当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、一部地域における3度目の緊急事態宣言を受けて個人消費が弱含む等、新型コロナウイルスの感染拡大状況に左右される不安定な動きが続きました。海外経済においては、米国、中国を中心に、経済活動の段階的再開や各種の景気対策による回復の加速が鮮明で、ユーロ圏もワクチン接種の進展により持ち直しの動きがみられる一方、変異株による感染再拡大の兆候もあり、依然予断を許さない状況が続いています。
このような状況下、当第1四半期連結累計期間(2021年4月1日~2021年6月30日)の当社グループの売上高は128億69百万円(前年同期比11.0%の増収)、営業利益は17億70百万円(前年同期比40.3%の増益)、経常利益は19億75百万円(前年同期比37.1%の増益)、親会社株主に帰属する四半期純利益は13億51百万円(前年同期比42.8%の増益)と、いずれも前年を上回りました。また、コロナ禍以前の一昨年同期との比較でも、売上高、各段階の利益ともにこれを上回って推移しています。
セグメントの経営成績は、次のとおりであります。
(無機化成品)
ラジアルタイヤ向け原料である不溶性硫黄は、前期下半期以降、自動車、タイヤの需要が急回復し、販売は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた前年を大きく上回りました。レーヨン・セロハン向けの二硫化炭素は低調に推移しましたが、浴用剤・合成洗剤向けの無水芒硝は、コロナ禍からの反動増で前年を上回りました。
(有機化成品)
殺菌消毒剤塩素化イソシアヌル酸は、国内市場は、学校のプール授業再開によりプール薬剤の販売が回復し、また家庭の衛生意識の高まりからくる除菌・洗浄需要の増加を受け、水回り設備(サニタリー)向け薬剤も好調に推移しました。米国市場は、経済状態の回復や巣ごもり需要により家庭用プール市場が拡大を続けており、好調に推移しました。
(ファインケミカル)
プリント配線板向けの水溶性防錆剤タフエースは、世界的な半導体、エレクトロニクス市場の好況を受けて、堅調に推移しました。エポキシ樹脂硬化剤(イミダゾール類)を中心とする機能材料も、電子部品用途や自動車用途の需要が回復し、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた前年を大きく上回りました。
この結果、化学品事業の売上高は83億91百万円(前年同期比19.0%の増収)、セグメント利益は17億53百万円(前年同期比60.4%の増益)と、いずれも前年を上回りました。
新設住宅着工戸数はやや持ち直しの傾向が見られたものの、新型コロナウイルス感染再拡大に伴う内需の低迷や先行き不透明感を背景に、壁材、エクステリアともに販売は低調に推移しました。また、アルミ地金をはじめとする原材料価格の高騰により収益性が低下しました。
この結果、建材事業の売上高は40億77百万円(前年同期比6.5%の減収)、セグメント利益は4億74百万円(前年同期比21.1%の減益)と、いずれも前年を下回りました。
財政状態は、総資産は、前連結会計年度末比31億8百万円減少し、1,042億35百万円となりました。主な増加は、建設仮勘定8億78百万円、主な減少は、現金及び預金18億87百万円、受取手形及び売掛金9億99百万円、有価証券6億99百万円であります。
負債は、前連結会計年度末比21億45百万円減少し、286億32百万円となりました。主な減少は、退職給付に係る負債15億39百万円、未払法人税等6億88百万円であります。
純資産は、前連結会計年度末比9億62百万円減少し、756億3百万円となりました。主な減少は、利益剰余金6億0百万円、その他有価証券評価差額金3億64百万円であります。
以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末の70.5%から71.7%となりました。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
当第1四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発費は2億61百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。