトナー用レジン、メディカル材料などを取扱う化成品部門におきましては、粘着剤において、新製品の販売が順調に拡大するなど好調に推移し、売上高は前年同期を上回りました。
この結果、売上高は30億44百万円(同11.3%増)となり、営業利益は2億34百万円(同26.8%増)となりました。
⑤ 合成樹脂
子会社藤光樹脂株式会社などが取扱うアクリル樹脂の原材料・加工品の販売におきましては、藤光樹脂株式会社において第1四半期に発生したATT株式会社との間における架空取引に伴う貸倒引当金繰入額計上により、大幅な営業損失となりました。
この結果、売上高は102億78百万円(同34.2%減)となり、営業損失は4億2百万円(前年同四半期は営業利益1億6百万円)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対応すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、19億74百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。