第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 財政状態及び経営成績の状況

 当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により依然として厳しい状況ですが、感染拡大防止と経済活動再開の両立を進める中、輸出や生産、個人消費などを中心に緩やかに持ち直しました。

 海外では、新型コロナウイルス感染症の影響により、4-6月期の米国経済・欧州経済は共に大きく落ち込みましたが、中国では実質経済成長率がプラスに復帰しました。

 産業別では、国内の建材業界では住宅着工件数は弱い動きとなっていますが、自動車業界や家電業界は持ち直しの動きが見られました。

 このような環境の中、当社グループはグローバルな視点で市場別に顧客のニーズをきめ細かく確実に捉え、国内および海外の経営資源を効率的に活用して受注につなげることで業績の向上に努めました。

 

その結果、売上高は40,589百万円(前年同四半期連結累計期間比(以下「前年同期比」)18.1%減)、営業利益は1,672百万円(前年同期比39.2%減)、経常利益は1,737百万円(前年同期比37.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は811百万円(前年同期比43.3%減)となりました。

 

 セグメント別の業績は次のとおりであります。

 

 なお、各報告セグメントの名称、略称、対象とする主要な市場は、以下のとおりであります。

 

・トランスポーテーション(Transportation)[TR]… 自動車、鉄道、船舶市場等

・デイリーライフ&ヘルスケア(Daily Life & Healthcare)[DH]… 医療、生活資材、食品包材市場等

・エレクトロニクス(Electronics)[EL]… エネルギー、情報通信、IT機器市場等

・ビルディング&コンストラクション(Building & Construction)[BC]… 住宅、ビル、建築資材、土木市場等

(注)[ ]は、報告セグメントの略称

 

 <トランスポーテーション>

 国内では、自動車市場へのエラストマーコンパウンドの販売が、新型コロナウイルス感染症の影響から後半回復基調に推移したものの、前年の水準には至らず減収となりました。

 海外では、中国におけるコンパウンドの販売は新型コロナウイルス感染症の影響から回復しましたが、北米・ASEAN・インドでは4月以降需要が低迷し、全体として減収となりました。

 セグメント利益につきましては市況の影響による販売の低迷で、国内・海外共に減益となりました。

 その結果、売上高は10,461百万円(前年同期比30.0%減)、セグメント利益は874百万円(前年同期比37.5%減)となりました。

 

 <デイリーライフ&ヘルスケア>

 国内では、抗ウイルスフィルムのリケガードおよび食品包材市場の業務用ラップの拡販が進みましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により生活資材市場のメディア・サイン分野向けフィルムの販売が減少し、全体として減収となりました。

 海外では、米国での生活資材市場向け塩ビコンパウンドの販売は減少しましたが、ASEAN諸国での医療市場向け販売が堅調に推移し、全体として増収となりました。

 セグメント利益につきましては、医療市場および国内食品包材市場で販売が増加したことにより増益となりました。

 その結果、売上高は11,689百万円(前年同期比0.5%増)、セグメント利益は1,133百万円(前年同期比55.8%増)となりました。

 

<エレクトロニクス>
 国内では、抗ウイルスフィルムのリケガードの拡販が進みましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、エネルギー市場の塩ビコンパウンドおよび光学分野の大型ガラス代替フィルムの売上が前年を下回り、全体として減収となりました。

 海外では、タイ国およびベトナム国での販売は増加したものの、インドネシア国におけるエネルギー市場向け塩ビコンパウンドの販売が低迷し、減収となりました。

 セグメント利益につきましては、全体の販売数量減少により減益となりました。

 その結果、売上高は8,332百万円(前年同期比22.6%減)、セグメント損失は31百万円(前年同期は331百万円の利益)となりました。
 
 <ビルディング&コンストラクション>
 国内では、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた住宅市場低迷によるコンパウンド・フィルムの販売減少および非住宅市場における販売減少により、減収となりました。

 海外でも、コンパウンド・フィルムともに販売が低迷し、減収となりました。

 セグメント利益につきましては、国内外の販売低迷により、減益となりました。

 その結果、売上高は9,917百万円(前年同期比16.8%減)、セグメント損失は335百万円(前年同期は279百万円の利益)となりました。

 

 当第2四半期連結会計期間末における総資産は88,465百万円(前連結会計年度末比3,403百万円減少)となりました。これは主に受取手形及び売掛金が減少したこと等によります。

 負債合計は30,658百万円(前連結会計年度末比3,623百万円減少)となりました。これは主に支払手形及び買掛金が減少したこと等によります。

 純資産(非支配株主持分を含む)は57,806百万円(前連結会計年度末比219百万円増加)となりました。これは主にその他有価証券評価差額金が増加したこと等によります。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動により増加した資金は4,311百万円(前年同四半期連結累計期間(以下「前年同期」)は4,185百万円の増加)、投資活動により減少した資金は1,942百万円(前年同期は703百万円の減少)、財務活動により減少した資金は1,566百万円(前年同期は2,564百万円の減少)等により604百万円増加し18,416百万円となりました。
 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況と要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動により増加した資金は、前年同期に比べ125百万円増加し、4,311百万円でした。その主な内容は、売上債権の減少5,034百万円、税金等調整前四半期純利益1,741百万円、減価償却費1,791百万円等による資金の増加および仕入債務の減少3,753百万円等による資金の減少であります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動により減少した資金は、前年同期に比べ1,238百万円増加し、1,942百万円でした。その主な内容は、有形固定資産の取得による支出1,106百万円、無形固定資産の取得による支出838百万円、投資有価証券の売却による収入21百万円等であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動により減少した資金は1,566百万円(前年同期は2,564百万円の減少)でした。その主な内容は、長期借入金の返済による支出334百万円や配当金の支払額(非支配株主への配当を含む)1,189百万円等による資金の減少であります。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。依然不透明な経済環境のもと、引続き効率的な生産体制の構築と固定費の削減等、収益確保に向け継続して取組んでまいります。

 

(4) 研究開発活動

当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、671百万円であります。

なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。