当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が徐々に緩和される中、個人消費を取り巻く環境の改善や海外経済の回復継続により、緩やかに持ち直しました。
海外では、いずれの地域でも経済活動の段階的再開や景気対策の効果により回復の動きが続いたものの、米国、中国では感染再拡大の影響等により改善の動きが鈍化しました。
産業別では、自動車市場は部品供給問題による減産から直近では回復傾向となり、建材市場では住宅着工件数は前年比増加で推移しましたが、国内の家電市場は弱い動きとなりました。
このような環境の中、当社グループはグローバルな視点で市場別に顧客のニーズをきめ細かく確実に捉え、国内および海外の経営資源を効率的に活用して受注につなげることで業績の向上に努めました。
その結果、売上高は78,376百万円(前年同四半期連結累計期間比(以下「前年同期比」)23.7%増)、営業利益は4,590百万円(前年同期比33.1%増)、経常利益は5,011百万円(前年同期比40.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3,328百万円(前年同期比64.6%増)となりました。なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等の適用により、売上高は753百万円減少し、営業利益、経常利益はそれぞれ10百万円減少しております。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
なお、各報告セグメントの名称、略称、対象とする主要な市場は、以下のとおりであります。
・トランスポーテーション(Transportation)[TR]… 自動車、鉄道、船舶市場等
・デイリーライフ&ヘルスケア(Daily Life & Healthcare)[DH]… 医療、生活資材、食品包材市場等
・エレクトロニクス(Electronics)[EL]… エネルギー、情報通信、IT機器市場等
・ビルディング&コンストラクション(Building & Construction)[BC]… 住宅、ビル、建築資材、土木市場等
(注)[ ]は、報告セグメントの略称
<トランスポーテーション>
国内では、半導体不足等による自動車の減産影響はあったものの、コンパウンドの販売が増加し全体として増収となりました。
海外では、自動車市場が新型コロナウイルス感染症の影響から回復し、コンパウンド販売が増加したことで増収となりました。
セグメント利益につきましては、国内販売の増加により増益となりました。
その結果、売上高は23,808百万円(前年同期比41.7%増)、セグメント利益は1,930百万円(前年同期比32.4%増)となりました。なお、収益認識会計基準等の適用による売上高は2百万円減少し、営業利益は7百万円減少しております。
<デイリーライフ&ヘルスケア>
国内では、新型コロナウイルス感染症の影響から回復傾向にあることから、生活資材市場の塩ビコンパウンド、メディア・サイン分野向けフィルム及び食品包材市場の業務用ラップの拡販が進み、増収となりました。
海外では、新型コロナウイルス感染症の影響から回復傾向にあり、米国・ASEANでの生活資材市場向け塩ビコンパウンドの拡販が進み、増収となりました。
セグメント利益につきましては、原材料価格の高騰により減益となりました。
その結果、売上高は20,181百万円(前年同期比10.8%増)、セグメント利益は1,430百万円(前年同期比24.6%減)となりました。なお、収益認識会計基準等の適用による売上高は2百万円減少し、営業利益に与える影響は軽微であります。
<エレクトロニクス>
国内では、新型コロナウイルス感染症の影響から回復傾向にあることから、エネルギー市場の塩ビコンパウンドの拡販が進み、増収となりました。
海外では、米国・タイ国・中国・インドネシア国での販売増加により、増収となりました。
セグメント利益につきましては、国内及び海外での塩ビコンパウンドの販売増加により増益となりました。
その結果、売上高は15,689百万円(前年同期比24.2%増)、セグメント利益は296百万円(前年同期比81.5%増)となりました。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は10百万円減少し、営業利益は1百万円増加しております。
<ビルディング&コンストラクション>
国内では、新型コロナウイルス感染症の影響から回復したことに加え、住宅市場・非住宅市場へのコンパウンド・フィルムの拡販が進み、増収となりました。
海外では、米国の景気回復により住宅市場が好調に推移していることに加え、同国でのコンパウンド・フィルムの拡販が進み、増収となりました。
セグメント利益につきましては、国内外の販売増加により、黒字化に至りました。
その結果、売上高は18,621百万円(前年同期比20.3%増)、セグメント利益は856百万円(前年同期は116百万円の損失)となりました。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は382百万円減少し、営業利益は3百万円減少しております。
当第3四半期連結会計期間末における総資産は101,353百万円(前連結会計年度末比6,144百万円増加)となりました。これは主に商品及び製品等の棚卸資産、受取手形及び売掛金等の売上債権が増加したこと等によります。
負債合計は37,418百万円(前連結会計年度末比3,286百万円増加)となりました。これは主に支払手形及び買掛金が増加したこと等によります。
純資産(非支配株主持分を含む)は63,934百万円(前連結会計年度末比2,857百万円増加)となりました。これは主に利益剰余金と為替換算調整勘定が増加したこと等によります。
なお、収益認識会計基準等の適用により、利益剰余金の期首残高が11百万円減少しております。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。依然不透明な経済環境のもと、引続き効率的な生産体制の構築と固定費の削減等、収益確保に向け継続して取組んでまいります。
(3) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1,173百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。