当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により個人消費が弱い動きとなる等、依然として厳しい状況にあるものの、海外経済の回復を背景とした輸出の増加や設備投資の増加により、緩やかに持ち直しました。
海外では、新型コロナウイルス感染症の影響により、一部では厳しい状況が継続しましたが、米国、中国等では持ち直しました。
産業別では、国内の家電市場は弱い動き、自動車市場は部品供給問題による減産があるものの、建材市場では住宅着工件数は持ち直しの動きが見られました。
このような環境の中、当社グループはグローバルな視点で市場別に顧客のニーズをきめ細かく確実に捉え、国内および海外の経営資源を効率的に活用して受注につなげることで業績の向上に努めました。
その結果、売上高は50,965百万円(前年同四半期連結累計期間比(以下「前年同期比」)25.6%増)、営業利益は3,076百万円(前年同期比83.9%増)、経常利益は3,307百万円(前年同期比90.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,137百万円(前年同期比163.3%増)となりました。なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等の適用により、売上高は576百万円減少し、営業利益、経常利益はそれぞれ13百万円減少しております。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
なお、各報告セグメントの名称、略称、対象とする主要な市場は、以下のとおりであります。
・トランスポーテーション(Transportation)[TR]… 自動車、鉄道、船舶市場等
・デイリーライフ&ヘルスケア(Daily Life & Healthcare)[DH]… 医療、生活資材、食品包材市場等
・エレクトロニクス(Electronics)[EL]… エネルギー、情報通信、IT機器市場等
・ビルディング&コンストラクション(Building & Construction)[BC]… 住宅、ビル、建築資材、土木市場等
(注)[ ]は、報告セグメントの略称
<トランスポーテーション>
国内では、半導体不足等による減産の影響はあったものの、自動車市場が新型コロナウイルス感染症の影響から回復したことからコンパウンドの販売が増加し、全体として増収となりました。
海外では、自動車市場が新型コロナウイルス感染症の影響から回復し、コンパウンド販売が増加したことで増収となりました。
セグメント利益につきましては、国内販売の増加により増益となりました。
その結果、売上高は15,587百万円(前年同期比49.0%増)、セグメント利益は1,203百万円(前年同期比37.7%増)となりました。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は6百万円減少し、営業利益は1百万円減少しております。
<デイリーライフ&ヘルスケア>
国内では、新型コロナウイルス感染症の影響から回復傾向にあることから、生活資材市場の塩ビコンパウンド、メディア・サイン分野向けフィルム及び食品包材市場の業務用ラップの拡販が進み、増収となりました。
海外では、新型コロナウイルス感染症の影響によりASEANでの医療市場向け塩ビコンパウンドの販売が減少しましたが、米国・ASEANでの生活資材市場向け塩ビコンパウンドの拡販が進み、全体として増収となりました。
セグメント利益につきましては、ASEANでの医療市場向け塩ビコンパウンドの販売減少、および原材料価格の高騰により減益となりました。
その結果、売上高は13,097百万円(前年同期比12.0%増)、セグメント利益は1,008百万円(前年同期比11.1%減)となりました。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は7百万円減少し、営業利益は2百万円減少しております。
<エレクトロニクス>
国内では、新型コロナウイルス感染症の影響から回復傾向にあることから、エネルギー市場の塩ビコンパウンドの拡販が進み、増収となりました。
海外では、新型コロナウイルス感染症の影響から回復した米国・タイ国及び中国での販売増加により、増収となりました。
セグメント利益につきましては、販売の増加により黒字化に至りました。
その結果、売上高は10,102百万円(前年同期比21.3%増)、セグメント利益は205百万円(前年同期は31百万円の損失)となりました。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は6百万円減少し、営業利益は5百万円増加しております。
<ビルディング&コンストラクション>
国内では、新型コロナウイルス感染症の影響から回復傾向にあることから、住宅市場非住宅市場へのコンパウンド・フィルムの拡販が進み、増収となりました。
海外では、景気回復により米国の住宅市場が好調に推移したことから、コンパウンド・フィルムの拡販が進み、増収となりました。
セグメント利益につきましては、国内外の販売増加により、黒字化に至りました。
その結果、売上高は12,133百万円(前年同期比22.3%増)、セグメント利益は598百万円(前年同期は335百万円の損失)となりました。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は292百万円減少し、営業利益は14百万円減少しております。
当第2四半期連結会計期間末における総資産は99,881百万円(前連結会計年度末比4,672百万円増加)となりました。これは主に商品及び製品等の棚卸資産、電子記録債権等の売上債権が増加したこと等によります。
負債合計は36,754百万円(前連結会計年度末比2,622百万円増加)となりました。これは主に支払手形及び買掛金が増加したこと等によります。
純資産(非支配株主持分を含む)は63,127百万円(前連結会計年度末比2,050百万円増加)となりました。これは主に利益剰余金と為替換算調整勘定が増加したこと等によります。
なお、収益認識会計基準等の適用により、利益剰余金の期首残高が11百万円減少しております。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動により増加した資金は1,915百万円(前年同四半期連結累計期間(以下「前年同期」)は4,311百万円の増加)、投資活動により減少した資金は1,072百万円(前年同期は1,942百万円の減少)、財務活動により減少した資金は1,532百万円(前年同期は1,566百万円の減少)等により441百万円減少し、20,639百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況と要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により増加した資金は、前年同期に比べ2,395百万円減少し、1,915百万円でした。その主な内容は、税金等調整前四半期純利益3,368百万円、仕入債務の増加2,576百万円、減価償却費1,703百万円等による資金の増加および棚卸資産の増加3,150百万円、売上債権の増加1,233百万円等による資金の減少であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により減少した資金は、前年同期に比べ870百万円減少し、1,072百万円でした。その主な内容は、有形固定資産の取得による支出1,161百万円、無形固定資産の取得による支出121百万円、投資有価証券の売却による収入151百万円等であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により減少した資金は1,532百万円(前年同期は1,566百万円の減少)でした。その主な内容は、長期借入金の返済による支出271百万円や配当金の支払額(非支配株主への配当を含む)1,393百万円等による資金の減少であります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。依然不透明な経済環境のもと、引続き効率的な生産体制の構築と固定費の削減等、収益確保に向け継続して取組んでまいります。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、787百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。