第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 業績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響による厳しい状況の中、輸出や生産、個人消費などを中心に緩やかに持ち直しました。しかし、足許では感染者数の再拡大による自粛要請の強化など、依然として厳しい環境が続いております。
 海外では、新型コロナウイルス感染症の影響により、欧州経済は厳しい状況が続いていますが、北米は持ち直しの動きが見られ、中国は実質経済成長率がプラスに復帰しました。
 市場別では、国内の建材市場では住宅着工件数は弱い動きとなっていますが、自動車市場や家電市場は持ち直しの動きが見られました。
 このような環境の中、当社グループはグローバルな視点で市場別に顧客のニーズをきめ細かく確実に捉え、国内および海外の経営資源を効率的に活用して受注につなげることで業績の向上に努めました
  

その結果、売上高は63,370百万円(前年同四半期連結累計期間比(以下「前年同期比」)14.5%減)、営業利益は3,449百万円(前年同期比15.2%減)、経常利益は3,562百万円(前年同期比15.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,021百万円(前年同期比9.3%減)となりました。

 

セグメント別の業績は次のとおりであります。
 
 なお、各報告セグメントの名称、略称、対象とする主要な市場は、以下のとおりであります。
 

・トランスポーテーション(Transportation)[TR]… 自動車、鉄道、船舶市場等

・デイリーライフ&ヘルスケア(Daily Life & Healthcare)[DH]… 医療、生活資材、食品包材市場等

・エレクトロニクス(Electronics)[EL]… エネルギー、情報通信、IT機器市場等

・ビルディング&コンストラクション(Building & Construction)[BC]… 住宅、ビル、建築資材、土木市場等

(注)[ ]は、報告セグメントの略称

 

 <トランスポーテーション>
 国内では、新型コロナウイルス感染症の影響により低迷した自動車市場へのエラストマーコンパウンドの販売が、後半より回復基調に推移しましたが、前年の水準には至らず減収となりました。
 海外では、新型コロナウイルス感染症の影響から回復が見られる中国に加え、北米・ASEAN諸国・インド国も7月以降回復基調に推移しましたが、前年の水準には至らず全体として減収となりました。
 セグメント利益につきましては、市況の回復は見られましたが、販売数量減少により減益となりました
た。
 その結果、売上高は16,797百万円(前年同期比24.9%減)、セグメント利益は1,458百万円(前年同期比29.5%減)となりました。
 

 

 <デイリーライフ&ヘルスケア>
 国内では、新型コロナウイルス感染症の影響により生活資材市場のメディア・サイン分野向けフィルムの販売が減少しましたが、抗ウイルスフィルムのリケガードおよび食品包材市場の業務用ラップの拡販が進み、全体として増収となりました。
 海外では、ASEAN諸国での生活資材市場・医療市場向け塩ビコンパウンド販売が堅調に推移し、増収となりました。
セグメント利益につきましては、医療市場および食品包材市場で販売が増加したことにより増益となりました
 その結果、売上高は18,214百万円(前年同期比1.7%増)、セグメント利益は1,897百万円(前年同期比47.3%増)となりました。
 
 <エレクトロニクス>
 国内では、各種ディスプレイ用抗ウイルスフィルムのリケガード及び光学分野の大型ガラス代替フィルムの販売が進みましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により低迷したエネルギー市場への塩ビコンパウンドの販売が前年を下回り、全体として減収となりました。
 海外では、北米およびタイ国での販売は増加しましたが、インドネシア国におけるエネルギー市場向け塩ビコンパウンドの販売が低迷し、全体として減収となりました。
 セグメント利益につきましては、販売数量減少により減益となりました
 その結果、売上高は12,634百万円(前年同期比19.8%減)、セグメント利益は163百万円(前年同期比32.6%減)となりました。
 
 <ビルディング&コンストラクション>
 国内では、新型コロナウイルス感染症の影響により低迷していた住宅市場・非住宅市場が、下げ止まりは見られるものの依然として弱含んでおり、減収となりました。
 海外では、北米は回復基調に推移しタイ国での拡販も進みましたが、その他の地域での販売の低迷により全体として減収となりました。
 セグメント利益につきましては、販売数量減少により減益となりました
 その結果、売上高は15,477百万円(前年同期比12.5%減)、セグメント損失は116百万円(前年同期は431百万円の利益)となりました。

 

(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。依然不透明な経済環境のもと、引続き効率的な生産体制の構築と固定費の削減等、収益確保に向け継続して取組んでまいります。

 

(3) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1,053百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。