第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 財政状態及び経営成績の状況

 当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、輸出や生産活動において弱さが見られましたが、設備投資や個人消費などが緩やかな増加傾向となっており、全体としては緩やかな回復傾向となりました。
 海外では、米国経済は個人消費や設備投資の増加により着実に回復が続き、欧州経済は一部に弱さがみられるものの、緩やかに回復しております。中国経済は米中貿易摩擦などによる先行き不透明感の影響もあり緩やかな減速傾向となりました。
 産業別には、国内の自動車業界は、販売を増やしました。建材業界は、住宅着工件数が微減となりました。家電業界は、消費者の省エネ製品・高付加価値製品に対する堅調な消費マインドにより、国内出荷金額を伸ばしました。
 このような環境の中、当社グループはグローバルな視点で市場別に顧客のニーズをきめ細かく確実に捉え、国内および海外の経営資源を効率的に活用して受注につなげることで業績の向上に努めました。
 
 その結果、売上高は24,555百万円(前年同四半期連結累計期間比(以下「前年同期比」)4.3%増)、営業利益は1,378百万円(前年同期比8.2%減)、経常利益は1,396百万円(前年同期比12.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は725百万円(前年同期比14.6%減)となりました。
 
 なお、当連結会計年度から新たにスタートした中期経営計画の戦略を遂行し、これまで以上に変化のスピードが加速していく市場のニーズを的確にとらえるため、グローバルでのマーケットに対応させた組織に改組いたしました。

 この組織の変更に伴い事業セグメントの区分方法を見直し、当第1四半期連結会計期間より、報告セグメントを従来の製品別の「コンパウンド」「フイルム」「食品包材」から、市場別の「トランスポーテーション」「デイリーライフ&ヘルスケア」「エレクトロニクス」「ビルディング&コンストラクション」に変更しております。当第1四半期連結累計期間のセグメント別の比較及び分析は、変更後のセグメント区分に基づいております。

 

(各報告セグメントの名称、略称、対象とする主要な市場)

 

・トランスポーテーション(Transportation)[TR]… 自動車、鉄道、船舶市場等

・デイリーライフ&ヘルスケア(Daily Life & Healthcare)[DH]… 医療、生活資材、食品包材市場等

・エレクトロニクス(Electronics)[EL]… エネルギー、情報通信、IT機器市場等

・ビルディング&コンストラクション(Building & Construction)[BC]… 住宅、ビル、建築資材、土木市場等

(注)[ ]は、報告セグメントの略称

 
 セグメント別の業績は次のとおりであります。
 

 <トランスポーテーション>
 国内では、自動車市場が堅調に推移し、同市場へのエラストマーコンパウンドの販売が増加し、全体として増収となりました。
 海外では、米国及び中国において自動車市場の低迷を受けて、塩ビ・エラストマーコンパウンド共に低調に推移しましたが、タイ国及びベトナム国の自動車市場への塩ビコンパウンドの販売が好調に推移し、海外全体では増収となりました。
 セグメント損益につきましては、国内に増設した新ラインの稼働に伴うコスト負担及び原材料価格の改定と製品価格改定のタイムラグの影響もあり減益となりました。
 その結果、売上高は7,550百万円(前年同期比2.2%増)、セグメント利益は618百万円(前年同期比16.0%減)となりました。
 

 <デイリーライフ&ヘルスケア>
 国内では、食品包材分野、家電分野でのフィルム及びチューブ・ホース分野での塩ビコンパウンドの拡販が進み、増収となりました。
 海外では、タイ国及びインドネシア国の医療分野及び食品包材分野における塩ビコンパウンドの販売の低迷及び拡販の遅れにより減収となりました。
 セグメント損益につきましては、タイ国及びインドネシア国での販売数量減により減益となりました。
 その結果、売上高は5,726百万円(前年同期比3.0%減)、セグメント利益は398百万円(前年同期比8.9%減)となりました。
 
 <エレクトロニクス>
 国内では、オリンピック・首都圏再開発需要の取込みによる塩ビ・難燃ポリエチレンコンパウンドの販売増及び太陽光発電・光通信分野でのエラストマーコンパウンドの拡販により、増収となりました。
 海外では、塩ビコンパウンドが中国での景気減退による設備投資の落ち込みにより販売が減少しましたが、米国での電力電線向けの販売が増加し、海外全体では増収となりました。
 セグメント損益につきましては、中国での販売数量減及びインドネシア国での原材料価格の改定と製品価格改定のタイムラグの影響により減益となりました。
 その結果、売上高は5,359百万円(前年同期比1.5%増)、セグメント利益は186百万円(前年同期比5.5%減)となりました。
 
 <ビルディング&コンストラクション>
 国内では、新築住宅着工件数が低迷する中で、非住宅分野でのインテリアフィルムの新意匠の採用による販売増及び昨年子会社化したデザイン会社の売上への寄与もあり増収となりました。
 海外では、北米及びASEANでの塩ビコンパウンドの販売が回復し、また北米のインテリアフィルムの販売が堅調に推移し、海外全体では増収となりました。
 セグメント損益につきましては、国内での原材料価格の改定に伴う製品価格の適正化及び全体の数量増により増益となりました。
 その結果、売上高は5,880百万円(前年同期比18.9%増)、セグメント利益は174百万円(前年同期比60.5%増)となりました。

 

 当第1四半期連結会計期間末における総資産は95,768百万円(前連結会計年度末比560百万円増加)となりました。これは主に棚卸資産が増加したこと等によります。

 負債合計は39,249百万円(前連結会計年度末比520百万円増加)となりました。これは主に未払配当金が増加したこと等によります。

 純資産(非支配株主持分を含む)は56,518百万円(前連結会計年度末比40百万円増加)となりました。これは主に利益剰余金等の株主資本が増加したこと等によります。

 

(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。依然不透明な経済環境のもと、引続き効率的な生産体制の構築と固定費の削減等、収益確保に向け継続して取組んでまいります。

 

(3) 研究開発活動

当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、365百万円であります。

なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。