第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 業績の状況

当第3四半期連結累計期間(自 平成28年4月1日 至 平成28年12月31日)におけるわが国経済は、企業の生産活動や輸出が緩やかに回復し、雇用・所得情勢が堅調に推移する中で個人消費も持ち直す等、緩やかな景気回復基調が続きました。
 一方、世界経済は米国で着実な景気拡大が続き、欧州でも緩やかな景気回復が見られましたが、中国をはじめとする新興国では景気が減速し、米国の新政権誕生や英国のEU離脱問題等で先行き不透明感が高まっております。
 このような状況の中、当社グループの連結業績は、ハウスウエア合成樹脂製品分野の売上高が、中国においてネット販売が好調で増加しましたが、工業品合成樹脂製品分野の売上高が、円高進行によって海外での売上高の円換算額が縮小したこと等により減少しました。
 この結果、売上高は566億3百万円(前年同期比93.4%)となりました。
 利益面につきましては、ハウスウエア合成樹脂製品分野の売上増と原価改善等により営業利益が34億53百万円(前年同期比105.4%)となり、経常利益は前年同期との比較では投資有価証券売却益と為替差益が減少する一方で、為替差損が増加したこと等により36億29百万円(前年同期比89.2%)となりました。
 また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、29億47百万円(前年同期比93.0%)となりました。

 

セグメント別の業績は次のとおりであります。

 

(日本)

ハウスウエア合成樹脂製品分野は、新型収納ケース「プロフィックス カバコ」をはじめとする新製品の市場投入等で売上高が順調に伸長していましたが、秋口に天候不順の影響等を受け、足踏みを余儀なくされました。工業品合成樹脂製品分野は、取引先の生産海外シフトに起因する電機電子等の受注減により売上高が減少しました。利益面は、原価改善等が寄与したものの売上高減少の影響が大きく、前年同期比減益となりました。
 この結果、当セグメントの売上高は、174億30百万円(前年同期比95.6%)となり、セグメント利益(営業利益)は16億64百万円(前年同期比81.7%)となりました。

 

(中国)

上海天馬精塑有限公司で工業品に比べ収益性の高いハウスウエア合成樹脂製品分野の売上が伸長し、厳しい状況にあった天馬皇冠精密工業(蘇州)有限公司で業績が改善傾向に転じました。 
 この結果、当セグメントの売上高は、194億49百万円(前年同期比90.3%)となり、セグメント利益(営業利益)は13億80百万円(前年同期比141.2%)となりました。

 

 

(東南アジア)

好調を続けていたベトナムのTENMA VIETNAM CO., LTD.の業績が伸び悩みましたが、タイのTENMA (THAILAND) CO., LTD.で、新設の第2工場の稼働率が向上して、収益性が改善し業績に貢献しました。
 この結果、当セグメントの売上高は、197億23百万円(前年同期比94.5%)となり、セグメント利益(営業利益)は11億76百万円(前年同期比124.2%)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

(資産)

当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べて30億68百万円減少し、843億75百万円となりました。これは、受取手形及び売掛金が12億33百万円、その他有形固定資産が建設仮勘定の減少等で5億91百万円、現金及び預金が5億28百万円、それぞれ減少したこと等によります。

 

(負債)

当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べて9億37百万円減少し、144億77百万円となりました。これは、支払手形及び買掛金が6億76百万円減少したこと等によります。

 

(純資産)

 当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べて21億32百万円減少し、698億98百万円となりました。これは、自己株式の消却により控除項目である自己株式が14億50百万円減少したこと、その他有価証券評価差額金が13億79百万円増加したこと、為替換算調整勘定が54億99百万円減少したこと等によります。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結会計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、3億13百万円であります。