当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、輸出を中心に弱さが続いているものの、設備投資や個人消費の緩やかな増加傾向もあり、全体としては緩やかな回復傾向となりました。
海外では、米国経済は個人消費が堅調に推移し、回復が続いております。欧州経済は一部に弱い動きはあるものの緩やかに回復、中国経済は米中貿易摩擦による外需の低迷もあり緩やかな減速が続いております。
産業別には、国内の自動車業界は、新型車発売や消費税増税前の駆け込みもあり販売を増やしました。建材業界は住宅着工件数が減少、家電業界は、白物家電が好調に推移し国内出荷額を伸ばしました。
このような環境の中、当社グループはグローバルな視点で市場別に顧客のニーズをきめ細かく確実に捉え、国内および海外の経営資源を効率的に活用して受注につなげることで業績の向上に努めました。
その結果、売上高は49,541百万円(前年同四半期連結累計期間比(以下「前年同期比」)4.8%増)、営業利益は2,753百万円(前年同期比1.7%増)、経常利益は2,770百万円(前年同期比0.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,432百万円(前年同期比10.8%減)となりました。
なお当連結会計年度から、新たにスタートした中期経営計画の戦略を遂行し、これまで以上に変化のスピードが加速していく市場のニーズを的確にとらえるため、グローバルでのマーケットに対応させた組織に改組いたしました。
この組織の変更に伴い事業セグメントの区分方法を見直し、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントを従来の製品別の「コンパウンド」「フイルム」「食品包材」から、市場別の「トランスポーテーション」「デイリーライフ&ヘルスケア」「エレクトロニクス」「ビルディング&コンストラクション」に変更しております。当第2四半期連結累計期間のセグメント別の比較および分析は、変更後のセグメント区分に基づいております。
(各報告セグメントの名称、略称、対象とする主要な市場)
・トランスポーテーション(Transportation)[TR]… 自動車、鉄道、船舶市場等
・デイリーライフ&ヘルスケア(Daily Life & Healthcare)[DH]… 医療、生活資材、食品包材市場等
・エレクトロニクス(Electronics)[EL]… エネルギー、情報通信、IT機器市場等
・ビルディング&コンストラクション(Building & Construction)[BC]… 住宅、ビル、建築資材、土木市場等
(注)[ ]は、報告セグメントの略称
セグメント別の業績は次のとおりであります。
<トランスポーテーション>
国内では、自動車市場が堅調に推移し、同市場へのエラストマーコンパウンドの販売が増加し、全体として増収となりました。
海外では、ASEANにおける自動車市場の塩ビコンパウンドの販売は堅調に推移いたしましたが、北米、中国およびインド国の自動車市場においては、市況低迷の影響を受け塩ビおよびエラストマーコンパウンドが低調に推移し、全体では減収となりました。
セグメント利益につきましては、国内、ASEANでの設備投資等に伴うコスト負担増加の影響もあり減益となりました。
その結果、売上高は14,941百万円(前年同期比0.4%増)、セグメント利益は1,398百万円(前年同期比3.7%減)となりました。
<デイリーライフ&ヘルスケア>
国内では、生活資材市場のチューブ・ホース用塩ビコンパウンドの販売が堅調に推移し、また食品包材市場では小巻ラップ製品の拡販が進み、全体としては増収となりました。
海外では、ASEANにおける医療市場は堅調に推移している中塩ビコンパウンドの販売は微増となりましたが、ASEANおよび北米における生活資材市場では塩ビコンパウンドの販売が減少し、全体として減収となりました。
セグメント利益につきましては、全体の販売数量減少により減益となりました。
その結果、売上高は11,632百万円(前年同期比0.8%減)、セグメント利益は727百万円(前年同期比17.5%減)となりました。
<エレクトロニクス>
国内では、エネルギーおよび情報通信市場でのエラストマーコンパウンドの拡販が進みましたが、光学分野でフィルムの大型案件の売上が前年を下回り、全体として減収となりました。
海外では、中国における情報通信市場で景気減速により塩ビコンパウンドの販売が減少したものの、ASEANおよび北米におけるエネルギー市場での塩ビコンパウンドの販売が増加し、全体では増収となりました。
セグメント利益につきましては、全体の販売数量増加および生産性の改善により増益となりました。
その結果、売上高は10,769百万円(前年同期比3.4%増)、セグメント利益は331百万円(前年同期比34.1%増)となりました。
<ビルディング&コンストラクション>
国内では、非住宅市場におけるインテリアフィルムの新意匠の採用による販売増加、昨年子会社化したデザイン会社の売上への寄与および塩ビコンパウンドのスポット案件の受注継続により増収となりました。
海外では、北米における建築資材市場の塩ビコンパウンド、北米および中国における住宅市場のインテリアフィルムの販売が後半に失速し、全体では減収となりました。
セグメント利益につきましては、国内での高付加価値品の販売数量増加により増益となりました。
その結果、売上高は11,913百万円(前年同期比20.9%増)、セグメント利益は279百万円(前年同期比180.8%増)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動により増加した資金は4,185百万円(前年同四半期連結累計期間(以下「前年同期」)は4,349百万円の増加)、投資活動により減少した資金は703百万円(前年同期は2,000百万円の減少)、財務活動により減少した資金は2,564百万円(前年同期は786百万円の減少)等により889百万円増加し、17,925百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況と要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により増加した資金は、前年同期に比べ163百万円減少し、4,185百万円でした。その主な内容は、税金等調整前四半期純利益2,818百万円、減価償却費1,817百万円等による資金の増加であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により減少した資金は、前年同期に比べ1,296百万円減少し、703百万円でした。その主な内容は、有形固定資産の取得による支出985百万円、無形固定資産の取得による支出69百万円、投資有価証券の売却による収入97百万円等であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により減少した資金は2,564百万円(前年同期は786百万円の減少)でした。その主な内容は、自己株式の取得による支出644百万円、長期借入金の返済による支出387百万円や配当金の支払額(非支配株主への配当を含む)1,188百万円等による資金の減少であります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。依然不透明な経済環境のもと、引続き効率的な生産体制の構築と固定費の削減等、収益確保に向け継続して取組んでまいります。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、723百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。