当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響による世界経済の下振れを背景に輸出が大幅に減少、国内では感染者数の拡大を受け個人消費や設備投資が大きく落込み、全体としては極めて厳しい状況となりました。
海外では、新型コロナウイルス感染症の影響により米国経済・欧州経済共にマイナス成長となった他、中国でも1-3月期の実質経済成長率が、1992年以降初めて前年同期比マイナスとなりました。
産業別には、国内の自動車業界は消費マインドの低下を背景に低調に推移し、建材業界は住宅着工件数が減少、家電業界は新型コロナウイルス感染症に伴う外出自粛等の影響で前年度を下回る結果となりました。
このような環境の中、当社グループはグローバルな視点で市場別に顧客のニーズをきめ細かく確実に捉え、国内および海外の経営資源を効率的に活用して受注につなげることで業績の向上に努めました。
その結果、売上高は21,696百万円(前年同四半期連結累計期間比(以下「前年同期比」)11.6%減)、営業利益は913百万円(前年同期比33.7%減)、経常利益は946百万円(前年同期比32.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は348百万円(前年同期比51.9%減)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
なお、各報告セグメントの名称、略称、対象とする主要な市場は、以下のとおりであります。
・トランスポーテーション(Transportation)[TR]… 自動車、鉄道、船舶市場等
・デイリーライフ&ヘルスケア(Daily Life & Healthcare)[DH]… 医療、生活資材、食品包材市場等
・エレクトロニクス(Electronics)[EL]… エネルギー、情報通信、IT機器市場等
・ビルディング&コンストラクション(Building & Construction)[BC]… 住宅、ビル、建築資材、土木市場等
(注)[ ]は、報告セグメントの略称
<トランスポーテーション>
国内では、自動車市場が新型コロナウイルス感染症拡大の影響により低調に推移し、同市場へのエラストマーコンパウンドの販売が減少したことから、減収となりました。
海外では、新型コロナウイルス感染症の影響を早くから受けた中国を中心に自動車電線市場におけるコンパウンドの販売が減少、自動車成型部材向けコンパウンドも低調に推移し、減収となりました。
セグメント利益につきましては、市況の影響による国内販売の低迷により減益となりました。
その結果、売上高は6,288百万円(前年同期比16.7%減)、セグメント利益は617百万円(前年同期比0.1%減)となりました。
<デイリーライフ&ヘルスケア>
国内では、新型コロナウイルス感染症の影響により生活資材市場のメディア・サイン分野のフィルムの販売が減少しましたが、食品包材市場の業務用ラップ製品の拡販が進み、増収となりました。
海外では、中国での生活資材市場および食品包材市場での販売が減少しましたが、タイ国およびベトナム国向け医療市場の塩ビコンパウンドの販売が堅調に推移し、増収となりました。
セグメント利益につきましては、医療市場および国内食品包材市場で販売が増加したことにより増益となりました。
その結果、売上高は5,774百万円(前年同期比0.8%増)、セグメント利益は514百万円(前年同期比28.9%増)となりました。
<エレクトロニクス>
国内では、新型コロナウイルス感染症による生産調整の影響等により、情報通信市場におけるエラストマーコンパウンドおよび光学分野における大型ガラス代替フィルムの売上が前年を下回り、減収となりました。
海外では、タイ国およびベトナム国での販売は増加したものの、インドネシア国におけるエネルギー市場の塩ビコンパウンドの販売が低迷し、減収となりました。
セグメント利益につきましては、全体の販売数量減少により減益となりました。
その結果、売上高は4,261百万円(前年同期比20.5%減)、セグメント損失は76百万円(前年同期は186百万円の利益)となりました。
<ビルディング&コンストラクション>
国内では、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた住宅市場低迷によるコンパウンド・フィルムの販売減少および非住宅市場における販売減少により、減収となりました。
海外でも、コンパウンド・フィルムともに販売が低迷し、減収となりました。
セグメント利益につきましては、国内外の販売低迷により、減益となりました。
その結果、売上高は5,242百万円(前年同期比10.8%減)、セグメント損失は158百万円(前年同期は174百万円の利益)となりました。
当第1四半期連結会計期間末における総資産は90,148百万円(前連結会計年度末比1,720百万円減少)となりました。これは主に受取手形及び売掛金が減少したこと等によります。
負債合計は33,726百万円(前連結会計年度末比556百万円減少)となりました。これは主に支払手形及び買掛金が減少したこと等によります。
純資産(非支配株主持分を含む)は56,422百万円(前連結会計年度末比1,164百万円減少)となりました。これは主に為替換算調整勘定が減少したこと等によります。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。依然不透明な経済環境のもと、引続き効率的な生産体制の構築と固定費の削減等、収益確保に向け継続して取組んでまいります。
(3) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、332百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。