第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等は行われておりません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1)業績の状況

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、原油安・円高の影響による素材・エネルギー価格の安定や雇用環境の改善が継続し、住宅投資等に底堅さがありましたが、個人消費の盛り上がりに欠けるなど、景気は横這いに推移しました。

世界経済は、米国では、消費の伸びに鈍化は見られましたが、自動車・住宅関連は高い水準を維持しました。ブラジルでは、レアル安に歯止めがかかったものの、国内需要の低迷が続き景気悪化が継続しました。欧州では、英国のEU離脱問題の懸念がありますが、個人消費の好調は維持されました。アジアでは、中国における経済成長の鈍化が続きましたが、東南アジア、インドを中心に穏やかな景気回復が継続しました。

国内発泡プラスチック業界におきましては、原燃料価格の安定や住宅着工件数の回復はありましたが、熊本地震等の影響による自動車生産台数の減少、個人消費回復の遅れもあり、本格的な需要回復には至りませんでした。

当社グループの業績は、売上高は、販売数量は増加したものの、主に製品価格改定の影響や円高による海外事業の外貨円換算額の減少により前年同期を下回りました。営業利益は、海外事業の外貨円換算額減少の影響はありましたが、原材料安が継続したことや付加価値の高い製品の販売が好調であったこともあり大きく増加しました。

これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、54,587百万円(前年同期比4.6%減)となりました。営業利益は5,000百万円(同21.4%増)、経常利益は5,031百万円(同22.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3,820百万円(同32.7%増)となりました。

 

 

セグメントごとの業績を示すと、次のとおりであります。

 

(押出事業)

液晶テレビ基板や家電輸送用に用いられる産業用包材の発泡ポリエチレンシート「ミラマット」は、高付加価値製品の販売が好調に推移したことから売上は増加しました。ポリエチレン気泡緩衝材「キャプロン」の売上は、前年同期並みとなりました。即席麺・弁当容器、量販店向けトレーなどに幅広く用いられる食品用包材の発泡ポリスチレンシート「スチレンペーパー」は、即席麺やコンビニ向け容器を中心に販売数量は増加しましたが、製品価格低下の影響があり、売上は減少しました。広告宣伝用ディスプレイ材、折箱に用いられる発泡ポリスチレンボード「ミラボード」は、需要減少により売上は減少しました。建築・土木関連の発泡ポリスチレン押出ボード「ミラフォーム」は、建築分野では、割付断裁品、高断熱製品を中心に販売が堅調に推移し、土木分野では、東北復興事業物件を当第2四半期に受注したことにより売上は増加しました。

押出事業全体としては、製品価格低下の影響はありましたが、販売数量増により売上は増加しました。利益面では、付加価値の高い製品の販売が増加したことや製造コスト低下などにより増益となりました。

これらの結果、押出事業の売上高は18,792百万円(前年同期比1.5%増)、営業利益は1,515百万円(同27.8%増)となりました。

 

(ビーズ事業)

世界各国で製造販売している発泡ポリプロピレン「ピーブロック」は、バンパーコア材・内装材・シートコア材等の自動車部品、住宅設備向け部材、IT製品輸送用通い函、家電製品用緩衝材、競技用グラウンド基礎緩衝材に使用されており、自動車の新規部品の採用拡大や新規分野への販売拡大により好調に推移しました。国内では、熊本地震等による自動車生産台数減少の影響はありましたが、自動車向け新規部品や住宅設備向け部材の販売増により売上は増加しました。北米では、自動車部品の需要増、新規分野の拡大により販売数量は増加しましたが、製品価格の低下や円高による外貨円換算額減少の影響もあり売上は減少しました。南米では、ブラジル経済低迷による自動車販売台数の落ち込みに加え、レアル安による外貨円換算額減少の影響もあり売上は減少しました。欧州では、自動車部品の需要は大幅に増加しましたが、製品価格の低下や円高による外貨円換算額減少の影響もあり売上は前年同期並みとなりました。アジアでは、中国、東南アジア、インドを中心に自動車分野の販売は好調でしたが、中国、韓国、台湾における緩衝材・包材分野の需要減少や円高による外貨円換算額減少の影響もあり売上は減少しました。発泡性ポリスチレン「スチロダイア」は、家電分野、建材・土木分野の復調がありましたが、当第2四半期の天候不順による水産分野、農業分野の需要減少、及び製品価格低下の影響により売上は減少しました。ユニットバス天井材に使用されているハイブリッド成形品「スーパーブロー」の売上は減少しました。

ビーズ事業全体としては、販売数量は増加しましたが、製品価格低下や海外事業の外貨円換算額の減少の影響により売上は減少しました。利益面では、外貨円換算額の減少による影響はありましたが、販売数量の増加や原材料安が継続したこともあり増益となりました。

これらの結果、ビーズ事業の売上高は33,011百万円(前年同期比8.0%減)、営業利益は3,892百万円(同14.7%増)となりました。

 

(その他)

一般包材は、国内では、熊本地震の影響による自動車・光学製品向け梱包材需要の減少もあり、売上は減少しました。中国では、新規製品の拡販はありましたが、従来製品の販売減により売上は減少しました。

これらの結果、その他の売上高は2,784百万円(前年同期比2.3%減)、営業利益は68百万円(前年同期は営業損失18百万円)となりました。

 

 

(2)財政状態の分析

当第2四半期連結会計期間末における総資産は108,244百万円で、前連結会計年度末に比べ6,892百万円減少しました。このうち流動資産は4,962百万円減少し、固定資産は1,930百万円減少しました。

負債は38,242百万円で、前連結会計年度末に比べ4,396百万円減少しました。このうち流動負債は2,001百万円減少し、固定負債は2,394百万円減少しました。

これらの結果、当第2四半期連結会計期間末の純資産は70,001百万円、自己資本比率は60.9%となりました。

 

(3)キャッシュ・フローの状況の分析

営業活動によるキャッシュ・フローは、増加要因である税金等調整前四半期純利益5,022百万円、減価償却費2,418百万円などに対し、減少要因である法人税等の支払額2,255百万円、売上債権の増加1,391百万円などにより、差引き3,843百万円の収入(前年同期比66百万円増加)となりました。

投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得による支出3,552百万円などにより、3,249百万円の支出(同28百万円減少)となりました。

財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の純増による収入958百万円に対し、長期借入金の返済による支出2,620百万円、配当金の支払額745百万円などにより、差引き2,647百万円の支出(同2,558百万円増加)となりました。

これらの結果、当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ2,975百万円減少し、7,319百万円となりました。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5)研究開発活動

当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1,056百万円であります。

 

(6)主要な設備

当第2四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設の計画は、次のとおりであります。

 

会社名

所在地

セグメント
の名称

設備の内容

投資予定額

(百万円)

資金調達方法

実施時期

提出会社

兵庫県

たつの市

押出事業

発泡ポリスチレン押出ボード「ミラフォーム」の製造設備
(新工場の建設)

約4,000

自己資金

及び

借入金

平成28年5月

平成30年11月